著作集9『デザイン史学再構築の現場』第三部「デザイン史学を日本へ」の初出は、下記に示すとおりです。ただし上梓するにあたり、全体として、形式的には用語と表記の統一を施し、内容的には新たな知見を若干補い、正確を期するために加筆を行なっています。
第一話 〈海外報告〉英国におけるデザイン史研究の現状 1988年8月31日に宝塚造形芸術大学で開催された第117回意匠学会研究例会において口頭発表した際のオリジナル・テクスト。その後、「(海外報告)英国におけるデザイン史研究の現状」『デザイン理論』第27号、意匠学会、1988年、158-165頁に収録。なお、参考図版の34点は、この著作集の公開に際して特別に作成したものです。
第二話 〈海外デザイン研究誌紹介〉Journal of Design History 「(海外デザイン研究誌紹介)Journal of Design History」『デザイン理論』第32号、意匠学会、1993年、119-120頁。
第三話 新しい「デザイン史研究」を求めて 「新しい『デザイン史研究』を求めて」『ニューズレター』第3号、神戸大学大学院総合人間科学研究科、1999年4月、5頁。なお、参考図版の3点は、この著作集の公開に際して特別に作成したものです。
第四話 神戸大学表現文化研究会の発足にあたって 「神戸大学表現文化研究会の発足にあたって」『表現文化研究』第1巻第1号、神戸大学表現文化研究会、2001年11月15日、巻末(ノンブルなし)。
第五話 『デザイン史学』の創刊にあたって 「『デザイン史学』の創刊にあたって」『デザイン史学』第1号、デザイン史学研究会、2003年10月4日、2-3頁。
第六話 シンポジウム「戦後復興期の日本デザインを語る」 「いかにして『日本』はつくられたか――戦後復興期の日本デザインを語る(デザイン史学研究会主催第2回シンポジウムより)」『カースタイリング』第32巻第6号(通巻163号)、三栄書房、2004年11月30日、94-95頁。
第七話 表現文化研究の地平 「表現文化――その研究領域の刷新と学問的射程」、神戸大学発達科学部編集委員会編『キーワード/人間と発達』大学教育出版、2005年、184-185頁。
第八話 グローバルな学問土壌のなかでのデザイン史学研究会 2005年11月に神戸大学に提出した「社会貢献レポート」の一部。
第九話 モダニスト・イデオローグ以降のデザイン史入門書 編集の手が入る前のオリジナル・テクスト。その後、一部に手が加えられ、「学び直しの5冊――工業デザインの視座」『週刊ダイヤモンド』第96巻第24号(通巻4233号)、株式会社ダイヤモンド社、2008年6月21日、79頁に収録。