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黒田慶子 Kuroda, Keiko 神戸大学 名誉教授



自己紹介
  • 専門:森林病理学,樹木組織学。ナラ枯れやマツ材線虫病の発病メカニズム,樹幹の水分通導などミクロな世界を研 究する一方で,予防医学の観点から里山や人工林の健康維 持に取り組む。
  • 1985年より森林総合研究所。 2010年より神戸大学大学院 農学研究科森林資源学研究室教授
  • 2022年 神戸大学名誉教授、京都大学生存圏研究所特任教授、 Arboreta合同会社起業
  • 2024年 神戸市副市長就任、仕 事の内容は神戸市HPへ
  • 所属学会等:日本森林学会(理事,2018〜20会長), 樹木医学会(理事),日本木材学会,植物病理学会, International Association of Wood Anatomists (IAWA Journal 編集委員), International Academy of Wood Science理事, 大日本 山林会(理 事)など
  • 著書:「森林病理学」朝倉 書店, 「ナラ枯れ被害を防ぐ里山管理」「ナラ枯れと里山の健康」林業改良普及叢書, 森林保護学 (共著)sなど


専門分野 の解説は次の2項目から
森 林病害と防除

  1. 病理解剖 森林病理学に用いる研究手法
  2. マツ枯れ  マツ材線虫病の基礎から発病の仕組みまで
  3. ナラ枯れ  キクイムシが媒介する伝染病、集団枯死の原因
  4. 通水阻害  樹木萎凋病ではなぜ通水が停止するのか
  5. 防御反応  病原体の侵入に対する宿主細胞の反応
  6. MRI(核磁気共鳴画像法)病 理研究に用いる非破壊手法
  7. キクイムシと共生菌 共生までの進化を考える
  8.    イチジク株枯病  感染戦略に関する解剖学的研究
       デ イゴの衰退枯死 原因はデイゴヒメコバチではない
  9. 人工林の病害  針葉樹人工林の枯死や材質低下
  10. 外来病害へ の警戒   外来生物による病害拡大への警戒

樹木生理と生態系の健康
  1. 森林の健全性とは 樹木の健康診断を考える
  2. 樹液流の持続性 木部樹液の動きと樹木の健康
  3. 乾燥耐性 (作成中)クスノキなどが水分欠乏から回復する理由
  4. つる植物の生態 サルナシやフジにおける通水回復現象
  5. 木材資源 都市近郊の樹木を資源として利用するには
  6. 里山管理 里山保全の課題と研究プロジェクト・演習
  7. エコツーリズ ム 無形の里山資源の利用方法
  8. 野生獣管理 里山植生を持続させるには野生動物の管理が必須
  9. 環境教育 一般および高校生以下を対象としたセミナー等
  10. 倒木事故 樹木折損による建築物破壊や人身事故の防止
  11. コー ヒー栽培 低標高の沖縄県における栽培技術の検討




★「森林病理学」 朝倉 書店(2020年4月5日発行) → 掲載情報 
森林と樹木の健康・病気について、畑作物(草本植物)とどう違うの か,また単 木の病気だけでなく,森林生態系の中での病気の伝搬や被害拡大を念頭に,解説 しました。農学部の学生(森林科学系)・大学院生,樹木医,樹木医を目指す 方々を対象としています


ナ ラ 枯れについて 里山整備NPOや樹木医の方々へのお願いで す
コナラやクヌギ、カシ類などが集団で枯死する「ナラ枯れ」が、従来の被害地に加えて関東地方でも増 加していま す。これは菌 類による伝染病で、病原菌をカシノナガ キクイムシ(養菌性キクイムシ)が媒介し ます。被害で枯れる樹種 はブナ科の中のブナ属以外の樹種 (ドングリのなる木)で、ブナは枯れません。サク ラなど他の樹種も加害されることがありますが、枯死 の報告はありません。防除手 法は開発されていますが(枯死木 伐倒および薬剤燻 蒸)、 被害が増えると効果が見込めません。「ナラ枯れ被害を防ぐ里山管理」(林業改良普及叢書)や本HPの情報(ナ ラ枯れ)を確認 してください。  防除 法、被害拡大の特徴について、間違った情報が多数 出ています。 


 

最近の研究テーマと報告
★ マツ枯れ防除:樹幹注入剤の継続使用で枯死木が増加→こ こをクリック

★沖縄県花デイゴ の枯死原因は Fusarium属 菌の 感染であるこ とを報告
 新しい論文がPlant Diseaseに掲載されました(2020年2月)。
    Takashina et al. 2020 全文ダウンロード
    Kuroda et al. 2017 全文ダウンロード  詳細はデイゴの衰退 枯死

★巨 樹巨木の倒壊原因に関する研究報告→ 新着情報へ 
★つ る植物フジとサルナシの生存戦略の違い
   ・・・フジが乾燥に耐えられるのはなぜ → 新着情報へ
★ク スノキの水分通導の特性から生存戦略について考 える→ 新着情報へ

新しいページ を追加しました(目次も参照)
ドラム缶炭焼き窯とナラ類の炭 
神戸市キーナの森でバイオマス利用を考える 2015/10/17





タカサゴキララマダニ 
兵庫県丹波篠山市, 2013,7月
里山では、ニホンジカやイノシシの増加に伴い、ダニやヒルが増加しています。防 虫スプレーで対策をして下さい。ダニが皮膚に付着したら引きちぎらないこと。頭が 皮膚に残ると化膿することがあります。ワセ リンをダニの体全体に盛り上げて窒息させる と落ちるそうです。病気を媒介することがあるので、心配なときは医者に相談を。

★マニュアル類
(新着ではありませんが,よく質問されることをまとめ ています。)

  1. 1. 「里山管 理を始めよう~持続 的な 利用のための手帳 ~」
  1.   大 住克博・奥敬一・黒田慶 子編著,森林総合研究所発行
  2.   pdfダウン ロード
  1. 2.「ナラ枯れと里山の健康」 黒 田慶子編著 
  2.     全国林業改良普及協会発行(外部サイト)
3.「ナ ラ枯れの被害をどう減らすか」,黒田慶子・大 住克博・奥敬一編著,森林総合研究所発行,
    2012年改 訂版 pdfダウンロー ド   

4.「里山に 入 る前に考えること」  森林総合研 究所発 行,2010年  pdf ダウンロード