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里山広葉樹活用プ ロジェクトの趣旨と概要

  神戸大学 黒田慶子  株式会社Andeco 共同事業

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★里山の広葉樹を木材として活用するための実践的研究

  里山の荒廃のことは認 識されつつありますが、里山林は本来は農業用の林だったので、その所有者の大半は農家(農村集落)です。薪などとして資源を 使わなくなった現状では、自発的に里山の管理をするのが困難です。一方、家具や内装用の木材は輸入に依存し、北海道以外の国 産材はほとんど流通していません。里山の木は放置あるいはパルプ用に極めて安価に売られ、「国内の木材資源が使えない」状況 が続いています。
  国産広葉樹は、「元薪炭林だから材質が悪い」という関係者は多いのですが、ここには誤解があります。日本の広葉樹は樹種 数が多いので、適材適所の判断と加工技術が必要なこと、同一樹種が大量に出てこないため、敬遠されやすいのです。
  今後、海外の資源への全面依存にはリスクがあり、一方で、半世紀以上放置された里山では蓄積が増えました。その資源を積 極的に使えるようにしたいと考え、このプロジェクトを始めました。樹木という再生可能資源の持続的利用こそ、循環型社会の実 現に重要です。資源利用を地域経済に組み込むには、薪と炭の昔に戻すのではなく、広葉樹材生産やグリーンツーリズムなど新た な仕組みや企画が必須となります。
  ここでは、「流通しない国産広葉樹」を流通させる方法を提案していきます。

プロジェクト としてのアプローチ

a) 課題解決への期待 

広葉樹の板材価格は全般に 針葉樹材より高価で、里山材が妥当な価格で販売できると森林所有者(農村集落)の管理意識が高まり、国土の持続的管理につな がる。しかし、「どこに、どんな材が、どの程度あるか」という情報さえ無い。そこに焦点を定めて、森林産業として地域の収入 を増やし、持続的管理によって循環型社会を実現させたい。
b) 新たな仕組み 
里山材が流通しない理由は、所有者が資源の価 値を知らないことが大きい。そこで、「有利に売る」ために、立木段階や出材時に資源をカタログ化(電子記録)し、売り手が優位に立て る仕組みを作っていく。クラウドサーバ上のデータ継承により、里山木材のトレーサビリティが確立できる。消費者には産地情報と木材を 合わせて販売する。 
c) 技術開発 
国産材を購入したい企業は増えているが、必要 量が入手できない。市場での対面販売、素材業者等による「符号・記憶」依存というアナログ的管理のためである。電子タグ、QRコー ド、クラウドサーバ利用による電子的管理に移行させると、立木段階から資源を把握して販売できる。また、山から購入者までのトレーサ ビリティを保証できる。この電子カタログ化技術はほぼ完成し、社会実装を開始したところである。





 
















↑半世紀以上の放置により高齢化してしまった里山林。
ナラ類やサクラ類その他、用材として利用できる樹木が
増えたが、利用への検討が進んでいない。


実は使える、里山の多様な広葉樹

        代表的な里山の樹木36種 大五木材「森のかけら」





















里山材を使う提案: 立木からデジタル管理で、売り手に有利な流通












デジタル化によるデータ管理で流通の改革













事業化によって実現できる事柄













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