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森林保全のための野生獣類の管理

神戸大学大学院農学研究科 森林資源学研究室  黒田慶子  

ニホンジカによる萌芽枝の食害

里山植生を持続させるには野生動物の食害防止が必須であ り、特にニホンジカの頭数管理が重要です。しかし現在は補助金頼りで、捕獲シカの9割が利用されず廃棄されてい ます。森林そのものの管理よりも、動物の管理が重要になっているため、鹿肉の食資源としての活用を進めていま す。

アスリートへの鹿肉の提供を提案したところ、スポーツ医 学への貢献という思いがけない道が開けてきました。日本のスポーツトレーナーには人体解剖の機会がなく、シカの 筋肉の解剖で得るところが大きいということです。そのような経緯で、「鹿肉を利用した職と食のセミナー」を開催 します。

里山セミナー 2

ニホンジカの意外な活用

―スポーツ医学への寄与―

指導:中岡聖、新田哲也

里山の林床にはニホンジカのフンが散乱(篠山市)

里山セミナー 1

ニホンジカを食資源に

するための取り組み

参加費: 3500円〜(鹿肉・食材代など)