神戸大学 Human Science Society (HuSS)

※2003年より,「神戸大学人間科学研究会」から名称変更いたしました。
神戸大学 Human Science Society(HuSS;ハス)では,心理学を初めとしながらも,広く人間科学・人文科学系の学問を自由に研究する場を提供することを目的として,神戸大学大学院人間発達環境学研究科の心理学系教員や学生が中心となって,2001年度から定期的に研究会や公開講演会を行っております。
本研究会は,関心のある方は,どなたでも参加は自由です。学外の方も,大歓迎です。本研究会は,純粋に「学問」や「科学」を追究する会ですので,何の制約もございません。
なお,研究会後には,JR六甲道駅周辺で懇親会があり,発表者や参加者同士の交流を深める機会を設けてあります。
各回の研究会の参加者は20名程度です。公開講演会の参加者は100名程度になります。
多くの方のご参加をお待ちしております。
※本研究会と第3回公開講演会については,「社会貢献レポート」として,学内HPのこちらに紹介されています。
新着情報!
<HuSS主催 第4回公開講演会>
この度,神戸大学にて,小野博史先生(前橋国際大学)の公開講演会を開催いたします。
小野先生は,民俗学をご専門となさっており,フィールドワークや質的研究の方法論について詳しい方です。
今回は,近年の心理学における質的研究の問題点などもご指摘していただき,
人文科学における質的研究の意義と限界について,民俗学的資料を用いて,広く語っていただきます。
関心のある方は,どなたでも参加は自由です。
周りの方々にも是非お声をおかけ下さい。
多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。
日 時: 2010年1月21日(木)16:00〜18:00
(講演会終了後,JR六甲道駅近くで懇親会を開く予定です)
場 所: 神戸大学発達科学部 F256室
(JR六甲道駅もしくは阪急六甲駅から,市バス36系統「鶴甲団地」行きで,
「神大発達科学部前」下車)
題 目: 人文科学における質的研究の意義と限界
講演者: 小野博史(前橋国際大学)
対 象:神戸大学教職員・学生・その他一般の方々
参加費: 無料
●講演概要
日本の民俗学では資料を得るための主な手段として,フィールドワークと称して現地に赴き,聞き書きと呼ばれるインタビュー形式の調査を行う。そして多くの研究者はこの方法によって得た資料を基にして論文を執筆する。
ところで,近年の心理学においては,質的研究などと称して,少数の話者から得た資料を分析した研究が少なくない。多くの可能性をもつアプローチであるとする主張も散見される。しかし,心理学における近年の流行ともいえるこの種の主張は,フィールドワークを行う民俗学や文化人類学ではごく当たり前に受け入れられてきたものである。その意味ではオーソドックスな手法といえるにもかかわらず,誤解されている点も多く,問題が多いと思われる。
当日は,民俗学の視点から,人文科学における質的資料の意義と限界について,民俗学的な資料を用いて述べたい。民俗学という学問になじみのない方にもわかりやすい話となるように心がけるので,気楽に話を聞いていただきたい。
主 催 : 神戸大学 Human Science Society(HuSS)
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
※講演会についてのご連絡・お問い合わせは,
谷(E-mail:ftani@kobe-u.ac.jp)まで。
なお,学外の方でご参加なされる方は,
事前に必ず谷までご連絡下さい。
●これまでの研究会の紹介
第1回研究会
第2回研究会
第3回研究会
第4回研究会
第5回研究会
HuSS主催 第1回公開講演会
第6回研究会
第7回研究会
第8回研究会
第9回研究会
第10回研究会
HuSS主催 第2回公開講演会
第11回研究会
第12回研究会
第13回研究会
第14回研究会
第15回研究会
HuSS主催 第3回公開講演会
<HuSSに関する連絡先>
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
谷 冬彦
ftani@kobe-u.ac.jp
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