研究紹介
低温固体反応の研究
常温固体反応とその意義
最近、私達は、共有結合性の三次元骨格の組替えが室温で起こる固体反応を新たに見出しました。通常、共有結合性骨格の組換えには、数百℃の加熱が必要なので、この反応は非常に興味深い反応と言えます。
新しい合成方法を開発する上で、このような従来とは異なる反応は非常に有効と言えます。また、このような低温で非常にゆっくりと進む反応は、従来高温では一瞬で終わってしまうような、反応時の骨格組換えなどの様子をスローモーションで覗かせてくれる非常に重要な研究対象になります。下のアニメーションはこの反応過程の試料の粉末X線回折パターンの変化を示したものです。
粉末X線回折

この反応で起こる構造の変化
私達は、そのような観点に立ち、私達が最近見出したこの室温反応のメカニズムを調べています。この反応では、層状の酸化物骨格を持つ水和アルカリモリブデンブロンズがトンネルタイプの酸化物骨格をもつ六方晶デカモリブデン酸塩へと変化します。
Fig.1-3にそれぞれ両構造の比較、両構造に共通する基本構造、両構造における基本構造の連結の仕方の違いについて示します。
低温固体反応(LTSSR)
低温固体反応(LTSSR)

研究紹介一覧
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