海外実習活動開始
海外実習参加を希望する新M1が集まり、第4回会合参加に向けて、去年設立されたNGO・KURIMを引き継ぎ、今後の指針を決定しました。
海外実習の説明会が行われ、今後のスケジュールが確認され、正式に参加希望者が確定されました。今年は、M1・6名を中心に活動していきます。詳しくは、メンバー紹介をご覧ください。
参加手続確認
今回の会合の事務を担当する生物多様性条約(CBD)事務局へ、NGOが会合にオブザーバーとして参加するための資格を確認し、参加申込み手続を確認するため、現地時間に合わせ、電話問い合わせをしました。
英語でのやり取りとなるため、事前に質問事項を書いた原稿を用意し、電話に望みました。 相手の第一声がフランス語のため驚きましたが、その後NGOの参加要件を確認し、その手続を確認しました。会議用電話使用したため相手の声が聞こえ、全員が緊張のひと時でした。

参加申込み
前回電話で確認した申込み手続に従い、参加申込書を作成し、事務局へFAX送信を行いました。その直後、CBD事務局に電話をし、FAXがきちんと受信されているかどうか確認しました。
また、メールでもFAXで送信した申込書と同様のPDFを送信し、確実に参加登録を行ってもらえるようにしました。 3日後、事務局担当者より、私たちの参加を歓迎するとの旨のメールが届きました。
夏季勉強会
会議の参加に向けて、第1回夏季勉強会を開催しました。勉強会は、会議の議論を理解し、発言や有意義な活動を行うため、重要な準備作業となります。
メンバーを3グループに分け、1)カルタヘナ議定書の概要(上田・野中)、2)これまでの公開作業部会の交渉経緯(桑田・山下(維))、3)環境分野における賠償制度の概要(藤井・山下(朋))について、それぞれ調査を進め、進捗状況の報告をしました。
また、夏季休暇中の課題を設定し、今後も夏季勉強会を開催していくことを確認しました。

第2回夏季勉強会では、CBD事務局のHPに公開されている会議資料を基に、今後の調査の方向性を確認しました。
第3回夏季勉強会では、前回の会議資料の内容を報告を行うと共に、カルタヘナ議定書における遺伝子改変生物のライアビリティー制度についての内容・議論に関する論文報告を行いました。
第4回夏季勉強会では、文献リストとこれまでの調査の簡単な進捗状況を報告しました。

第5回夏季勉強会では、国際環境法におけるライアビリティー制度について複数の論文を下に、その内容と論点を確認しました。
第6回夏季勉強会では、夏季休暇最後となる次回勉強会に向け、現状と方向性を報告しました。また、担当教官より助言をもらいました。
報告会
この日から、大学院の後期授業が始まり、夏季勉強会の成果を発表すべく多国間交渉論の時間を使って、カルタヘナ議定書におけるライアビリティーの問題を初めて聞く学生に向けて、報告を行いました。
内容は、カルタヘナ議定書とはどのようなことを定めたものか(上田・野中報告)、ライアビリティーとは何か(山下(維)・山下(朋))、また、どのような場で議論され、現在何が論点となっているか(藤井・桑田)、についてでした。
知らない人へ説明をすることにより、これまで学んできた知識を整理して、理解を深めるプロセスとなりました。
インタビュー練習
CBD事務局職員及びNYの国際機関職員へのインタビューに向けて、練習を行いました。 私達はこれまで、インタビューするため、相手の業務を調べ質問内容を考えるのはもちろんのこと、インタビューのアポイントをとるためをするため、書簡やメールを"適切な"英語で書く訓練を重ねてきました。
この日のインタビュー練習では、先生や先輩を相手に面接のシュミレーションを行いました。また、その姿をビデオで撮影し、後で全員で見返しながら、良い点・悪い点を指摘し、改善を図りました。実際に、自分の姿をモニターで客観的に見ることで、不足している点が明確に見えました。他の人の姿や指摘から、更に準備を重ね、より良いインタビューができるようにしていきたいと思います。
前回に続き、インタビュー練習を行いました。インタビュー相手には忙しい中時間を割いていただくため、インタビューを有意義な議論にしなくてはなりません。メンバーは、更に質問内容、聞き方を練り直し、よりスムーズに会話が流れるようインタビュー構成も考えました。結果は、前回より改善は見られたものの、反省点も残りました。きちんと質問などを再度考え直す一方で、相手からの質問や反応に臨機応変に対応することが求められると、痛感しました。
明後日は、いよいよモントリオールへ向けて出発です。会議に参加するための資料の準備を含めて、残された時間で可能な限りの準備を行い、出国したいと思います。


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