西田研究室では 2012 年度から学部生・院生の研究指導を行っています。
私たちはインタラクションデザイン、特に「コミュニケーションのユニバーサルデザイン」を目標に研究を行っています。 アイデア作りから始めて、アプリケーションやシステムを開発し、実際に使ってみるまでを通して行います。
PC やスマートフォンなどの情報機器を使いやすくする研究や、情報技術を活用して日々の生活を豊かに楽しくする研究を行います。日々の生活の中で、情報機器がうまく利用できない場面や情報技術を活用すると楽しくなりそうな場面を見逃さない観察力に加えて、様々なアイデアを素早く形にするプロトタイピングが重要になります。
人と人とのコミュニケーションには様々なコツやお約束があり、それを外してしまうとコミュニケーションがうまく行かなかったり、コミュニケーション下手だと思われたりしてしまいます。私たちの目標は、情報技術を活用することでコミュニケーションの様々な問題を解決し、「コミュ力」がなくても大丈夫なコミュニケーションの環境を作ることです。
人が多いと緊張してしまう、知らない人に積極的に話しかけられないなど身近な問題が研究対象になります。傘連判状のような歴史的なコミュニケーションの工夫から発想することもあります。「国際」が付く組織にいるからか外国語がうまく話せない問題なんかにも取り組んでいます。
このような研究には「コミュニケーションが苦手だ」と悩んでいるような人の方が向いているかもしれません。たとえば消極的な人が誰かに話しかけたいというときには積極的な人をはるかに上回る策を脳内で巡らせるものです。私自身もコミュニケーションが得意ではありませんが、悶々と考え抜いたことから研究のアイデアが生まれることがよくあります。
そして何より、当たり前のことだと思ってあまり言わないできたのですが、しっかりと指導します。
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