これからの研究

 当研究室では、N型糖鎖をはじめとする糖鎖の研究を大きなテーマとして考えています。第一の生命鎖として「核酸」、第二の生命鎖として「タンパク質」が挙げられており、これらはこの30年で大きく理解が進んできましたが、第三の生命鎖である「糖鎖」は複雑で、まだまだ研究が進んでおらず、今後大きな伸びしろがある分野です。また歴史的にも現在も、この糖質研究において日本はこれまで世界を牽引しており、世界の最先端の研究ができる基礎があります。具体的に何を研究するか、ということは一番大切かつ公表できないので、ここに書ける範囲になりますが、

  1. どのように構造異常タンパク質が分解へと導かれるか?という分子機構のさらなる解明
  2. これまで構造異常タンパク質の分解を促進していた分子が、あるタンパク質の構造形成に効くのではないか?というこれまでの概念を覆すような現象の解明
  3. ある糖タンパク質の構造形成には必要ないと考えられていた分子が、非常に重要な役割を果たしていることがわかってきたことに対するさらなる解析
  4. これまで小胞体に局在し機能していると考えられていたタンパク質が、実はゴルジ体に存在していることが分かってきており、ゴルジ体において本当はどのように機能しているか?の解析

などを考えています。

これらの研究の話を聞いてみたい/やってみたいなど、興味のある方はぜひご連絡お待ちしております。(回生、学部、専門、また院生、ポスドクなど身分も問わず)
幅広い方々と研究のディスカッションできれば嬉しく思います。

1、2、3回生の学部生も実験に早めに触れてみたいなどのモチベーションで、セミナーの参加や、実験補助バイトも場合によっては対応できるかと思います。ご連絡ください。よろしくお願いします。

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