所属 | |
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神戸大学大学院人間発達環境学研究科(国際人間科学部)教授 | |
専門 | |
発達心理学,教育心理学 | |
学位 | |
博士(教育学) | |
略歴 | |
京都大学教育学部卒業, 京都大学大学院教育学研究科博士課程修了, 日本学術振興会特別研究員(DC1,PD), 岡山大学大学院教育学研究科(教育心理学講座)専任講師,准教授, 神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授を経て,現職に至る |
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所属学会 | |
日本心理学会,日本教育心理学会, 日本発達心理学会,日本認知心理学会 |
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学会運営(現在) | |
日本心理学会 代議員 日本教育心理学会 『教育心理学年報』編集委員会 委員長 日本発達心理学会 代議員 |
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社会的活動(現在) | |
神戸大学附属中等教育学校 スーパーサイエンスハイスクール SS推進アドバイザー, 兵庫県立加古川東高等学校 スーパーサイエンスハイスクール運営指導委員会委員, ベネッセコーポレーション アドバイザー |
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電話番号 | |
078-803-7701(研究室直通) | |
メールアドレス | |
稲盛財団から取材のご依頼をいただき,嘘の発達を中心にこれまでの研究成果と教育的な示唆をおまとめいただいたインタビュー記事 「3S研究者探訪 #07 林 創 嘘のつき方でわかる子どもの心の発達 ─実験と観察で心の仕組みを明らかに─」が公開されました(2022年3月22日)。
林 創『子どもの社会的な心の発達 ―コミュニケーションのめばえと深まり―』金子書房
子どもの心は驚くべき変化が起こり、まわりの人たちとかかわる準備が進みます。本書は,そうした〈他者に心があることがわかる〉心が育つようすを,「心の理論」「メタ認知」「実行機能」の3つをキーワードにさぐります。「うそ」や「道徳性」,コミュニケーションの発達を中心に,日常場面や教育場面に知見を活かそうと試みています。ドラマや映画のエピソードも取り入れ,発達心理学の面白さがわかりやすく伝わることを目指しました。
一般の方々や,大学生・大学院生, 研究者の方々,現職の教員(幼・小・中・高・特別支援・養護など)や保育士など,多くの方々にぜひご一読いただければ幸いです。
おかげさまで好評をいただけ,4刷となりました(2021年12月)。
<目次>
第1章 他者の心の理解
第2章 他者の心の理解のめばえと深まり
第3章 うそと欺きの発達
第4章 道徳性の発達
第5章 コミュニケーションの発達
第6章 メタ認知を育む
林 創・神戸大学附属中等教育学校『探究の力を育む課題研究 ―中等教育における新しい学びの実践―』学事出版
新学習指導要領では,高等学校での「総合的な学習の時間」は「総合的な探究の時間」なるように,「探究」は新しい学びを代表するキーワードです。そこで,本書は,設立10周年にあわせて,神戸大学附属中等教育学校の実践をまとめ,全国の探究指導および課題研究の取組の参考になることを目指して刊行したものです。具体的には,神大附属の課題研究の具体的な指導の様子と成果,および生徒の成長をまとめた「実践編」と,実践の背後に位置づけられる理論的枠組みをまとめた「理論編」によって構成されています。
おかげさまで好評をいただけ,3刷となりました(2021年3月)。
<目次>
第1章 探究(課題研究)とその背景
第2章 新しい学びとしての探究
第3章 神大附属の課題研究(卒業研究)の概要
第4章 オリエンテーションとテーマ設定
第5章 課題研究の指導
第6章 課題研究の評価
第7章 発表会
第8章 課題研究の成果と大学入試・大学での学びのつながり
第9章 課題研究の効果の検証
第10章 卒業論文とポスターの例
清水由紀・林 創(編著)『他者とかかわる心の発達心理学 ―子どもの社会性はどのように育つか―』金子書房
目に見えない心の存在に子どもはいかに気づき,「他者とかかわる心」(社会性)をどのように身につけていくのでしょうか。 本書は,社会性の認知発達で活躍されている若手研究者に執筆をお願いし,研究者(執筆者)自身が感じている 発達のおもしろさや興奮を,読者も追体験できるようにまとめたものです。 得られた成果から「教育や日常生活への示唆」も考えておりますので,研究者の方々や,大学生・大学院生はもちろん, 現職の教員(幼・小・中・高・特別支援・養護など)や保育士など,多くの方々にぜひご一読いただければ幸いです。
おかげさまで好評をいただけ,6刷となりました(2022年4月)。
東京大学大学院教育学研究科(教育学部)の遠藤利彦先生が『児童心理』2012年10月号(金子書房)の書評で本書を紹介してくださいました。
山田剛史・林 創 『大学生のためのリサーチリテラシー入門 -研究のための8つの力-』 ミネルヴァ書房
学士力の育成に向けて,研究を遂行するために必要な基礎的能力についての入門書を執筆しました。 「メタ認知」「クリティカルシンキング(批判的思考)」「心の理論」という心理学の3つの重要概念を踏まえ, これらを意識することが大学での学びにとって有益であるという,これまでの類書にあまり見られない視点から まとめられています。ぜひご一読いただけますと幸いです。
おかげさまで好評をいただけ,16刷となりました(2022年1月)。
岡山大学大学院教育学研究科(教育学部)の曽布川拓也先生(数学教育講座)と桑原敏典先生(社会科教育講座)がブログで本書を紹介してくださいました。
本書を教科書として用いて,共著者の山田剛史先生(教育心理学講座)とご一緒に合同ゼミ(山田ゼミと林ゼミの3年生対象)を実施しました。その教育実践の成果を論文にまとめましたので,ご一読いただけましたら幸いです。
近年,中等教育(高等学校)の「課題研究」(探究学習)においても,本書を教科書として使用していただけております。たとえば,神戸大学附属中等教育学校では「Kobeプロジェクト」というカリキュラムがあり,6年間の集大成として,生徒自身が一人ずつ選んだテーマについて「卒業研究」を進め,論文にまとめる活動が行われています。その「研究」のスキルを身につけるために,本書を使用していただけています。
幼児期および児童期を中心とした認知発達に関する研究に関心があり,とくに「心の理論」の考え方をベースに,子どもの社会性の発達に関する研究を教育的視点をふまえながら進めています。とくに,嘘(欺き)や道徳判断などの発達に着目した研究を進めています。
(研究成果や講演については,研究業績や講演・その他をご覧ください)
「総合的な探究の時間」にかかわる批判的思考の育成を,「リサーチリテラシー」をキーワードに進めています。楠見 孝 先生(京都大学)が代表者の研究グループ,山田剛史先生(横浜市立大学),およびベネッセコーポレーションとの共同研究です。