大澤 剛士(OSAWA Takeshi)

博士課程2年

key words: 植物生態学・景観生態学・計算生態学
e-mail: takeshi@@stu.kobe-u.ac.jp
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研究テーマ

河川環境における生物多様性維持機構の解明

河川環境は、流水という媒体によって連続しています。 しかし、この連続性は複数河川が合流することによって、急激に変化します。 例えば流量が増加して流速が変化したり、水温が急変することも考えられます。 このように環境が急激に変化することによって、合流点では、様々な環境がモザイク状に 共存していると考えられます。このように様々な環境が共存する合流点では、 様々な生物が共存できるようになっている可能性があります。 この現象が起こるメカニズムを明らかにすることが、研究の大きな目的です。


数理モデルによる生物生息地予測

減少しつつある生物種の絶滅を避けるためには、 対象となる生物がどのような環境要求性を持つのかを明らかにする必要があります。 例えば気温、標高、水分条件など、種ごとで好む条件が異なります。 こういった条件を明らかにし、数理モデル化することで、実際に現地調査を行わなくても、 対象となる生物の『生息ポテンシャルが高い場所』を予測することが可能になります。 生態学研究の成果を保全の現場に適用するためには、限られたデータから、広域に適用できるような 情報を得る必要があります。これを実現できるような、適切なモデルを構築することを目指しています。


外来生物の管理

現在日本には、1500種を超える外来生物が定着していると言われています。 これら外来生物の中には、在来種の生息を脅かす恐れのある種も含まれています。 在来種を守り、本来の生態系を守るために、外来生物を適切に駆除していく方法を確立することが研究の目的です。




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