研究紹介(修士1回生): 中川 泰慈

 

プロフィール

中川 泰慈(なかがわ やすなり)

1988年生まれ

2011年森ノ宮医療大学保健医療学部理学療法学科卒業、理学療法士免許取得

2021年神戸大学大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域博士前期課程入学

地方独立行政法人市立吹田市民病院リハビリテーション科に勤務



研究テーマ:

高齢がん患者へのリハビリテーションに関する研究

 生涯でおよそ2人に1人はがんを経験することになるが、医療の発展により、がん生存者数と高齢がん患者数が年々増加している。高齢化社会に突入している本国において、高齢がん患者に対する治療が幅広く行われるようになり、治療後もいかに健康を管理・維持できるかは、患者本人にとっては勿論、社会的にも重要である。がん患者に対する運動療法の効果は多くの研究でその効果が示されているものの、高齢患者に対しては、ガイドライン等で推奨されている運動負荷が適応できない場合も少なくない。また十分な機能回復を待たずして退院する高齢患者をしばしば経験することから、機能回復もしくは維持を目的とした運動療法が退院後も継続できる環境の整備が必要と考えられる。そこで、高齢がん患者を対象とした入院中から退院後までのリハビリテーションの効果について検討したいと考えている。



学会発表:

「終末期がん患者に対するリハビリテーションの経験~介入によりADL・精神症状の改善を認めた一例~」中川泰慈 

第28回大阪府理学療法学術大会2016年7月10日  oral

「高齢がん患者に対するリハビリテーションの効果-前期高齢者と後期高齢者での比較-」中川泰慈、加納一則

第6回 日本がんリハビリテーション研究会 2017年1月8日  oral

「高齢化学療法患者に対する低負荷運動療法の効果-前期高齢者と後期高齢者の比較-」中川泰慈、加納一則

第29回大阪府理学療法学術大会 2017年7月2日  oral

「退院前がん患者の運動に対する自己効力感とその特徴」中川泰慈、中村凌大、加納一則

第9回 日本がんリハビリテーション研究会 2021年1月9日-31日  web




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