研究紹介(博士2回生): 小林 憲人
研究紹介(博士2回生): 小林 憲人
プロフィール
小林 憲人(こばやし のりと)
1980年生まれ
2010年はくほう会医療専門学校赤穂校理学療法学科卒業、理学療法士免許取得
2016年日本福祉大学通信教育学部経営福祉学科卒業
2016年兵庫県立大学大学院環境人間学研究科環境人間学専攻修士課程入学
2019年兵庫県立大学大学院環境人間学研究科環境人間学専攻修士課程修了
2019年神戸大学大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域博士後期課程入学
2020年認定理学療法士(領域:介護予防)取得
はくほう会医療専門学校赤穂校理学療法学科に勤務
研究テーマ:
要介護認定高齢者における転倒予防のための運動療法の検討
団塊の世代が75歳以上となる2025年以降は、国民の医療費や介護需要費の増大が見込まれている。また、急速な高齢化により要支援・要介護者が増加して社会的問題となることが予想される。介護が必要となる主な原因は、認知症や脳血管障害、高齢による衰弱、骨折・転倒である。これらのうち転倒に関する研究は、数多くなされており、地域在住高齢者の約20%が毎年転倒していること、また、障害を有する高齢者は、健康な高齢者に比べて転倒率が2倍近くになることが報告されている。転倒に関わる要因には、環境などの外因性リスクと、バランス能力、筋力低下、視力障害、薬剤などの内因性リスクとがあるが、主観的健康感や認知機能の影響に関しては十分に解明されていない。
そこで本研究では、要介護認定高齢者を対象として、主観的健康感、身体機能、認知機能が転倒にもたらす影響を明らかにし、転倒予防に有用なリハビリテーションプログラムの確立を目指したい。
論文:
小林憲人、宍戸聖弥、田路秀樹、三浦靖史:地域在住後期女性高齢者の介護度と身体機能との関連性
ヘルスプロモーション理学療法研究 10(1):27-31, 2020
学会発表:
「虚弱高齢者の主観的健康感の違いが運動機能・認知機能・身体活動量に及ぼす影響」小林憲人、山中亮二、東伸幸、神名克征、鎌田奈津美、田路秀樹
第56回近畿理学療法学術大会 2016年11月26日–27日 poster
「介護認定後期高齢者の身体機能・認知機能・活動能力が転倒に及ぼす影響」小林憲人、船引啓祐、神名克征、田路秀樹
第29回兵庫県理学療法学術大会 2017年7月9日 oral
「女性後期高齢者の介護度別にみた体力・日常生活活動・認知機能」小林憲人、田路秀樹
平成29年度日本地域理学療法学会フォーラム 2018年1月28日 poster
「自立・要支援・要介護女性高齢者の転倒歴に及ぼす身体機能の影響」小林憲人、田路秀樹
第5回日本地域理学療法学会学術大会 2018年12月8日–9日 poster
講演:
転倒恐怖感・フレイル・サルコぺニアについての検討 (特別講演)
第117回理学療法科学学会・作業療法科学学会 学術大会(岡山 web) 2021年5月22日
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