研究紹介(修士1回生):門田 健二

 

プロフィール

門田 健二(かどた けんじ)

1971年生まれ

2001年神戸大学経済学部経済学科卒業

2022年神戸大学大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域博士課程前期課程入学予定

(公財)日本パラスポーツ協会公認 初級パラスポーツ指導員



研究テーマ:

パラスポーツとAdapted Physical Activity

現在、障がい者のみを対象とした「障がい者スポーツ」から、誰もが楽しめるスポーツとしての普及を目指した「パラスポーツ」への改称が進んでいるが、東京パラリンピックの開催でパラスポーツへの関心が高まる一方、スポーツ庁が2020年に実施した調査によれば、成人障がい者のスポーツ(週1回以上)の実施率は24.9%で、健常者の59.9%よりかなり低い。

近年、障がい者だけでなく、疾患を抱えていたり、身体機能が低下していて、通常のスポーツや運動に参加することが難しい人も参加できるスポーツや運動として、Adapted Physical Activity(APA)が提唱されている。APAは、日常活動量の低下による二次的障害や生活習慣病の予防を通じて、障がい者だけでなく、より多くの人々のQuality of Life(QOL)の維持に有用であることが期待される。

自分自身が2019年にラクナ梗塞を発症して右半身に障害が生じ、パラ陸上競技活動(T37)を行っている経験も踏まえて、パラスポーツとリハビリテーション、さらにはAPAと言う、より広い視点での身体活動の有用性について検証していきたい。



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