研究紹介(博士3回生):藤本 太郎
研究紹介(博士3回生):藤本 太郎
プロフィール
藤本 太郎(ふじもと たろう)
1980年生まれ
2003年神戸大学医学部保健学科理学療法学専攻卒業、理学療法士免許取得
神戸大学大学院医学系研究科博士前期課程入学
2005年同修了
2017年神戸大学大学院保健学研究科博士後期課程入学
現在、株式会社スイッチオンサービスにて兵庫エリアマネージャーとして勤務
研究テーマ:
通所介護における自立支援方法の確立
団塊の世代が後期高齢者となる2025年にむけて、介護・医療費などの社会保障費が急増することが懸念されている。そのため、リハビリテーションの概念に基づく要介護高齢者に対する自立支援、即ち、要介護度の維持および改善を図るための効果的な方法の確立を求められている。一方で、我々リハビリテーション専門職は、医療機関での医療的介入方法については十分に教育されているが、在宅での生活期リハビリテーションについては系統立った教育を受ける機会が乏しい。特に、介護予防や通所介護などのように、1人のリハビリテーション専門職で多くの高齢者を支えるための介入方法は各事業所で模索下にあることから、エビデンスに基づく有効な方法の確立が求められている。
そこで、私は、通所介護におけるリハビリテーション専門職による効果的な自立支援方法の確立にむけた研究を行いたい。それにより、利用者の満足度向上ならびにQOL改善に寄与し、さらに、地域社会でのリハビリテーション専門職の活動が、社会保障費の抑制につながり得ることのエビデンスを積み上げたい。
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