加藤研究室のご紹介
生活科学と行動科学の融合から,健康の維持増進にアプローチ
加藤佳子
Yoshiko Kato
Yoshiko Kato
職位 : 教授
専門分野 : 健康心理学・健康教育
学位 : 博士(教育)
資格 : 公認心理師・健康心理士
研究のキーワード :
Well-being、ストレス、メンタルヘルスケア、健康支援、食行動
専門分野 : 健康心理学・健康教育
学位 : 博士(教育)
資格 : 公認心理師・健康心理士
研究のキーワード :
Well-being、ストレス、メンタルヘルスケア、健康支援、食行動
研究室への所属を
ご希望の方へ
加藤研究室では、健康心理学に興味を持ち、
意欲的に研究にチャレンジする方を歓迎します。
本研究室への進学や所属を希望する方は、
必ず事前にメールで加藤までご連絡ください。
本研究科の臨床心理学コースに入学し、
公認心理師を目ざす方も大歓迎です。
本研究室志望の方はこちらからご連絡ください
研究活動
主な研究テーマ
ストレスこころの健康の維持増進に関する国際共同研究を行っています。
オーストリアを研究の中核拠点とし,心の支援をする専門職や家族の心の健康に関する研究を進めています。
こころの健康の保持増進
食行動
健康の維持増進に大きく関与する食習慣の改善支援について、心理学的な検討をしています。
食習慣は日々の生活の中で、時間をかけて育まれます。そのため一旦形成された食習慣を改善することは、容易ではありません。そこでトランスセオレティカルモデルなどの行動理論に基づいて、科学的にアプローチを行う支援が提案されています。しかし行動理論を活用した支援は、いまだ初期段階の状況にあります。そこで研究室では、科学と実践の間の橋渡しを行う取り組みを目ざしています。
食習慣改善支援促進ツールの開発
研究業績
下記は主なものです。最新の業績はresearchmapでご覧ください。- Kato, Y., Hu, C., Wang, Y., & Kojima, A.(2021).Psychometric validity of the motivation for healthy eating scale (MHES), short version in Japanese. Current Psychology: A Journal for Diverse Perspectives on Diverse Psychological Issues. Advance online publication. https://doi.org/10.1007/s12144-021-01469-1.
- Roman, N., Rigo, A., Kato, Y., Horvath, Z., & Urban, R.(2021). Cross-cultural comparison of the motivations for healthy eating: investigating the validity and invariance of the motivation for healthy eating scale. Psychology & Health. 36 367-383.
- Greimel, E., Kato, Y., Mueller-Gartner M., Salchinger B., Roth R., & Freidl W. (2016). Internal and External Resources as Determinants of Health and Quality of Life. Plos One. 11(5).
- 加藤佳子 濱嵜朋子 佐藤眞一 安藤雄一 (2014) 食習慣改善に対する態度とメタボリックシンドロームの関連 平成17年 国民健康・栄養調査および国民生活基礎調査データによる解析 日本公衆衛生雑誌 61 385-395.
教育活動
主な授業
健康心理学、健康教育論、健康教育学特論ゼミでは学生それぞれが、興味関心のある心理学的課題に取り組んでいます。
学部生―卒業研究完成までの道しるべ―
◉3年生
自分自身が興味のある課題について、先行研究でどのような研究が進められているかを調べ発表します。
共同研究を行います。
3年生のおわりごろに、卒業研究のテーマに的を絞り、研究計画などについて、具体的に考え始めます。できれば予備調査などが行えるといいでしょう。
自分自身が興味のある課題について、先行研究でどのような研究が進められているかを調べ発表します。
共同研究を行います。
3年生のおわりごろに、卒業研究のテーマに的を絞り、研究計画などについて、具体的に考え始めます。できれば予備調査などが行えるといいでしょう。
◉4年生
大学院に進む人は、大学院での研究も考えながら、卒業研究のテーマに関する研究計画を掘り下げていきます。予備調査をふまえ、本調査を行います。
4年生の前期は、研究テーマに関する先行研究のレビューが課題です。後半は、データを分析し卒業研究の執筆を行います。論理的に論文を仕上げるためには、じっくりとデータと向き合うことも必要です。
大学院に進む人は、大学院での研究も考えながら、卒業研究のテーマに関する研究計画を掘り下げていきます。予備調査をふまえ、本調査を行います。
4年生の前期は、研究テーマに関する先行研究のレビューが課題です。後半は、データを分析し卒業研究の執筆を行います。論理的に論文を仕上げるためには、じっくりとデータと向き合うことも必要です。
ゼミ生の論文
- 健康な食生活における自己制御を規定する心理社会的要因
- 行動変容ステージを規定する心理社会的要因に関する研究
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- 幼児の野菜を食べる動機づけと好き嫌いとの関係
- トランスセオレティカルモデルにおける行動変容ステージと食生活の関連
- 大学生アスリートの試合時における状態不安とストレスコーピングの関係
- The relationships among the Stock-Flow Failure, Sense of Coherence and Health-Related Quality of Life
- 中学生の自律的動機づけと食行動および家庭の食環境との関連
- 大学生のSocial Networking Serviceの利用と心の健康との関連
- 大学生の家族関係と自尊感情の関連
- 大学生の領域自尊感情の検討
- 大学生のSense of Coherenceと両親の療育態度との関連
-ソーシャルサポートと生きがい意識に注目して― - インターネット依存を規定する心理社会的要因および生活習慣との関連 ―Sense of Coherence, ソーシャルサポート,Well-being (生きがい意識),自己制御に注目して-
- 在日留学生の異文化適応に関する研究
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(令和4年度)
(令和3年度)
(令和2年度)
(令和元年度)
(平成30年度)
(平成29年度)
(平成28年度)
(平成27年度)
(平成26年度)
(平成25年度)
- 青年期男女における愛着不安,セルフ・コンパッション,ボディ・アプリシエーションの関連
- 脅迫傾向を規定する心理社会的要因の検討 -養育態度および嫌悪感受性に着目して―
- 対人関係とウェルビーイングとの関連 -対人関係スタイルとヘドニックウェルビーイングに着目してー
- Observingとうつの関係を調整する要因の検討 -特性マインドフルネスに着目して―
(令和3年度)
- 優柔不断を規定する心理的要因の検討とwell-beingとの関連について
―自己制御傾向,自尊感情および自己効力感に注目して― - 新型コロナウィルス感染症の流行時における大学生の行動を規定する要因の検討
- 大学生の過剰適応と食行動異常の関係についての検討
- 大学生のSNS(Social Networking Service)依存に寄与する心理的要因と健康との関連
- 大学生のインターネット依存傾向に関する文献レビュー研究
(令和2年度)
- 大学生における自己制御力と食物摂取およびこころの健康の関連
(令和元年度)
- 大学生ボート競技選手の精神的健康について
- 音楽ジャンルの好みと精神的健康の関連性について
- 青年期におけるボディ・イメージの発達的変化に関する研究
- 朝食の内容と主観的健康度の関連について
(平成30年度)
- Sense of Coherenceと自己に対する有能さの感覚の関連性について
- 感情労働と働く意識との関連の検討
- スポーツに対する動機づけとSense of Coherence,生きがい感の相互関係
- アスリートの競技ストレスとコーピング
- インターネット依存を規定する要因の検討
- 乳製品摂取とストレス対処の関連について
(平成29年度)
- 大学生の余暇におけるフロー体験と生きがい意識およびSense of Coherence との関連
- 大学生のリーダーシップのスタイルがストレスの認知的評価にあたえる影響について
- 大学生の孤食・共食への態度と自律性の関連 ―自尊感情の適応的内実に着目して-
(平成28年度)
- 大学生の運動部活動経験と生きがい意識、ストレス対処能力との関連
- 運動部活動における経験とフロー効果の関係について
- 東日本大震災の被災者のメンタルヘルスとコミュニティ意識の関係および災害時における適切なソーシャル・サポートの考察
- 大学生の領域別自尊感情尺度の作成
(平成27年度)
- 大学生における友人との共食・孤食への意識とWell-beingとの関連について
- ゼリーの色が味の評価に与える影響
- バックグラウンドミュージックがパーソナルコンピュータ操作下のテクノストレスに及ぼす影響について
- 大学生の間食行動とストレスとの関連性
(平成26年度)
- チョコレートに対する態度と気晴らしのプロセスの関連
- 真面目な余暇と健康に関する研究 ―性格特性に注目して―
- 日本人成人における首尾一貫感覚SOC(Sense of Coherence)を高める要因の検討 ―ライフステージの特性に着目して―
- 大学生における被服の選択理由と健康に関わる生活の質の関連について
- 大学生における性役割観に関する志向性と心理的well-beingの関連性についての研究 ―ライフコース観に着目して―
- ペットとの情緒的一体感およびソーシャルサポートと大学生の精神的健康との関連
- 大学生の健康な食生活を送る動機づけと児童期の学校および家庭での食習慣との関係
- 地域コミュニティの発達とWell-beingの関連性についての研究 ―鶴甲いきいきまちづくりプロジェクトに着目して―
(平成25年度)
- メディアマルチタスクが言語性ワーキングメモリとHR-QOLに与える影響についての研究
- 大学生におけるボディ・イメージとストレスライフイベントの関連性についての研究
- 大学生の自尊感情の構成概念についての研究
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社会活動
- 保健指導などで、健康支援を行っている専門職の方を対象とした研修会
主な対象者:保健師、管理栄養士
- 成人を対象とした講演会
主な対象者:地域住民
- 兵庫県と協力して、「健康ビッグデータを活用した県民の健康づくり事業」に取り組んでいます。
研修会等のご希望は、下記のメールアドレスまでご連絡ください