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大学院ゼミ
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大学院において指導可能な研究領域について

ここでは大学院本科コースにおける演習・特殊研究(=ゼミ)での研究指導について簡単に紹介します。専修コース・社会人コースの皆さんの場合に以下の内容が直接あてはまる訳ではありませんが,いくらかの参考にはなると思います。 本科・専修・社会人などコース別の研究指導方針の詳細については,オフィスアワーでの面談時にお話しします。 所属するコースにかかわらず,私の演習・特殊研究の受講を希望する場合には(受講届提出前に)必ずオフィスアワーに来室してください。

研究指導上のミスマッチは,指導を受ける側にとっても指導する側にとっても大変不幸な出来事ですし,時間の無駄でもあります。 演習・特殊研究の決定にあたっては,指導者側の能力とカバーできる領域,指導を受ける側の能力と基礎知識,取り扱おうとする研究テーマ・方法論等をよく勘案すべきです。

私の専門領域は以下の通りです。
  1. 国際経済学(国際貿易理論,貿易政策論)
  2. ゲーム理論
研究業績からも明らかなように,私の研究は『国際貿易の一般均衡論的・厚生経済学的性質に関する分析』,『貿易政策に対するゲーム理論の応用』および『ゲーム理論そのもの』に関する研究が大半です。その他,産業組織論に関連する若干の研究があります。

ミクロ的なものでもマクロ的なものでも国際経済学の「理論」の範囲にあれば,取り立ててゲーム理論的な研究ではなくとも,修士論文や博士論文の指導は可能です。ここで言う「理論」とは「数理分析」の同義語と考えてください。 国際経済学にはそれほど興味はないが,ゲーム理論には大いに興味があるという場合にも十分対応できると思います。 しかし,統計データを駆使した計量経済学的分析やフィールドワークを伴う各国経済論等について有益なアドバイスを提供することは困難です。理論分析を主要部分として,副次的に実証研究も取り入れるといった形での研究であれば問題ありません。ただし実証研究については,それを専門とする他の先生の指導を並行して受けてもらわなければなりません。 私の大学院ゼミでの研究指導は国際経済学ゲーム理論が中心です。両方あるいはいずれか一方の領域に関心があるのならば,私のゼミでの指導が適切なものになる可能性は非常に高いと思われます。