●GMT(Generic Mapping Tools)
地図(海岸線という方が正確か)を含む各種グラフを美しく描くことのできるお絵描きツール。詳しくは 「GMTの使い方」
のページをご覧ください。
●SAC(Seismic Alalysis Codes)
地震の波形データの各種解析が自由自在にできるツール。でもほとんど使ったことはありません。詳しくは 「SAC10.6fの使い方」
のページをご覧ください。
●LAPACK(Linear Algebra PACKage)
有名な行列計算Fortran サブルーチンパッケージ(C言語版もあります)。最小二乗法のサブルーチンは,等式拘束条件付きのはありますが,不等式拘束条件付きのは(僕が見た限りでは)ないみたいです。残念。
なにせサブルーチン数が膨大で,相互に絡んでいるので,自分が使いたいサブルーチンのsource codeを自分のプログラムの後ろにくっつける,という使い方はまず無理でしょう。てなわけで,LAPACK全体を自分のマシンにインストールして,自分で組んだプログラムをcompileする時にLAPACKのlibraryをリンクする,という方式になります。
ソースは,本家netlibのwebサイト
http://www.netlib.org/
か,日本のPhaseプロジェクトによるnetlibのミラーサイト
http://phase.etl.go.jp/mirrors/netlib/
からダウンロードできます。ありがたい。
LAPACKについての日本語の書籍としては,
「行列計算パッケージ LAPACK利用の手引き」(小国 力訳,丸善,1999年,8240円)
という本があって,(英語のsubroutine解説を重荷に感ずる人は←俺か)重宝します。
なお,netlibのwebサイトからは,Lawson and Hansonによる教科書"Solving Least
Square Problems"に載っているFortranサブルーチンやプログラムもダウンロードできます。ますますありがたい。これには不等式拘束条件付きの最小二乗問題を解くサンプルプログラムが付いています。
なお,不等式拘束条件付きの最小二乗問題のサブルーチンは,「離散インバース理論 逆問題とデータ解析」(W. メンケ著,柳谷 俊・塚田和彦 訳,古今書院,4500円)にも別のものが載っています。こちらは紙ベースですが(笑)。
●「行列計算ソフトウェア」(小国 力 編著,丸善,9270円)
多くの行列計算Fortranサブルーチンを収録したFD付きの解説書。LAPACKだと,計算機環境が変わったときにLAPACKそのものをインストールしないといけないですが,移植の手間を考えて1つのプログラムソースだけで完結したプログラムを作りたいときもあるわけで,そういう時にはこういう独立性の高い(?)source
code付きの本がありがたくなります。
●「Fortran 77による数値計算ソフトウェア」(渡部 力・名取 亮・小国 力 監修,丸善,7004円)
各種計算Fortranサブルーチンを収録したFD付きの解説書。この手の本を一冊手元に持っておくと安心できます。しかも日本語。ありがたい。
●デジタイズソフト
・DataThief-II
PostcardwareかBeerwareだそうです(笑)(下記URL参照)。Mac版とWindows版の両方があります。
最終更新日:02/07/23