気象庁の一元化データの初動発震機構解とCMT解を用いたメカニズムの分布図を作成する
"shell scriptを生成する"Perl script Ver.1.1 (2003/03/04 バグ修正)

(作者の中村浩二さんによる解説と必要なファイルを載せています)

| 解説 | 必要なファイル | 以前の version の情報 |


★解説

(2003/03/04 バグ修正 → バグ修正によりCMT解のマグニチュードフラグに対応)

(前堤条件)
・このスクリプトはPerl5を想定しています。(Perl4だとたぶん一部修正しないと動きません)
・このスクリプトで生成されるshell スクリプトは、GMT3.4.1動作確認をしています。psmecaを使っているので、psmecaが使えないバージョンのGMTでは動きません。

(使い方)
1)気象庁のftpサイトから初動発震機構解またはCMT解のデータを入手する。
 初動発震機構解の場合は、対象となるデータは、ftpサイトのjma_mechにある月報ファイル(MCH??????という名前)とjma_mech/jma_pre_mechにある速報ファイル(mch??????_[A|B|C]という名前)です。
 CMT解の場合は、対象となるデータは,ftpサイトのJMA_CMTにある月報ファイル(cmt_geppo_??????という名前)とJMA_CMT/JMA_PRE_CMTにある速報ファイル(cmt_zantei_??????という名前)です。
 ファイルの内容の詳細については、ftpサイトにある文書をご覧ください。

 なお、気象庁のftpサイトからデータの入手方法については、下記宛にお問い合わせください。

             気象庁地震火山部管理課地震調査連絡係
             中澤 (h-nakazawa@met.kishou.go.jp)
             (※この情報は平成14年度現在のものです)

2)入手したデータを適当なディレクトリに保存する。
 (以下、適当なディレクトリとして /home/hogehoge/dataを仮定して説明)

3)このスクリプト(make_mecmap.pl)でshellを作成する。
 make_mecmap.plの使い方は以下の通りで、引数として必要な期間、範囲等をあたえる。

 make_mecmap.pl -start:YYYYMMDDHHMM -end:YYYYMMDDHHMM -n:??? -s:??? -w:??? -e:??? -m:??? -M:??? -d:??? -D:??? -path:??? -o:OUTFILE [-x] [-L:dep0/dep1/dep2/dep3/dep4/dep5] [-cmt]

  引数 -start:YYYYMMDDHHMM  期間の始めの年月日時分
     -end:YYYYMMDDHHMM   期間の終りの年月日時分
     -n:???        地図の範囲の北の端の緯度
     -s:???        地図の範囲の南の端の緯度
     -e:???        地図の範囲の東の端の経度
     -w:???        地図の範囲の西の端の経度
     -d:???        深さの最小値
     -D:???        深さの最大値
     -m:??         マグニチュードの最小値
     -M:??         マグニチュードの最大値
     -path:???       一元化メカニズムのファイルのあるパス名
     -o:???        最終的に作成するpsファイルの名前
     -x          震源球に軸の場所を示す時に指定
     -L:dep0/dep1/dep2/dep3/dep4/dep5 深さの範囲の区切りを指定する.(-d -Dより優先)
     -cmt         CMT解を使用する場合に指定する

 例えば,北緯42.1度〜44.2度、東経142.5度〜145.5度の範囲で、期間2001年1月1日0時0分〜2001年12月31日23時59分,深さの範囲0〜100km,Mの範囲3.0〜8.0の地震のメカニズムの分布図をmec.psというファイル名で作成する場合は、次のようにまずmake_mecmap.plを実行してその出力をtmp.shというファイルに保存。

  > make_mecmap.pl -start:200101010000 -end:200112312359 -s:42.1 -n:44.2 -w:142.5 -e:145.5 -d:0 -D:100 -m:3.0 -M:8.0 -o:mec.ps -path:/home/hogehoge/data > tmp.sh

 次に、tmp.shを実行。

  > sh tmp.sh

  そうすると、mec.psというファイルができます。

(その他)
 このスクリプトの元になったスクリプトで、現在、気象庁のホームページの発震機構解のページを作成しております。

http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/mech/outer/ini/index.html


 このスクリプトの使用上、気の付かれたこと、御意見等ありましたら、下記まで御連絡ください。

             気象庁地震火山部地震予知情報課発震機構係
             中村 浩二(knakamur@met.kishou.go.jp)
            (※この情報は平成14年度現在のものです)

★必要なファイル一覧

●Perl スクリプト
make_mecmap.pl (ダウンロード後、実行属性を与えてください)
 (2003/03/04 バグ修正 → バグ修正によりCMT解のマグニチュードフラグに対応)

●発震機構解のサンプルファイル MCH200010

●出力されるシェルスクリプトの例: tmp.sh
●シェルスクリプトtmp.sh が描いてくれる絵の例: mec.gif

●解説のファイル readme_make_mecmap.txt

★以前の version の情報

Ver.1.0 の解説は
こちら


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