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Reseachmap(リサーチマップ)
スコパス(Scopus)
内燃機関(エンジン)は、機構が発案されてから100年以上が経過している機械システムです。今日もなお、エネルギー効率や排気性能の向上のために様々な技術が開発されて改良されています。当研究室では、実際にエンジンの運転を行うことで、バイオ燃料(パーム油、菜種油、ジャトロファ油など)や化学物質(ジメチルエーテル、エタノールなど)を燃料として利用する可能性について研究を行っています。また、それらの燃料が持つ流動特性や微粒化特性を独自に製作した試験装置を用いて解析しています。さらに、海技士養成のための舶用機関プラントシミュレータ(機関室シミュレータ)を用いた研究にも取り組んでいます。
・液化ジメチルエーテルを利用した各種燃料のディーゼル燃焼改善
・各種エマルジョン化手法を用いたディーゼル燃料の燃焼特性解析
・バイオ燃料のディーゼルエンジンへの適用研究
・アルコール混合燃料の船外機エンジンにおける燃焼特性解析
・ディーゼル燃料噴霧の微粒化特性に関する研究
・揮発性物質混合燃料の動粘度計測手法の確立に関する研究
・プラズマ支援燃焼のディーゼル機関への適用に関する研究
・舶用機関プラントシミュレータにおける主機排気性能への相関性 など
【学 部】
材料加工・機械製図 [2年通年]
海事産業技術概論 [2年前期]
熱機関工学 [3年前期]
エネルギー政策論-1 [3年後期]
海のBDL(2024, 2025年度) [4年前期]
海洋応用科学実験・機関学実験(ディーゼル機関の負荷試験) [3年通年]
機関学実験(2ストローク機関の掃気特性) [3年通年]
特別研究A&B [4年]
【大学院】
博士前期課程(エネルギー環境論)
博士後期課程(エネルギー環境特論)
特定研究I&II
世界中で多用されているエンジン(内燃機関)は、地球温暖化防止やエネルギー資源確保の観点から大きな改革を迫られています。
燃料電池など他の動力源候補が開発されている中で、従来の燃料燃焼による内燃機関の存在意義はどのような点にあるのでしょうか?
その一つは、「大きな動力を得ることができる」点にあると考えています。乗客や貨物を搭載する航空機は、高重量の機体を浮かせて飛ばす推力を得るためにジェットエンジン(連続式内燃機関)は不可欠です。また電気推進と呼ばれる船舶であっても、駆動用電力をディーゼルエンジン(往復動式内燃機関)で発電することがほとんどです。
このような内燃機関について、環境に与える負荷を低下させながら、持続的に入手が可能なエネルギー源を適用できるようにすることが大切と思っています。
(加入順)
自動車技術会
日本機械学会
SAE(Society of Automotive Engineers) International
日本マリンエンジニアリング学会
日本船舶海洋工学会
日本エネルギー学会
Last update 2025-04-24