ゼミ

Seminar
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ゼミ概要

私の(学部・大学院)ゼミでは、心理統計学・教育測定学を中心領域として,主にアンケート調査やテストなど,人を対象としたデータの収集およびそのデータの分析の方法に関する研究に取り組みます。
具体的な研究の方向性については,研究テーマのページや研究業績をご覧ください。

学部ゼミ

ゼミの概要

(ゼミ紹介の資料に書いている内容)
このゼミでは,主にデータの収集・分析の「方法論」サイドの研究ができるようになることを目指します。 経営学という学問には,実に広範な知識や理論,そして研究トピックが存在しています(経営学に限った話ではないですが)。 そしてどのような研究を行うとしても,定量的な手法を用いて研究を行う場合,何らかのデータを用意して,(多くの場合統計的な)分析をすることになります。 したがって,分析の前提条件として「用意したデータ」の質がかなり重要です。どんなに素晴らしい目的意識を持って研究を始めたとしても,正しくアンケートを実施するスキルや知識がなければ,偏ったデータから偏った結論を導き出してしまうかもしれないのです。 ということでこのゼミでは,「◯◯理論」などの具体的な知見に根付いたインサイトを導き出すことよりも,そのようなインサイトをより正しく導き出すためにはどのようにデータを準備・収集・分析したら良いか,ということを考えていきます。
指導のスタンス
(数年後に全然違うことを言っていたらごめんなさい……)

ゼミにおける私の立ち位置は,学習のファシリテーターだと考えています。
すなわち,勉強会やディスカッションの場を提供し,学生が主体的に学習できるように支援することを目指します。言い換えると,学習の主体はあくまでも学生である,ということです。
高校までと比べると,大学での学習は主体性が求められてきたかと思いますが,ゼミはその集大成のようなものです。したがって,私から一方的に知識を伝達するようなスタイルではなく,学生が自ら考え,調べ,議論し,学んでいくことを重視します。

もちろんこれは,指導の放棄を意味するものではありません。
大学という場はもはや義務教育でもないので,学ぶ学ばないは個人の自由です。その中で,学ぶことを選択した学生に対しては,最大限のサポートを提供したいと考えています。

このあたりについて,特に4年生になって卒業論文を書き始める頃には,どの程度のサポートが必要かは,一人ひとりに合わせられるように一緒に考えていきたいと思います。

  • ペースメーカーとして,定期的に進捗確認を行いたいか
  • 結果だけ出すので基本的にはすべてを学生自身に委ねてほしい,と思っているか
  • 研究計画の立案や分析手法の選択など,どの程度までアドバイスが欲しいか(もちろん全部をこちらから提供する事はありません)

活動内容と形式

【3年生ゼミ】

当ゼミのテーマに沿った研究ができるようになるための基礎的な知識・スキルを習得することを目指します。
具体的には,以下のような内容を行っていく予定です。

  • 輪読&演習:統計学・調査法に関する文献を読み進めたり,プログラミング言語の基本を演習で学んでいきます。
  • 論文紹介の会:論文の読み方を学ぶため,参加者が興味を持った論文の内容を持ち回りで紹介してもらいます。
(あくまでも予定)
テーマ
扱う書籍・内容
1Q
アンケート調査の作り方を理解する
2Q
基礎的な統計のおさらい,R言語に慣れる
3Q
多変量解析の基礎
4Q
「研究」の形を知る
(論文紹介の会)
(以下は時間的な余裕および興味に応じて)
  • データ分析実習:データ分析系のコンペティションに参加し,実践的なスキルを磨きます。
  • 学会・研究会への参加:研究テーマに関するディスカッションやワークショップを行います。

このように,3年生ゼミでは,研究領域を限定しないような知識・スキルを学習することが多いため,他ゼミからの参加も歓迎いたします。 (輪読なんかは,参加者が少ないと破綻してしまうので……)

経営学部の学生には,学部生メーリス等で案内をお送りする予定です。関心がある方はぜひご参加ください。 また,他学部・他研究科の方も,関心があればぜひお問い合わせください。新年度が始まる頃まで(3月-4月上旬)にご連絡いただければ案内をお送りいたします。

【4年生ゼミ】

(まだ始まってもいないのであくまでも予定)

卒業論文の執筆に向けて,個別テーマでの研究活動を行います。
基本的には,持ち回りで進捗を報告してもらい,フィードバックを行う形式を取ります。

進捗報告および成果発表の機会には,PowerpointやBeamerなど,プレゼンテーションのツールを用いて報告資料を作成してもらいます。

ゼミの開講時間・頻度

対象
開講時期
頻度
時間
3年生ゼミ
金曜4限
週1回
90分
4年生ゼミ
未定
人数による
90分の予定

※夏季・春季休暇中は基本的に開講しませんが,学会発表等がある場合は個別に対応します。
※個別の相談は事前にアポを取ってもらえれば,随時対応します。

ゼミメンバー

年度
3年生ゼミ
4年生ゼミ
ゼミ内
サブゼミ(述べ)
合計
2026
4
5
9
-

※サブゼミ:他ゼミ所属だが当ゼミの活動にも参加してくれた学生

学部ゼミ参加を希望する方へ

神戸大学経営学部では,入学後1年6ヶ月後に行われる単位修得状況審査に合格すると,ゼミに参加することができます。

合格要件 (年度によって変更があるかもしれません)
  • 第1群科目の単位を4単位以上(つまり3科目のうち2科目以上)修得すること
  • 合計で40単位以上修得すること

ゼミに参加する場合,所属するゼミを選択することになります。毎年,ゼミを開講する教員の人数とゼミ応募可能な学生数に応じて「定員」が決められ,定員を上回る応募があったゼミについては抽選が行われます。
※ただ私のゼミが定員を満たすことはほぼ無いのでご安心ください。

漠然と「データ分析したいなぁ」と思っている方へ

(以下もゼミ紹介の資料に書いている内容)

3年次に学習する内容は割とgeneralなスキルになると思いますが,単に「統計学をもっと勉強できそうだから」「データ分析に強くなれそうだから」といった理由だけでこのゼミを希望すると,4年次で卒論研究を始めたころになってミスマッチに気づいてしまうかもしれません。

というのも,私自身は経営学の中の特定の理論や実践,あるいはその分野に特有の研究手法等に関して気の利いたアドバイスができるほどの知識を持っていないためです。

そのため,(このページや研究テーマのページ)を読んだ上で,「そういう方向性の研究をやってみようかな」と思った場合のみ希望をおすすめします。

なお,3年次のゼミについては,他のゼミからの参加も歓迎する予定です。 すなわち,経営学の特定の領域(例えば組織論・マーケティングなど)に関心がありながら「統計学ももっと勉強したい」「データ分析にも強くなりたい」という方は,他のゼミに入ったうえでサブゼミ的に利用していただくのがお互いにとって良いと考えています (ただ参加希望者が多すぎたら考えます……)

やっぱり応募を検討されている方へ

言うまでもなく,当ゼミでは統計学・データ分析に関する知識が求められます。
ただし「ゼミ」というものは,そういった知識を習得する場であるため,応募時にそれらの知識を既有している(関連科目の単位を習得している)ことは求めません。

自分が統計学やデータ分析に興味があるかを確かめるためには,経営学部で開講されている「経営統計」や「経営データ分析」,あるいは全学共通授業科目のデータサイエンス系・統計学系の講義を履修してみるとよいでしょう。
そして,もしもこれらの科目に興味がない・受講したけど面白くなかった,という方は当ゼミは向いていない可能性が高いと思います。

一方で,これまでに履修した単位を振り返ってみたときに,結果的にこういった科目の数が多い方や,履修した際に「面白かった」「もっと深く勉強してみたい」という気持ちを抱いた気がする方は向いている可能性があります。 ただし上に記したように,単にこういった内容を「勉強するのが好き」なだけであれば,3年生ゼミにサブゼミ的に参加する,という方法もあります。
そのうえで,私のゼミを卒論執筆環境として選択するかどうかは「研究を行うテーマ」として興味が持てるかどうか,を基準に考えていただければと思います。具体的には例えば

  • アンケートに答えたときに「これはひどい」と思ったこと(質問のわかりにくさ,安すぎる報酬など)があるか
  • 世の中にある調査結果を見たときに「これは実態を表していないだろう」と疑問に思ったこと(標本の偏り,誘導尋問的な質問文など)があるか
  • 学校のテストで「こんなので評価されるのはおかしい」と思ったこと(問題の形式や採点方法など)があるか
など,データの収集や分析の方法が不適切だと感じた経験がある方は,かなり私のゼミの研究テーマに向いていると思います(私が研究者になった原体験は一番下のやつです)。

大学院ゼミ

現在受け入れ可能な研究形態

研究員の受け入れ

日本学術振興会特別研究員PDを始めとした博士研究員の方は受け入れ可能です。
ご希望の方は、以下の内容を添えてお問い合わせください:

  • これまでにどのような内容の研究をしてきたか
  • これからどのような内容の研究をしたいか
  • 予定している滞在期間

お問い合わせ・見学申込

3年生ゼミに関する情報共有のご希望やゼミ応募前段階でのカジュアルな相談,共同研究等のご相談は, お問い合わせフォームからご連絡ください。

お問い合わせの際には以下についてお知らせいただけると幸いです:

  • 学年・所属(学部生・大学院生・社会人等)
  • 研究関心・興味のある分野
  • その他ご質問等