A.オスルンド 著
家本博一・吉井昌彦・池本修一 監訳
資本主義はいかに築かれたか
ロシア・中央アジア・中東欧での30年の経験から
文眞堂、2020年3月、528頁
 

1990年代初め以降、ソ連邦および東欧各国で始まった社会主義から資本主義への体制転換。本書はその過程に当事者として関わった著者による綿密な分析である。原書は体制転換をテーマとした専門書としては異例と言ってよいほど版を重ねている。リーマン・ショック後の影響分析も加えた原著第2版を元にした待望の本邦初翻訳。

  • 序章 世界は変わった
  • 第1章 共産主義とその終焉
  • 第2章 急進改革 対 漸進主義
  • 第3章 不況から回復へ,さらに好況ヘ
  • 第4章 自由化:市場経済の創出
  • 第5章 ハイパーインフレから金融の安定へ
  • 第6章 国有資産の民営化:私的財産権の確立に向けて
  • 第7章 社会システム
  • 第8章 移行の政治学
  • 第9章 犯罪と法律
  • 第10章 欧州連合の重要性
  • 第11章 グローバル金融危機:2007年~2012年
  • 第12章 転換後の世界

井上典之・吉井昌彦共編著
『EUの揺らぎ』
勁草書房、2018年2月

現在EUは、ギリシャに端を発する金融危機、イギリスのEU離脱、移民・難民問題、テロ問題など様々な側面からの試練を受けている。EU懐疑派の台頭を受けEUがこれまでどおりの結束を維持できるか、あるいはどのように変容するのか、法・政治・経済の観点から検討する。
第1部 混迷するEU法体系
 第1章 EUの回復力 リミヌッチ・ミケーラ
 第2章 EU市民権概念をめぐる収斂と揺らぎ 髙希麗
 第3章 EU民事司法協力と国際商事仲裁─国際仲裁の≪localisation≫と≪delocalisation≫─ 越智幹仁
 第4章 EUを揺さぶる法的原理としての民主制─英国のEU脱退を1つの例に─ 井上典之
第2部 転換期にあるEU政治  
 第5章 ドイツのための選択肢」と欧州懐疑主義 近藤正基
 第6章 EUの移民政策─政治と文化の絡み合い─ 坂井一成
 第7章 EUと域外紛争─開発・安全保障の結合という視点から─ 増島建
 第8章 EU対外政策の将来 安井宏樹
第3部 停滞するEU経済  
 第9章 ユーロ圏経済の長期停滞の可能性について─2000─2016年─ 松林洋一
 第10章 EUの銀行同盟─金融的安定という観点から見た意義と課題─ 花田エバ
 第11章 ギリシャ経済危機の原因─危機は終わったのか─ 吉井昌彦



吉井昌彦・久保広正共編著
シリーズ激動期のEU第2巻
『EU統合の深化とユーロ危機・拡大』
勁草書房、2013年3月


(シリーズ3巻総編集者)

本巻は、激動のEU経済統合の歴史、ユーロを中心とした経済政策、そして東方拡大・移行についての分析である。EUはECSC設立以来「深化」と「拡大」の中で幾多の危機的状況を経験してきた。南欧国債危機に対しても、「拡大」についても、EUは60年の深化の経験を通して、さらに統合を強めながら、ユーロ危機を克服し、さらなる「深化」と「拡大」が進めていく。
  シリーズ激動期のEU刊行にあたって 吉井昌彦
  はしがき  
第1部 EU経済統合
 第1章 戦後ヨーロッパ統合の進展――貫かれる超国家主義と危機の克服 中屋宏隆
 第2章 リスボン条約およびユーロ危機を踏まえたEU機構改革 久保広正
第2部 ユーロ危機
 第3章 中央銀行の政策手段とその限界――ECBと「ユーロ危機」 春井久志
 第4章 欧州中央銀行の市場との対話――ECBのコミュニケーション政策は欧州危機に対して効果があったのか? 高屋定美
 第5章 ユーロ拡大とユーロ危機 バニンコバ・エバ
第3部 EU拡大
 第6章 EU加盟前後におけるポーランド経済の変動 家本博一
 第7章 ハンガリー――なぜEU新加盟の先導国から問題国になったのか 田中宏
 第8章 ロシア・EU経済関係 溝端佐登史
第4部 日本とEU
 第9章 日本・EU関係の将来 吉井昌彦



吉井昌彦・溝端佐登史共編著
シリーズ現代の世界経済第4巻
『現代ロシア経済論』
ミネルヴァ書房、、2011年4月

石油・天然ガスの供給基地、1億4000万人のマーケットして注目を集めるようになったロシア経済を多角的に分析し、成長可能性を考察した入門書。

【お詫びと訂正】
本書12ページ下から2行目を次のように訂正いたします。
「1991年6月9日に独立を宣言し、」
  ↓
「1990年6月12日に主権宣言を行い、」

                        (2011年6月6日)
序章  ロシア経済論とは 吉井 昌彦
第1章 ロシア経済における市場経済移行 吉井 昌彦
第2章 ロシア経済の歴史と政治システム 小西 豊
第3章 マクロ経済・産業構造 田畑 伸一郎
第4章 在籍・金融 杉浦 史和
第5章 民営化と企業システム 溝端 佐登史
第6章 労働市場と社会政策 武田 友加
第7章 経済格差と階層化 林   裕明
第8章 開発と階層化 徳永 昌弘
第9章 ロシア極東地域 堀江 典生
第10章 国際経済関係 上垣 彰
第11章 中央アジア・コーカサスの市場経済化 樋渡 雅人
第12章 中・東欧の市場経済移行 家本 博一
終章 ロシア経済の行方 溝端 佐登史



吉井昌彦・西島章次・加藤弘之・佐藤隆宏著
ユーラシア・ブックレットNo.152
『BRICs経済図説』
東洋書店、平成22年6月

21世紀の新興経済大国として知られるBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)の経済の特徴を図表と解説で分かりやすく説明することを目的とした入門書。
はしがき 15 不動産・証券
1 ブラジルの概観 16 企業
2 ロシアの概観 17 労働
3 インドの概観 18 人の移動
4 中国の概観 19 インフラ
5 人口 20 貿易
6 エネルギー資源 21 直接投資
7 工業 22 環境
8 農業 23 産業集積
9 サービス 24 教育
10 消費生活 25 貧困と格差
11 物価・インフレ 26 民族問題
12 通貨 27 国際競争力
13 財政 28 地域統合
14 金融 29 日本との関係



グジェゴシュ・W・コウォトコ著
(家本博一・田口雅弘・吉井昌彦共訳)
『「ショック」から「真の療法」へ-ポスト社会主義諸国の体制移行からEU加盟へ-』
平成17年3月、三恵社、3,900円
著者コウォトコは、国立ワルシャワ経済大学教授で、副首相兼財務相を経験したポーランドを代表する経済学者です。著者の立場は左翼民主連合のそれであり、ポーランドの市場経済移行では必ず名前のあげられるバルツェロヴィチとは対極をなすもので、本書でも、バルツェロヴィチの「療法」なきショック療法が批判されます。しかし、著者の分析対象は、ポーランドに限らず、体制移行過程にある国々を包括的に分析するという視点と方法が見事に提示されています。

目次は次のとおりです。

序文
第1部 旅立ち
第1章 社会主義からの移行-どこへ向かうのか
第2章 様々に異なる出発点
第2部 回り道
第3章 システム改革と経済実績
第4章 移行不況-期待、現実、解釈
第5章 「ワシントン合意」再論
第3部 旅程
第6章 移行政策と発展戦略
第7章 計画から市場への移行-概念と実行
第8章 金融改革と金融政策
第9章 体制移行に際しての費用・便益の再分配
第4部 到着点
第10章 市場化と民主化
第11章 回復から成長の持続へ
第12章 ポスト社会主義経済の国際化
第5部 将来
第13章 長期展望
第14章 疑問と結論



現代世界経済叢書 第6巻
ロシア・東欧経済論
(大津 定美と共編著)
平成16年11月、ミネルヴァ書房、3,200円(消費税別)

神戸大学経済学研究科・経済経営研究所・国際協力研究科の地域経済論の先生が中心となり編集された『現代世界経済叢書』(全8巻)の第6巻にあたるもので、市場経済移行がどのように進行しているのか、ロシア・東欧地域の経済発展がどのようなものであるのかをわが国の代表的研究者が、平易な形で解明しています。

目次は次のとおりです。

序章  ロシア・東欧経済論とは 吉井 昌彦
第1章 多様な歴史と文化 塩谷 昌史
第2章 市場経済移行とは 吉井 昌彦
第3章 移行経済諸国のマクロ経済 田畑 理一
第4章 国有企業の民営化と企業統治 溝端 佐登史
第5章 財政・金融制度の改革と現状 田畑 伸一郎
第6章 貿易と国際投資の転換 上垣 彰
第7章 農業改革の進展 細川 隆雄
第8章 拡大する地域経済格差 雲  和広
第9章 雇用・賃金と社会保障 大津 定美
第10章 東欧のEU加盟 田中 宏
第11章 中央アジア・コーカサスの新たな課題
-資源輸出型発展と重債務国の拡大の並存-
清水 学
第12章 ロシア極東の経済発展 アンドレイ・ベロフ
終章 グローバリゼーションと移行期経済 大津 定美



市場経済移行論
(溝端佐登史と共編著)
平成14年7月、世界思想社、2600円
(消費税別)

 市場経済移行開始時点での初期条件はどのようなものであったのか、現在どのような移行経路をたどっているのか、そして市場経済移行の将来はどのようなものとなるのか、に焦点を当てながらロシア、中東欧諸国だけでなく中国、CIS諸国を含めた市場経済移行国の移行状況を検討しています。
 第1部「市場経済移行の枠組みと構図」では、市場経済移行の出発点、社会的側面、対外的側面などに関する問題の提示が行われています。そして第2部「移行経済諸国の経験」は、第1部で設定された問題を解きほぐしていく形で各国の市場経済移行の現状を検討しています。さらに第3部「市場経済化の行方」では、市場経済移行国はどこへ向かおうとしているのかが展望されています。

目次は次のとおりです。

第Ⅰ部 市場経済移行の枠組みと構図
第1章 計画経済-社会主義経済システムとしての計画経済とその破綻- 溝端佐登史
第2章 市場経済化の政策と初期条件 吉井昌彦
第3章 市場経済移行の社会的側面 柳原剛司・林裕明
第4章 移行経済と国際経済 宮本勝浩
補論 体制転換諸国の公害・環境問題-過去と現在- 徳永昌弘
第Ⅱ部 移行経済諸国の経験
第5章 ロシア-幻滅から再出発への10年- 藤原克美
第6章 東欧-移行の終了、その特殊性と多様性- 田中宏
第7章 中国-中国型市場経済システムの模索- 加藤弘之
第Ⅲ部 市場経済化の行方
第8章 移行はいつ終わるのか? P.ハンソン
第9章 EUの東方拡大 P.ハンソン
第10章 ポスト・ソビエト空間における社会・経済的転換
-移行の出発点と終着点、ベクトル、モデル-
A.V.ブズガーリン
第11章 市場経済移行の評価と課題 溝端佐登史
(付) 市場経済移行論を学ぶ人のために(文献紹介) 横川和穂



ルーマニアの市場経済移行 -失われた90年代?-
(神戸大学経済学叢書第7輯)
平成12年7月、勁草書房、3900円
(消費税別)

 私の比較経済体制論のとらえ方と90年代のルーマニアの市場経済移行をまとめています。

 第1部は、なぜ社会主義経済システムは崩壊したのか、社会主義経済システムから市場経済システムへの移行過程においてどのような政策がとられなければならないのか、そしてその際どのような問題が発生するのかを比較経済体制論の立場から議論しています。
 第2部は、ルーマニアにおける1990年代の市場経済システムへの移行過程の実証研究です。ルーマニアでは、どのような改革プログラムをもって市場経済移行が開始されたのか、移行過程でまず実施される価格自由化とこれに伴うインフレを抑制するためのマクロ経済安定化、体制改革としての所有改革(私有化)、構造改革としての産業政策、中小企業振興政策を検討しています。

目次は次のとおりです。

はじめに
第Ⅰ部 社会主義経済システム崩壊と市場経済移行
第1章 社会主義経済システム崩壊と比較経済体制論(1)
-社会主義経済システムの崩壊-
第2章 社会主義経済システム崩壊と比較経済体制論(2)
-市場経済システムへの移行-
第3章 旧社会主義国の市場経済システムへの移行スピードと移行費用

第Ⅱ部 ルーマニアにおける市場経済移行の進展
第4章 ルーマニアにおける改革プログラム
-500日計画との比較-
第5章 ルーマニアにおけるマクロ経済安定化
第6章 ルーマニアにおける私有化の進展と問題点
第7章 私有化の再スタート
第8章 産業政策
第9章 中小企業振興政策

詳しい目次と表紙は 



経済システム転換と労働市場の展開-ロシア・中・東欧-
(大津定美と共編著)
日本評論社、1999年2月。


 1997年9月17~19日、ブダペスト(ハンガリー)で移行期労働市場セミナーが開催されました。日本、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、ロシアの経済学者が、不完全就業、ヤミ就業、早期退職など市場経済移行期に発生する労働市場問題に関して活発な議論が行われました。本書は、セミナーでの報告ペーパーの翻訳と、移行期労働市場問題を理解するために必要な各国の経済の現況に関するペーパーから構成されています。私は、ルーマニアに関する章とまとめを担当しています。

はしがき 労働市場とソーシャル・ネット
 -経済システム転換の試金石-
大津定美
第1部 ロシアにおける市場移行と労働市場
第1章 ロシアの経済システム転換
 -6年間の急進改革実験の評価と格差拡大問題-
大津定美
第2章 ロシアにおける労働市場形成の特殊性とその統計的計測 タチヤナ・ゴルワチョワ
(訳・大津定美)
第3章 ロシアの経済システム転換と地域労働市場の展開 大津定美
第4章 ロシアの企業はなぜ労働力を抱え込み続けるのか S.アウクツィオンニュク
S.カペリュシニコフ
(訳・大津定美)
第2部 ポーランドにおける市場移行と労働市場
第5章 ポーランドの体制転換プログラムとその実施過程における諸問題 田口雅弘
第6章 ポーランドにおける失業問題の基本構造 田口雅弘
第7章 ポーランドにおける構造的失業 ミェチスワフ・W・ソハ
ウルシュラ・シュタンダルスカ
(訳・田口雅弘)
第3部 ハンガリーにおける市場移行と労働市場
第8章 ハンガリーにおけるマクロ経済安定化プログラムと98年総選挙 田中宏
第9章 ハンガリーの体制転換期における労働市場 田中宏
第10章 ハンガリーの労働市場の体制転換と非典型的雇用形態の拡大 アグネシュ・シモニイ
(訳・田中宏)
第11章 「体制転換経済」の忘れられた次元:経営労働過程のケース チャバ・マコー
(訳・門脇延行)
第4部 ルーマニアにおける市場移行と労働市場
第12章 ルーマニアにおけるシステム転換 吉井昌彦
第13章 ルーマニアにおける労働市場問題 吉井昌彦
第14章 移行期ルーマニア労働市場 ヴァレンティーナ・ヴァシーレ
(訳・吉井昌彦)
終章 市場移行度と失業 吉井昌彦
 セミナーの報告ペーパーのオリジナル(英語)はここからご覧になれます。



スタニスラフ・ゴムルカ著(大野喜久之輔・家本博一・吉井昌彦共訳)
『成長・技術革新・経済改革-東ヨーロッパの場合-』
昭和63(1988)年2月、晃洋書房


 本書は、Stanislaw Gomuka, Growth, Innovation and Reform in Eastern Europe, Wheatsheaf Books, UK, 1986の翻訳です。
 ゴムルカは、ポーランド出身で、現在はLondon School of Economics and Political Science(LSE)で経済成長論の教鞭をとっています。また、市場経済移行開始後のポーランドで財務大臣のアドヴァイザーとなるなど、アカデミズムを超えた活発な活動をを行っています。
 (ゴムルカの経歴等について詳しくはLSEのホームページでの彼の紹介をご覧下さい。)
 本書では、経済成長、効率、技術革新の観点からの社会主義経済の分析が行われており、ゴムルカの専門を生かした社会主義経済の計量分析(生産関数による技術進歩率の推定)、ポーランドを中心とした社会主義経済システムの制度的分析、そして有名なコルナイの「ソフトな予算制約」の理論化など、彼の多面的な才能が最も発揮された著作です。
 目次は次のとおりです。

序文
はじめに
第1部 社会主義、資本主義および技術革新
1章 社会主義の民主化と資本主義の社会化における経済的要因
2章 政治体制と経済効率:東欧の情況
3章 社会主義と急速な技術革新の非両立
4章 ユーゴスラヴィア経済における技術革新活動
5章 コルナイのソフトな予算制約と不足現象:批判と再述
第2部 工業化、成長および成長鈍化
6章 1955~75年の東欧諸国の工業化と成長率
7章 ソ連の戦後の工業成長、資本と労働の代替、技術変化についての再検討
8章 1947~75年のソ連工業の成長鈍化についての再考察
9章 ポーランドの工業化
10章 成長と科学技術輸入:1971~80年のポーランド
11章 新工場は最良の実用技術を体化しているのか?-新証拠-
第3部 危機と改革
12章 ポーランド危機の原因:1980~82年-特殊要因とシステム要因-
13章 東西貿易とポーランドの経験:1970~82年
14章 ポーランドにおける経済システムの改革:1982~83年
訳者あとがき



アレック・ノーヴ著(大野喜久之輔監訳・家本博一・吉井昌彦訳)
『ソ連の経済システム』
昭和60(1985)年12月、晃洋書房

 本書は、Alec Nove, The Soviet Economic System, 2nd ed., George Allen & Unwin, 1980の翻訳です。
 ソ連経済論に関する泰斗であった故アレック・ノーヴ(1915-1994)は、ロシア生まれ、イギリスへの亡命後、グラスゴー大学を拠点に主としてソ連経済に関する研究を行いました。本書は、The Soviet Economy: An Introduction, George Allen & Unwin, 1968(公文俊平訳『ソ連経済』、日本評論社、1967年)に次ぐ、ノーヴのソ連経済に関する教科書的著作で、多元主義的連邦主義をキーワードにソ連の経済システムを説明しています。

初版への序文
第2版への序文
用語集、注に関する注、凡例
第1章 システムへの導入
第2章 中央機関とその業務
第3章 「集権的多元主義」 -省・庁および地域計画化
第4章 工業管理とミクロ経済的諸問題
第5章 農業
第6章 投資と技術進歩
第7章 価格の理論と実際
第8章 労働と賃金
第9章 財政、貨幣、インフレーション
第10章 代替的モデル
第11章 評価
参考文献
訳者あとがき
事項索引