第33号(2007年8月号[07/8/1発行])

暑中お見舞い申し上げます

 梅雨が明けて、日差しの強い毎日が続いておりますが、リウマチ外来に通院中の皆様は、いかがお過ごしでしょうか。夏休みを迎えて、旅行に出かけられる患者様も多くおられることと思います。ご家族やお友達との旅行が楽しい思い出となりますように、以下のポイントにも、是非、ご配慮くださいようにお願い致します。

(1)リウマチや他の薬を、忘れず持って出かけましょう

(2)熱中症にならないように、帽子や日傘で直射日光を遮り、十分に水分を補給しましょう

(3)乗り物に長時間乗る場合に、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)にならないように、定期的に足を動かしましょう、また、十分に水分を補給しましょう

(4)極端な人混みへの外出は避けましょう

(5)汗をかいたら、こまめに着替えましょう

(6)重たい荷物を、手に下げないようにしましょう

(7)ホテルに着いたら、うがいと手洗いを励行しましょう

(8)マイペースで楽しめるように、余裕のあるスケジュールを立てましょう

(9)疲れたら、無理せず休みましょう


地元医療機関紹介へのご協力のお願い(再掲)

 当リウマチ専門外来では、大学病院の特性を活かして、一般医療機関での診断や治療が困難な、発症早期、若年、炎症が非常に強い、関節再建が必要などの、関節リウマチ患者様を特に対象として、抗リウマチ新薬や人工関節手術などによる、専門的な治療を行っています。一方で、受診者数が診療可能なほぼ限界に達しておりますので、軽症の場合や、長期に渡って緩解状態が続いている患者様に対しまして、大学病院と診療所の間の連携(病診連携)を行って、お近くで通院加療ができますように、地元の医療機関を紹介させて頂いておりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


リウマチ外来一部変更のお知らせ変更箇所下線

 林申也医師の留学に伴い、7月より、立石耕司医師が水曜日のリウマチ外来を担当しておりますので、皆様よろしくお願い申し上げます。




整形外科リウマチ教室のご案内

 毎月、多くの患者様やご家族の皆様に、患者教室にご出席頂き、スタッフ一同、感謝いたしております。整形外科リウマチ教室は、毎月最終木曜日、午後1時から2時に、定期的に開催しております。講演の後、質疑応答の時間を設けております。予約不要、参加費無料ですので、当院に通院中以外の患者様や、ご家族の皆様もお気軽にご参加下さい。教室は、療養に役立てて頂くために、リウマチに直接関連するテーマだけではなく、リウマチ患者様の健康維持に関する様々な話題を取り上げております。さらに、患者様同士、患者様とご家族と医療従事者の交流を目的としておりますので、参加された皆様には、是非、お互いに声をかけあっていただき、交流の輪を拡げて頂けますように、ご協力お願い申し上げます。8月の教室では、リハビリテーション部の井上順一朗理学療法士に、安静状態を長期に続ける事によって、運動機能だけではなく、心身のさまざまな機能が低下してしまう「廃用症候群」を予防するための、リハビリテーションについて講演して頂く予定ですので、是非ご参加ください。

 9月は、創傷・オストミー・失禁(WOC)看護認定看護師である野口まどか看護師から、スキンケアについて、10月は、福原杏子看護師から、エタネルセプト(エンブレル®)の在宅自己注射指導を行っている外来看護相談室について、11月は、澤村義肢製作所の中村慎義肢装具士に、リウマチ患者様の足の悩みに対処する整形靴と足底装具について、それぞれ講演して頂く予定です。


 気温、湿度とも高い毎日が続いています。高齢の方や小さなお子様では、室内や車中にいても、熱中症の危険がありますので、十分な水分補給にご配慮ください(詳しくは7月号をご参照下さい)。


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神戸大学整形外科リウマチだより(Web版)