傘連判状を採り入れたコミュニケーションプロトコル

with 五十嵐 健夫

概要

匿名性は議論に参加する社会的圧力を緩和し,屈託のない発言を促すが,実名発言に比べると発言力に乏しく,責任の所在が不明確になるため好ましくない行動を助長するなど問題点も指摘されている.本研究では,平等性を示すため円形に記名する伝統的な集団署名技法「傘連判状」を基にし,実名と匿名の長所を併せ持つコミュニケーションプロトコルを提案する.提案プロトコルではまず匿名で支持者を募集し,支持者が十分に集まった場合には,支持者全員の名前が傘連判状として公開される.

発表文献

  1. 西田 健志, 五十嵐 健夫, "傘連判状を採り入れたコミュニケーションプロトコル", 情報処理学会論文誌, Vol.51 No.1, pp.45-53 (January, 2010).
  2. Takeshi Nishida, Takeo Igarashi, "Bringing Round-Robin Signature to Computer-Mediated Communication", Proc. ECSCW 2007, pp.219-230 (September, 2007).
  3. 西田 健志, 五十嵐 健夫, "傘連判状を採り入れたコミュニケーションプロトコル", 第 123 回 HCI 研究会報告, pp.19-26 (May, 2007).
  4. 西田 健志, 五十嵐 健夫, "「あと一歩の勇気」を引き出すコミュニケーションインタフェース", 第 48 回プログラミングシンポジウム報告集, pp.153-160 (January, 2007).