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本研究室では,発表会原稿の作成には,PageMakerかIn Designを使用します。それ以外は不可です。理由としては,テキスト及びグラフィックスのレイアウトの自由度が高いからです。その際の注意点は,以下の通りです。 ●タイトルは,ゴシックで14ポイント,本文は,明朝で10ポイントが標準。本文の見出しは,ゴシックの10ポイント。文献などは,もしたくさんあれば,そこだけポイントを小さく。決して,フォントの「文字幅」を75%などにしてはいけません。「文字幅」は100%。詰め込むなら,「文字間隔」を少し詰めるくらい。 ●見出しの番号は,階層的にすること。1,1-1,1-2,あるいは,1,(1),(2)などのように。■や●などの意味のはっきりしない記号は使用しないこと(ここには使っているけれど)。 ●本文中の文献の引用は, 稲垣(2002)によれば, とする場合と,本文中の引用箇所の終わりの部分の右肩に1)2)のような通し番号をつける場合がある。これも先輩に聞くこと。また,文献の一部をそのまま引用するときには,引用部分を「」で囲むこと。たとえば, 稲垣(2002)は次のように述べている。 ●文献は,著者名(発行年):「論文タイトル」『掲載誌名』,巻号,ページ,を正確に記載します。例えば,次のように。 【論文の場合】 記載の仕方は,いろいろあるので,実際に文献を記載するときには,先輩に聞いてみること。また,著名な学術論文誌の記載に従うこと。自分の原稿の中では,記載方法を統一することが大切。 ●本文のテキストブロックは,原則的に分割しない。タイトルなどは例外だが,本文のテキストブロックのリンクを切ると修正に困るので,連続させること。リンクが切れるのは,テキストを「カット&ペースト」したときなど。 ●使用するフォントは,できるだけ少なく。和文は,ゴシック系と明朝系の2つのフォントで十分。多くのフォントを使用すると,落ち着きのないものに見える。 ●文字の「装飾」もできるだけしない。例えば,太字にするなら,ゴシックにする。ただし,文献のイタリックなどは別。 ●本文のテキスト(ブロック)は,「ガイド(水色のライン)」に合わせる。原則的には,ぴったりと合わせること。図の説明などのテキストブロックは例外。 ●図(グラフィックス)は,「割り付け」ではなく,直接コピー・ペーストする。この方がきれいに出力される。 ●図(グラフィックス)を,もしも「割り付け」たときは,そのもとの図も本体と同じ「フォルダ」に入れておく。「割り付け」の場合,本体と図の関係は,リンクの関係。作成後,図のファイルを移動させたりするとリンクが切れる。また,原稿をどこかにコピーして保存するときには,図のファイルも一緒でないと,図が表示されないので注意。とくに,scieduなどのサーバに格納するときには気をつけて。 ●表の作成は,できれば,直接書き込むことを推奨。Excelをコピーする手もあるが,あまりきれいに仕上がらないので,PageMakerの作図機能で「ライン」を引き,表の中味は,テキストで「タブ」を活用して作成するとよい。 ●書き上げたら,必ず第三者に読んでもらうこと。少なくとも先輩2名によりチェックを受けた後に,指導教員まで提出のこと。 ●上記の場合に,タイトルの間違い,文献の表記のミス,句読点の不統一,フォントの不統一,タブの乱れなどのケアレスミスがあれば,即返却,差し戻し。 ●発表原稿の書式だけのサンプルは,こちら→サンプルです(PDF)。 ●書式が完ぺきなら,次は内容を詰める。大切なのは,構成。 ●文章のよくある問題は,(1)主語が不明,(2)文末表現の重複(である。・・である。・・・である。),(3)言葉の重複(どのような内容がどのように表現されているか),(4)論理性・順序性の弱さ(例えば,はじめに,その後→まず第一に,第二に),(5)4行にもわたる文章,などなど ●作成した原稿を「保存する」ときには,ファイル名に注意。修正がされるたびに,「新しいファイル名」をつけること。例えば,XXXX01,次がXXXX02,あるいいは修正の日付を入れて,XXXX0708-1,XXXX0708-2などのように。 |
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