はじめに
本サイトでは、グローバル社会、グローバル・サウスの抱える様々な問題や課題を理解しつつし、ひとりひとりが尊厳と自主性をもって暮らせる社会環境を展望できる可能性を構想するための情報交共有を目的としています。
本サイトでは、グローバル社会、グローバル・サウスの抱える様々な問題や課題を理解しつつし、ひとりひとりが尊厳と自主性をもって暮らせる社会環境を展望できる可能性を構想するための情報交共有を目的としています。
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 教授
専門:フィリピン地域研究 開発研究 比較政治 安全保障論
担当講義:グローバル開発政策論 グローバル平和論 政治学 など
途上国問題、開発研究、フィリピン地域研究等に関わってきました。
広く途上国政治経済に関心をもっています。フィリピンを調査対象として具体性個別性を追究する地域研究に関わる一方、普遍性一般性を求める開発研究Development Studiesについても関わって検討してきました。さらにはアジア地域を中心とする平和・安全保障の問題にも関心を寄せています。
自身が社会の一員であることを自覚し、グローバル社会、途上国問題について身近な課題として自主的批判的に考える姿勢を身に着けてほしいと願っています。学際的に広く様々な知見を学びつつ、常に現実社会の実態を把握しながら実践的に関わる力と意欲を養います。そうした学びは一人ではむずかしく常に仲間、他者と共同しコミュニティを通じて実現できるものと考えていいます。
専門知識を生かしながら実践活動に関わることも大切だと考えています。社会科学では、社会と直接の関係をもち、あるべき将来を見据えながら現実との緊張関係の中でもがきつつ思考することが大切だと思っています。
「蚊虻山を負う」(荘子)とは重荷を負った非力者の例え。志半ばに倒れた吉田松陰が『留魂録』に記した無念の表現でもあります。しかし「蚊虻走牛」といえば非力者でも集まれば大きなものを動かすことができることの例え。蚊虻の精神こそ大切です。日頃見たこと聞いたことについて、思いつくまま独善的に綴ってみようと思います。
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