【 G02・G03 : 円弧補間 】   「モーダル」

 G02 X___  Y___  R___   F___ ;
 G03              (I__ J__)

円弧回転方向 G02
G03
時計方向廻り(右廻り)の円弧
反時計方向廻り(左廻り)の円弧
円弧終点座標 X__  Y__ 円弧の終点の位置を指令
円弧半径値 R__ 円弧の半径を指令
(真円指令の場合は使用できません)
円弧中心座標 I__ J__ 円弧の始点から見た円弧中心までの
方向と距離を指令

(a)円弧半径値
  円弧の半径を「R」で直接指令
  下図の様に「円弧の始点と終点が同じで、更に半径も同じ円弧」
  は一つだけでなく2通りの円弧が考えられます。



(1)の円弧(角度が180°以下)の場合

 G02  X__ Y__ R50.0 F__ ;


(2)の円弧が(角度が180°以上)の場合
  「 ※半径の値に負(-)を付けて指令 」

 G02  X__ Y__ R-50.0 F__ ;


※ 「真円指令(360°1周する円)」には、R指令は使用できません。
  (円弧始点、終点が同じで、ある半径(50.0)の真円は、無限大に存在するため)

(b)円弧中心座標
   円弧半径(R)を指令するのでは無く、円弧の始点から見た円弧中心までの
  方向(±符号付き)と距離を I ・ J で指令します。
  (円弧中心 X 軸座標値→ I 、 Y 軸座標値→J にて指令します。)


[ I ・ J の値の考え方 ]

 円弧の始点から見た円弧中心までの X 方向を I
Y 方向を J で、すべて増分値で表す。(±符号付き)


左図の場合の、プログラムは

G90 ;
G03 X35.0 Y50.0 I-30.0 J-10.0 F200 ;