プノンペン
2010年8月、いつものラオスでの講義の後、カンボジアの首都プノンペンに寄って来ました。大学時代1学年先輩で、カンボジアからの留学生だったKさん、そしていつものようにM先生にはたいへんお世話になりました。
プノンペン(Phnom Penh)は、メコン、トンレサップ、パサックの3つの川が交わる地に広がるカンボジアの首都で、人口134万人(地球の歩き方)だそうです。やはりビエンチャンより大きいな、というのが第一印象です。
ワット・プノン
1372年にペン夫人が、メコン川に流れ着いた流木の中に隠されていた仏像を祀るためこの寺を建立したとか。ペン夫人の丘(プノン)がそのまま町の名前になったのだそうな。
王宮
ノロドム王がウドンから遷都した時に最初の宮殿が築かれ、1919年に今のスタイルになったそう。
左の写真は即位殿。
このほか、シルバーバゴダの床にはシルバーが敷き詰められているというのですが、Kさんによると仏統治下ではがされてしまったとか。
王宮を取り囲む柱廊には、「ラーマヤーナ」を題材にした壁画が描かれています。これは、本当に一見の価値ありです。
プノンペン駅の隣に建てられている首相府。立派です。
その隣の内閣。これまた立派です。
国立博物館
カンボジアの至宝が数多く展示されています。場所は王宮の北側。クメール彫刻は、なかなか見ごたえがあります。
また、王宮の隣に美術大学があるので、その近辺には画廊がたくさんあるので、お土産に絵を買いたい方はどうぞ。
プノンペン駅
一日数便しかないので、昼間はシャッターが下ろされていました。ということで残念ながら駅舎には入ることができませんでした。
プノンペン駅の庭(首相府の向かい側)に展示されていたSL。
夜しかやっていないナイト・マーケット。オールド・マーケットの近くです。お土産を買うにはいいかも。
オールド・マーケット。
オールド・マーケットの野菜市場。
お魚市場。
セントラル・マーケット。
改装中のようでした。
セントラル・マーケットの生鮮市場。活気があります。
たぶんフランス人がビデオを撮っていたので何だろうと思ったら、見にくいのですが、昆虫の揚げ物です。よろしければどうぞ。
セントラル・マーケットの宝石売り場。原石も売ってました。
トンレサップ川にかかるカンボジア日本友好橋を渡ると、突然風景が変わりました。
プノンペンの街中だけを動いていると気づかない貧富の格差を感じることができました。
カンボジアのビールは「アンコール」です。やはり、暑い屋外でぐっと飲む、のど越しを争うビールですね。

P.S.
2010年11月23日、約400名の方が亡くなった惨事が起きた橋です。
プノンペン市内南東部の中州にかかる橋で、中州には遊園地や見本市会場などがあり、プノンペン市民の憩いの場でした。