ウィーン便り その4(2002年2月10日)
「郵便屋さんに嫌われてるのかな?」

 一昔前、ルーマニアで暮らしていた時、(郵便局のストがあったため)3ヶ月遅れで届いた日本からの小包に、なぜかインスタント・トルコ・コーヒーの袋が入っていて、さすがルーマニアと思いましたが、この2ヶ月ほどの間、まるで郵便局に嫌われているかのようにトラブル続きなので、別にルーマニアだけではなかったのだと、つい愚痴を。

 その1:クリスマスに間に合うようにと、プレゼントの小包(SAL)を11月21日に父に発送してもらう。だいたい10〜15日ほどで着くはずが、12月半ばになっても着きません。日本で郵便局に捜索願を出し、さらに待っていると、クリスマスも過ぎた12月27日、保管期限が切れたので小包は日本に送り返した、ついては小包を受け取っていないことを確認せよという手紙が郵便局から来て、エ〜、うそ!不在通知書ももらっていないヨ〜、と叫んでいると、父からは小包が返送されてきたとのメール。

 その2:クリスマスには間に合わなかったけれどで、12月28日、今度は航空便で再送してもらう。ところが、新年明けてもまたまた着きません。近くの郵便局に聞きに行ったら、12月の小包は確かに送り返したけれど、今度のは見ていないよ、との返事。おいおい、12月にYOSHIIという名前で電話代の振込みやら何やらをしたぞ。その時に一言言わないか!と心の中。1月15日、しびれを切らして、同じものをもう一度買ってもらって、郵便局は頼りにならんと今度はクロネコさんの国際宅急便で送ってもらう。これは5日ほどで着いて、子供へのクリスマスプレゼントは一件落着。しかし、航空便は着きませんね〜、と待っていると、1月29日、またまた小包を受け取っていないことを確認せよとの手紙が郵便局から届く。今度は、「この小包は12月28日に再送してもらったもので、その日以来、注意深く郵便箱を見ているが、不在通知書は受け取らなかった。1月5日発送の小包(その3を見て下さい)も受け取っていない。」とのクレームを書いて未受領確認書を返送。すると今度は、2月1日に12月28日発送分だけ配達されてきました。もうクリスマスプレゼントはいらないぞ!前は日本に送り返してから未受領確認書を送ったのに、今度はまだこちらに保管されている間に送ったのか、とあまりのルーティーンのずさんさにがっくり。

 その3:1月5日、子供ご愛読の雑誌やら何やらを小包(SAL)で発送してもらう。2度あることはなんとやら。またまたまた着きません。その2にある未受領確認書に、ついでにこれも受け取っていないぞ(不在通知書も)!とクレームを赤で書きました。これが功を奏したのでしょう。クレームを出して10日、クレームはやっぱり威力がなかったのだと未受領確認書が来るのを待っていたところ、2月8日、外出から戻っるとドアに小包が立てかけて置いてありました。もう置き方なんぞ文句いいません。届いたことに感激!です。

 その4:ルーマニアで働いている国際協力の院生が12月22日に送ったクリスマスカードが1月28日に届きました。この院生がラオスにいるT先生に送ったカードは1月10日頃着いたそうなので、どう見てもオーストリアの郵便局が悪い。そして実はこのカード、別のエアメールとともに、同じアパートに住む大家の息子の郵便箱に入っていた。フ〜。

 というような調子で、郵便局に嫌われているのか、たたられているのかがこの2ヶ月続いています。

 郵便があてにならないのは前からあったのですが・・・。我が家に以前住んでいた日本人宛て(当然ですが、名字はYOSHIIではありません)の郵便が数回配達された、のは序の口。通りもまったく違う日本人宛てのお手紙(電話局からの通話料通知)が我が家に配達されたことがあります。いろいろあってその住所へ行ってみましたが、その日本人は既に転居していませんでした。だからと言って別の日本人のポストに放り込めばいいっていうものではないだろう!家内がこういう話しを知り合いの日本人の方にしたところ、日本人会の会報誌『ウィーンの風』が私も住んでいるウィーン19区の日本人会会員家庭すべてに配られなかったことが数回あるのよ、とのこと。(私はわずかな滞在なので日本人会には入っていません。)

 ルーズなのはルーマニアだけではなかったんだ。あ〜あ、ヨーロッパはみんなこんなものなのでしょうか。なんとかならないのかな〜?