研究紹介(修士2回生):中村 凌大

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プロフィール
中村 凌大(なかむら りょうた)
1996年生まれ
2018年大阪行岡医療大学医療学部理学療法学科卒業、理学療法士免許取得
2023年神戸大学大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域博士前期課程入学
地方独立行政法人市立吹田市民病院 リハビリテーション科に勤務


研究テーマ:

造血幹細胞移植後3ヶ月時点の患者の特性
 近年の造血幹細胞移植の進歩と普及に伴い、その適応疾患と移植方法は多様化している。同種造血幹細胞移植に対するリハビリテーションは、運動機能とQOLを維持改善する効果が先行研究で報告され推奨されている。しかし、造血幹細胞移植患者における、より効果的な運動内容や介入時期についてのエビデンスはまだ乏しい。
 一方で、造血幹細胞移植後早期の社会復帰に際しては、同種移植後3ヶ月での運動機能・精神機能の低下は、移植後半年、1年を経過しても残存するという報告があるように、運動機能・精神機能の低下が阻害要因のひとつとなっている。そこで、運動機能に加えて、自己効力感や倦怠感、精神機能など、同種移植患者の移植後3ヶ月時点での患者の特性を調査し、阻害要因の詳細を明らかにすることで、造血幹細胞移植後早期の社会復帰の促進策を検討したいと考えている。


学会発表:
「造血幹細胞移植後患者に対し、身体機能維持に外来での運動指導が奏功した症例」
中村凌大、中川泰慈 第33回大阪府理学療法学術大会 2021年7月11日 poster

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