第131号(2015年10月号[15/10/1発行])
体調管理にご注意ください
 皆様、衣替えはもう終わりましたでしょうか。今年は秋の訪れが早く、また、気温の日内変動も激しいため、風邪を引かれる患者さんが増えています。汗をかいた場合には速やかに着替える、肌寒く感じた場合には上着を羽織る、外出から帰宅したらうがいと手洗いを徹底するなど、風邪の予防を初め、体調管理にくれぐれも努めていただきますようにお願いします。また、風邪を引いてしまった場合には、市販の感冒薬で症状を抑えるのではなく、かかりつけ医を速やかに受診くださいますようにお願いします。

「あなたの健康百科 byメディカルトリビューン」記事のご案内
 昨年から整形外科リウマチ教室での講演内容が、(株)メディカルトリビューンが運営するウェブサイト「あなたの健康百科 by メディカルトリビューン」http://kenko100.jp/clinical/rheumatology/
に記事として掲載されるようになりました。日頃、リウマチ教室に参加できない患者さんを初め、多くの皆様にご一読頂けましたら幸いです。なお、現在までに以下のテーマが掲載されております。
•	実践しよう!首・腰・膝・指の関節保護
•	「関節保護」って知っていますか? 
•	痛くなってからでは遅い!かかりつけ歯科医を持とう
•	虫歯や歯周病は「口の中の感染症」、リウマチ患者は要注意
•	ご存じですか?足の悩みに合わせて作る靴型装具
•	いつも履いている靴、きちんと足を守れている?
•	リウマチ患者が人工関節置換術を決める前に
•	加齢に伴う膝の痛み、変形性膝関節症かも
•	全然取れない関節の痛み、人工関節も選択肢に
•	リウマチ患者が妊娠する際にも使える薬は?
•	リウマチ患者の妊娠は計画的に! 注意すべき治療薬は?
•	リウマチ患者が妊娠を決めたら
•	新生活に向け通院先や保険証の確認を
•	リウマチ治療中でも諦めない、就活は前向きに!
•	結婚決めたら相手と一緒に受診を! 
•	リウマチ治療中だけど母乳で育てたい!その希望はかなう?
•	リウマチ患者にとって育児は大変?専門家がアドバイス
•	リウマチ患者が必ず受けておきたいワクチンとは?
•	新しい骨粗鬆症の薬を解説
•	治療法を選ぶコツとは? 
•	2013年登場の治療薬が本格導入へ
•	2015年から医療費負担が増える人も
•	消費税が3%増える影響は? 

 新規抗リウマチ薬Peficitinibの長期試験に関するご案内
 抗リウマチ薬として国内外で開発が進められている新規JAK阻害薬Peficitinib(ASP015K)の二つの第3相試験を、整形外科と膠原病リウマチ内科の両科で昨年秋より実施しています。また、今月から、これらの治験を終了された患者さんで一定の条件を満たす場合に、治験薬が承認されるまで継続的に治験薬を使用いただける長期継続投与試験を開始しました。新しい抗リウマチ薬を世に出すためには、患者さんにご参加いただく治験の実施が欠かせません。治験の性質上、ご参加頂ける人数は限られていますが、本治験ではまだ人数に余裕がありますため、ご参加頂ける患者さんを引き続き募集しております。なお、ご参加頂ける期間に制限がありますので、治験に興味をお持ちの患者さんは、主治医まで早めにご相談いただけますようによろしくお願いします。

休診のご案内
 以下の三浦准教授の外来を、米国リウマチ学会に出席のため休診させていただきます。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をいただけますようによろしくお願い申し上げます。
11月6日 (木)     リウマチ外来 代診:前田医師
11月19日(水)    生物製剤外来 代診:なし

整形外科リウマチ教室のご案内
 整形外科では、リウマチ患者の皆様とご家族に、関節リウマチについての理解を深めて頂いて、日常生活の中で、より良い療養ができますように、2003年より整形外科リウマチ教室を毎月、開催しております。教室は、事前申し込み不要で参加費無料です。整形外科に通院中の患者さんだけではなく、他の医療機関や診療科で治療を受けておられる患者さん、ご家族や医療関係者も参加いただけます。
 関節リウマチの治療や健康維持に関する話題が中心ですが、それ以外にも様々な話題を取り上げております。気軽に参加できる教室となるようにスタッフ一同、心がけておりますので、初めての方も、安心してご参加ください。
 講演後に、個別の療養や治療に関する相談の時間を設けております。ご希望の方は、病気の状態が良くわかりますように、できるだけ検査結果やお薬手帳などをご持参ください。ただし、希望される皆様とお話できますように、お一人当たりの相談時間はある程度で限らせていただいておりますので、質問を予め準備しておいていただけますように、ご協力のほどよろしくお願いします。また、教室では、診察そのものはできませんので、リウマチかどうかわからない場合は、まずは、お近くの医療機関で診察と検査を受けて頂きますように、また、診療をご希望の場合には、整形外科のリウマチ外来を、現在の主治医またはかかりつけ医を通じて初診予約の上、受診していただきますようにお願いいたします。
 さて、10月の教室では、薬剤部の國光薬剤師から薬に関する様々な疑問点についてお話させていただく予定です。皆様のご参加をスタッフ一同、心からお待ちしております。
整形外科リウマチ教室のスケジュール(2015年10月-2016年1月)
日時:2015年10月29日(木)午後1時-2時 
会場:神緑会館1階多目的ホール
演題:「おくすりの疑問」  
講師:薬剤部 國光 葉子 薬剤師
司会:三浦 靖史 准教授

日時:2015年11月26日(木)午後1時-2時 
会場:神緑会館1階多目的ホール
演題:「冬を元気に過ごすために」 
講師・司会:三浦 靖史 准教授

12月は年末につきリウマチ教室はお休みです

日時:2016年1月28日(木)午後1時-2時 
会場:神緑会館1階多目的ホール
演題:「2016年のリウマチ治療の展望」  
講師・司会:三浦 靖史 准教授

神戸市難病団体連絡協議会・医療講演会・相談会のご案内
日時:2015年12月6日(日)午後1時-3時
会場:神戸市勤労会館 3階 307号室 (神戸市中央区雲井通5丁目1-2) 三ノ宮駅から徒歩
13:15-14:00 講演:「関節リウマチの装具療法〜装具を上手に活用するには〜」
		    講師:澤村義肢製作所 岡田 佳奈 義肢装具士
14:00-14:50 講演:「リウマチ治療に関わる最新トピックス」
		    講師:神戸大学整形外科 三浦 靖史 准教授
15:00-15:50 医療相談会

神戸大学医学部附属病院での患者教室のお知らせ

皆様、インフルエンザワクチンの接種が始まりましたら早めに受けておきましょう。
リウマチだよりやリウマチ教室に対するご意見ご要望は、お手紙で外来受付スタッフにお渡し頂くか、郵便、または、ホームページより電子メールでご送付下さい。
連絡先:〒650-0017神戸市中央区楠町7丁目5-2神戸大学整形外科リウマチ診療グループ宛
発行:神戸大学整形外科リウマチ診療グループ© 発行日:2015.10.1. 文責:三浦 靖史 禁無断転載・引用

リウマチだよりのリストに戻る
翌月のリウマチだよりはこちら http://kenko100.jp/clinical/rheumatology/http://www.hosp.kobe-u.ac.jp/consultation/chalkface.htmlriumachidayori.htmlRA_letter_1511.htmlshapeimage_1_link_0shapeimage_1_link_1shapeimage_1_link_2shapeimage_1_link_3

神戸大学整形外科リウマチだより(Web版)