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実験装置・合成関係

高周波誘導加熱装置(A High-Frequency Induction Heating System)
真空下(10-3Pa)または不活性ガス雰囲気下での高温(~1900℃)還元加熱を行います。
この装置を用いて加熱を行うことで,アルミナやスピネル(MgAl2O4)といった融点が2000℃を 超える酸化物結晶中にも発光性酸素空孔(カラーセンター)を導入することが可能となります。
ガス置換・真空電気炉(Electric Furnaces)
真空下(10-1Pa)または不活性ガス雰囲気下での加熱(~1100℃)を行う際に用います。
試料の酸化を防ぎつつ加熱を行いたい場合に最もよく用いる電気炉です。殆ど毎日動いています。
スーパーバーン(An Electric Farnace aka Super Burn MOTOYAMA RH-2025D)
大気圧下,高温(~1700℃)での加熱を行う際に用います。
超音波照射装置(Ultrasonic processors+Tapered Microtip SONICS VCX500)
超音波照射を行いながら化学反応を進行させたい場合に使います。超音波照射中の温度上昇を避けるため, 通常エタノール冷媒による冷却(-100℃)を行いながら実験を行います。
グローブボックス(Glove Box, MBROWN)
室内は高純度アルゴン雰囲気に保たれています。不活性雰囲気下での反応を行いたい場合に用いますが 最近はあまり使っていません。

実験装置・測定関係

蛍光分光光度計(Spectrofluorometer, JASCO FP6600)
おそらく研究室でも最も稼働時間が長い測定装置です。マイクロ秒~数秒オーダーの時間分解測定も可能です。
可視紫外分光光度計(UV-Visible Spectrophotometer, HITACHI U-3500)
積分球による反射スペクトルも測定可能です。
X線回折装置(X-ray diffractometer, Rigaku SmartLab)
化学科の学生実験用に購入された装置で研究室所有の装置ではありませんが,研究用にも使用させてもらっています。 半導体検出器の導入により大幅に測定時間が短縮されました。
A Pulsed Nd:YAG Laser (Spectra Physics, INDI 40)+ A Gated Image Intesifier CCD(Roper Scientific, PI-MAX:1024RB )
ナノ秒パルスのNd:YAG Laser(発振波長:532, 355, 266nm)とICCDの組み合わせでナノ~ミリ秒オーダーの時間分解発光測定が可能です。
A Ti:Sapphire Laser Sytem(Spectra Physics, Tsunami+ Frequency Doubler)
フェムト秒チタンサファイアレーザーと2倍波(350-400nm)発生システムです。
ピコ秒時間分解発光測定システム(Hamamatsu, C4780)
ピコ~ナノ秒の時間分解能をもつストリークカメラ+分光器による時間分解発光スペクトル測定システムです。
Pulse and Synchronous Delay Generators(Stanford DG-535, Hamamatsu C4792)
レーザーパルスのタイミング制御には欠かせないパルス,ディレイ発生装置です
光電流測定システム(Keithley 6514, YOKOGAWA GS610)
エレクトロメーターやソースメジャーユニットなどを組み合わせた自作の過渡光電流測定システムです。 光源には,パルスレーザーや蛍光分光光度計のキセノンランプ分光光を用いています。