Processing で作ったプログラムを Android で動かす

Windows PC を利用してプログラムを作成して、Android 端末で動作させるまでを説明します。 動作確認は Toshiba REGZA Tablet AT570 (Android 4.1.1) で行いました。

目次

  1. Android 端末の準備
  2. ソフトウェアのインストール
  3. インストールしたソフトウェアを設定する
  4. エミュレータ上で動作確認を行う
  5. 実機 (本物の端末) 上で動作させる
  6. 参考リンク

Android 端末の準備

ソフトウェアのインストール

これらのソフトウェアを入手してインストールしてください。 環境変数 PATH に以下のディレクトリを追加する必要があります。

インストールしたソフトウェアを設定する

Processing に Android mode をインストールする

  1. Processing を起動し、ウィンドウ右側にある「Java▼」をクリックして、 表示されたメニューから「Add Mode...」を選択します。
  2. Mode Manager というウィンドウが開くので、Android Mode を選択して、 Install ボタンを押してインストールします。
  3. 「Java▼」のメニューに Android の項目が追加されていれば完了です。

必要な Android API のインストール

  1. 「Java▼」のメニューから Android を選択して Android Mode に切り替えます。
  2. 上部のメニューに Android の項目が追加されるので、その中の Android SDK Manager を実行します。
  3. 必要な API (使いたい端末の Android バージョンと同じもの) にチェックを入れ、 Install packages ボタンを押してインストールします。
  4. Android SDK Manager を閉じます。

エミュレータ上で動作確認を行う

エミュレータは PC 上でスマホの振りをしてくれるソフトです。 これを使って自作のプログラムが動作することを確認してから本物の端末に移るとよいです。

実機 (本物の端末) 上で動作させる

PC に端末の USB driver をインストールする

詳しい手順は こちらの資料 が画像付きでわかりやすいです。

  1. 前述の手順で Android SDK Manager を実行し、 Extras > Google USB Driver にチェックを入れてインストールします。
  2. 端末を USB ケーブルで PC に接続します。(端末の電源はオンにしてください)
  3. コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > デバイスマネージャー を開きます。
  4. デバイスマネージャーから Android 端末のプロパティを開きます。 (「ほかのデバイス」の下にあります)
  5. 詳細 > プロパティからハードウェアIDを選択して、値を調べる。
  6. [android-sdk-install-dir]\extras\google\usb_driver\android_winusb.inf をテキストエディタで開きます。
  7. 調べたハードウェアIDの値をファイルに追記して保存します。
  8. 再び端末のプロパティ画面に戻り、全般 > ドライバーの更新 から編集した android_winusb.inf を選択してインストールします。

Debug mode で実機に書き込む

Debug mode では作ったプログラムを配布することはできませんが、 自分の端末にインストールすることはできるので、 周りの人にちょっと見てもらうくらいであれば十分です。

  1. Processing のメニューから File > Export Android Project を実行します。
  2. 作成された android フォルダをエクスプローラで開きます。
  3. android フォルダの何もないところを Shift キーを押しながら右クリックし、 「コマンドウィンドウをここで開く」を実行します。
  4. 開いたコマンドウィンドウに ant debug と入力して実行(Enterキー)すると 端末に書き込むファイルが生成されます。
  5. 端末を USB ケーブルで PC に接続します。
  6. コマンドウィンドウにて cd bin を実行します。
  7. コマンドウィンドウにて adb install [プログラム名]-debug.apk を実行します。
  8. これで端末のアプリ一覧に追加されているはずなので実行してみましょう。

プログラムを書き換えた後に再度端末に書き込む際には同じ手順を繰り返しますが、手順 3 のところで adb -r install [プログラム名]-debug.apk というようにコマンドに -r を追加する必要がありますので注意してください。

Release mode で実機に書き込む

作ったプログラムを配布したりするためには Release mode にする必要がありますが、プログラムに署名をする必要があるなど手順がやや複雑です。Processing の将来バージョンで簡単になる予定だそうですので、今のところはそれを待ちたいと思います。

参考リンク