各省庁より概算要求書の提出(8月末まで):概算要求基準(シーリング)
↓
予算査定 (9月上旬〜12月下旬)
↓
予算編成方針 (12月下旬)
↓
大蔵原案閣議提出 (12月下旬)
↓
内示と復活折衝 (12月下旬)
↓
概算閣議 (12月末)
↓
国会での審議 (年明け)
出納整理期間を経て,各省庁の長が決算を作成して,大蔵大臣に決算報告書などを送付する。大蔵大臣はこれに基づいて決算書を作成し,閣議決定の後,会計検査院に送付する。内閣は,会計検査院から検査報告書を受け取り,決算を国会に提出する。国会では,決算委員会で審査,本会議で報告・議決が行われるが,決算自体が国会の議決事項ではないので,予算執行はもちろん,予算編成への影響力も小さい。
予算編成,予算執行,決算の予算循環過程
■予算の内容
主要事項名 | 当初予算 |
社会保障関係費 | |
1.生活保護費 | 1,152,370 |
2.社会福祉費 | 4,580,477 |
3.社会保険費 | 9,490,952 |
4.保健衛生対策費 | 527,341 |
5.失業対策費 | 343,816 |
計 | 16,094,956 |
文教及び科学振興費 | |
1.義務教育費国庫負担金 | 2,902,971 |
2.国立学校特別会計へ繰入 | 1,553,705 |
3.科学技術振興費 | 962,995 |
4.文教施設費 | 178,015 |
5.教育振興助成費 | 758,198 |
6.育英事業費 | 117,183 |
計 | 6,473,068 |
国債費 | 19,831,923 |
恩給関係費 | |
1.文官等恩給費 | 66,562 |
2.旧軍人遺族等恩給費 | 1,314,100 |
3.恩給支給事務費 | 4,776 |
4.遺族及び留守家族等援護費 | 92,895 |
計 | 1,478,333 |
地方交付税交付金等 | 12,883,140 |
防衛関係費 | 4,932,206 |
公共事業関係費 | |
1.治山治水対策事業費 | 1,472,348 |
2.道路整備事業費 | 2,702,522 |
3.港湾漁港空港整備事業費 | 704,739 |
4.住宅市街地対策事業費 | 1,136,586 |
5.下水道環境衛生等施設整備費 | 1,667,049 |
6.農業農村整備事業費 | 1,090,925 |
7.森林保全都市幹線鉄道等整備事業費 | 350,858 |
8.調整費等 | 238,001 |
9.災害復旧等事業費 | 67,674 |
計 | 9,430,702 |
経済協力費 | 987,732 |
中小企業対策費 | 192,320 |
エネルギー対策費 | 653,123 |
主要食糧関係費 | 268,688 |
産業投資特別会計へ繰入 | 159,533 |
その他の事項経費 | 5,367,125 |
予備費 | 350,000 |
平成9年度決算不足補てん繰戻 | 1,617,413 |
合計 | 81,860,122 |
間接民主制(または代表民主制)と集合的選択(collective choice)の問題
↓
集合的選択の問題を解明する方法として,「公益説」(public interest approach)と,「私益説」(private interest approach)がある。