いろんな国の動物園に行きますが,行くたびに日本の動物園のレベルの高さを改めて感じます.写真は今まで行った中のごく一部です.
日本平動物園(静岡)(2025)
静岡が誇る富士山にほど近い場所に立地する,意外と老舗の動物園です.
非常に寒い日で,なかなか屋外で鑑賞するのには厳しい日でしたが,こういうときでも元気なのがホッキョクグマです.活発に動き回って,得意のオケ遊びを披露してくれました.
ここは老舗らしく,王道のゾウさんやライオン,トラもいます.ピューマだっていたりします.
オランウータンもいます.しかし,ここの一番のスターはやはりレッサーパンダでしょう.専用の屋内施設で大事にされていました.この動物園のマスコットキャラのレッパー君(エントランスの写真に写ってます)はずばり,レッサーパンダです.分かり易すぎる日本平動物園でした.
小笠原海洋センター(東京)(2024)
動物園ではありませんが,あまり他では見かけることがないウミガメの保護施設も兼ねた研究センターです.小笠原現地視察の際,立ち寄りました.
入口はいたってシンプル.正に研究所,って言う感じですが,中に入るとボランティアの方がウミガメの生態や漁の話をしてくださいます.屋外にはウミガメの繁殖用いけすがあり,ふ化から数年の個体まで育成されています.この日は村長がつきっきりでいろいろと視察を先導していただいて,恐縮することしきりでした.
恩賜上野動物園(東京)(2024)
通称「上野動物園」で知られる,おそらく日本で最も有名な動物園です.動物園好きなら「東京に行ったらまずここに行くだろう」,と思うのが普通だと思いますが,初めて行ったのが大学院時代ですのでもう30年以上昔で,超久々の訪問でした(!)
まずはエントランス.入口3カ所あってこれは一番有名なメインゲート(正門)です(他は池之端門と弁天門).近くには美術館などもあって非常に「文化」の香りの高いエリアでした.有名な「上野の猿山(ニホンザルエリア,のことですが)」やシロクマのほか,シロフクロウ(シベリアにいるそうです)もつがいでいたりします.押さえるべきところは押さえる,さすが首都にある動物園です.
お目当てのゾウさんですが,やっぱり人気者でした.上野動物園のゾウさんには戦時中の悲しい話が残ってたりしますが,今はこんなにお客さんに囲まれて楽しそうです.平和って大事だと思いました.ちなみに,パンダ舎は人が多すぎてパス(インバウンド客も含めてものすごい行列).その分,レッサーパンダのところが空いていたので,そっちを見てました...
ここで隠れたアイドルを紹介します.ツキノワグマ君です.この子はやたらと活動的で,始終ボールと遊んだり,周りをぐるぐる動き回ったりと,360度から見ている観客を飽きさせません.ガン見している人(私も含む)多数です.ガラス越しですが,うまくいけば近くで見ることもできます.
ケープハイラックスも,コビトカバも,在来馬(木曽馬?)もいます.が,不覚にも人気者No.2のハシビロコウは見逃してしまいました...やっぱり上野はてんこ盛りでした.外には不忍池もあったりして,ちょっと不思議な光景に出会える恩賜上野動物園でした.
円山動物園(北海道)(2024)
北の大地の老舗の動物園です.最近は旭山動物園の知名度に押され気味ではありますが...
まずは入口すぐのウェルカムボードから.札幌らしく,垢抜けてます.北の大地らしく,フクロウ・ミミズクのケージも結構ありました.この動物園ではニホンザルのゾーンが人気のようで,施設もずいぶん立派でした.
さて,象舎ですが,ここもものすごく立派です.屋外だけでなく,屋内のゾーンが素晴らしく,やはり冬場対策かな,と思いました.子象もいて(お客さんの歓声がすごい)「心鷲掴み」空間であること間違いなしです.
シロクマも水浴びで元気です.キリンもいますし,ホンドタヌキも.ただ,この日は札幌にしてはずいぶん気温が高かったので,見学している方が暑さ負けしてしまいました.
平川動物公園(鹿児島)(2024)
鹿児島市の南にある「コアラ」で有名な動物園です.JRの駅からそこそこ距離があり,坂もあるので車で行くのがお勧めです.
入口はいたってシンプル.あいにくの雨でした.入るとすぐに桜島を背景にしたアフリカゾーンを目にします.結構いろんな種類がいて,珍しいヤブイヌやブラザグェモンというサルもいます.
この動物園の凄いところはとにかく動物によっては空間を広く取っているところです.見えにくいですが,草原にいるのはワオキツネザルで,走り回っています.オランウータンだってこの通り.鶴の仲間もいます.
ここの一番のスターはやはりコアラなのですが,だいたい寝ています.頭数はそこそこいますが,皆寝ていました.気を取り直して(!)ゾウさんに会いに行きましたが,この象舎も凄く広めに作ってあって快適そうでした.
園内はかなり広く,アップダウンもそこそこあるので,健脚向きかも知れません.しかし,動物は皆リラックスしていて,さすが南国,と思わせる動物園でした.
のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)(愛知)(2023)
11年ぶりののんほいパークです.敷地の中に動物園,植物園の他,自然史博物館などもあったりするので,知性(!)が磨かれます.冬場でしたので,結構空いていましたが,季節の良いときは『だだごみ(!)』です.
園内は結構広いのに加え,結構近くまで行って動物たちを見ることができます.で,シロサイ(絶滅危惧種です)にしてもこんなに近くで寝ているのを見ることができます.ゾウさんだって結構近い!アンニュイ(昭和の表現)な感じのマレーグマもすぐ間近です.
エゾヒグマだって近い...かも(十分安全な距離です).馬は本気で触れ合える距離です.ちなみに馬は在来馬の木曽馬のほかポニー,ミニチュアホースなど数種類います.結構昼寝してます.
ちなみにゾウさんエリアはかなり広いためか,頭数も多いので最高です!お散歩したり,壁の向こうのものを取ろうとしたり,で,ずーっと見てしまいます.ゾウさんエリアの前景に大きな池もあって,ゾウさん達も大満足ではないかと.
ここの最大のスターはレッサーパンダです.それなりに歳だとは思うのですが,結構活動的です.キリンさん親子も和んでたり,カバもまったりしたり,とスターはみんな元気に活躍しているのんほいパークでした.
日立市立かみね動物園(2023)
日立市の中心部の丘の上にある歴史ある動物園です.
入口はすごく「伝統的」なデザインになっています.入るとアップダウンのあるコースを回っていくので,なかなか体力が要るかも知れません.しかし,スターは揃っています.まずはゾウさんです.結構近くで見ることができます.カピバラさんもたくさんいます.
アライグマ(比較的おとなしめ)やライオン(親子です)もしっかり活躍中です.ここの動物園は「園内SDGs」といえる活動をされています.どういうものかというと,園内でドングリがたくさんなるのですが,それを拾って鹿などのエサにするのです.それも拾うのは「お客さん」です.なかなかのアイデアです.楽しんでSDGsです.
園内にはサルの放し飼いゾーンもあったりして,珍しいサルを間近で見ることができます.さて,この動物園の最大のスターはやはりレッサーパンダです.ちょっとお年を召されている方もいらっしゃるのですが,元気で活躍中です.いつ見てもかわいさ全開で,心わしづかみ状態になること請け合いです!
アクアマリン福島(福島)(2023)
茨城県境に近い小名浜港内にある東北屈指の水族館です.2011年の震災で大きな被害を受けましたが,見事に復活し,地元はもとより全国からファンを集めています.
エントランスはモダンな感じです.入るとガラス張りの本館までそこそこの距離を歩きますが,庭園や展示館などがあり散歩気分でいけます.入るとレイアウトそのものが凝っていて,水族館とは思えない風景に出会えます.
水族館ですが,水鳥もいます.福島の海関連の展示もあり,やはり西日本とは違うかな,という感じです.館内は日の光を多く取り入れ,すごく明るいところが多いので,感じは素晴らしいです.が,私は写真は素人なので,写真を撮るのは映り込みとか結構難儀したりして.時期的にも家族連れが多く,力強い小名浜の復興を感じます.
沖縄こどもの国動物園(沖縄県)2022
正式名称は「沖縄こどもの国Okinawa Zoo and Museum」といいます.ですので,あるのは動物園だけではないです(自分は動物園しか行かないですが).コザまでバスで行って,そこからは徒歩です(15分くらい?).
まずは入口.結構わかりやす過ぎのゲートが迎えてくれます.地元の方(ほぼ子ども連れ)はほぼ車で来られているようで,車の往来が多いのが沖縄らしいかな,と思いました.沖縄らしい,といえば多分地元的にはなじみがあると思われる在来馬(沖縄は在来馬育成に熱心です)やヤギ(ほぼ放し飼い)がいたりします.動物園そのもののロケーションも変わっていて,結構アップダウンがあります.
こういう空中回廊もあったりして,かなりレイアウトも楽しめます.キリンやゾウさん(ご機嫌がいまいちなのか全然寄ってこなかった...),ライオンといった王道もそろい踏みです.
意外な人気者が「カエル」で何種類もいました.カエル自体はあまり動きがないのですが,子ども達の関心を集めていました(写真を撮るのも一苦労).広い池のゾーンもあり,家族連れでもお一人様でも楽しめる動物園でした.
大洗アクアワールド(茨城県)2022
首都圏では超有名(!)な水族館だと思います(関西ではマニアしか知らないかも).何せ広い!とにかく広い!駐車場も無駄に...広いかも.近く(正確には1kmちょっと離れていますが)には有名な大洗磯前神社があります.
入り口も超立派です.感染対策も万全(!)で家族揃って安心して楽しめます.いろいろ楽しめますが,まずは大水槽ですね.定番です.
サメ専用の水槽もあります.ちっちゃいシュモクザメもいたりしてなかなか見ることがいパターンでした.外房の海は意外と暖かいのでカゴカキダイなど暖かい海の魚も地元にいたりするそうです.また.珍しい海鳥も見ることができます.とにかく7Fくらいあり(展示は5Fまで)歩くと一苦労(!)ですが,サメの剥製やクジラの骨の標本なんかもあったりして見所満載です.
福岡市動物園(福岡県)2022
福岡県には何カ所も動物園があり,ある意味動物園王国ですが,ここはその中でも老舗ではないかと思います.現在リニューアル中でもあります.
まずは入り口.バス停からすぐで便利ですが,バスの本数はそんなに多くないです.入ると幾つかルートがあるのですが,現在は工事中のためかなり限定されます.で,キリンさん親子に会えるルートを選択.おちびさん,元気に走り回っています.珍しいダイアナモンキー(初めて見ました)やちゃんと見るのはかなり久しぶりのテン(超元気に走り回っていました)にも会うことができました.
愛想の良いキツネさんや超恥ずかしがり屋のオランウータン(女の子だと思います)、威嚇度満点のヒョウにも会うことができます.アムールトラも元気です.
ライオンも当然います.で,老舗なのに肝心の大スターがいない.そうです,ゾウさんがいないのです.それもそのはず.現在象舎は改築中です.で,肝心のゾウさんはというとミャンマーから来る予定だったのが,政変などで来る時期がずーっと遅れているのだとか.人間の事情で振り回されるなんてねぇ,と思う今日この頃です.最後に名物のケーブルカーに乗って庭園まで.上下動も結構ある,ここも見所満載の動物園でした.ゾウさん,待ってまーす.
霧島アート牧場(鹿児島県)2022
いつもお世話になっている霧島アート牧場に今年もコロナ禍の合間を縫っていってきました.
まず4月の風景.雨上がりだったせいか,幻想的な風景です.ここは10カ所くらい放牧場があって,これはその一角なのですが,本当に馬がのびのび過ごしているところです.お年寄りの馬が多いのですが,みな思い思いの余生を過ごしているという感じで,和みます.ちなみに訪ねる少し前に「情熱大陸」という番組で特集されていました.
で,8月の風景.相変わらず,馬たちは元気そのもの.並んで草を食べる風景は和やかそのもの.今回も心洗われる経験でした.
道の駅 アグリパーク竜王(滋賀県)2021
滋賀県には本格的といえる動物園はありません.しかし,コンパクトな「ふれあい系」ならばあります.滋賀県にはみちの駅第1号の「あいのつちやま」がありますが,このアグリパーク竜王は2015年に開業した比較的新しい(多分2022年時点で一番新しい?)みちの駅です.ここがユニークなのは「アグリ」と銘打っているとおり,「農業」をテーマとしているみちの駅ですが,中でも「ふれあい動物園」を併設している点がなんといっても一押しの点です.
入園手続き(大人300円)を終えて入園すると,ヤギ,ヒツジ,馬といったおなじみの動物にふれあうことができます.園内はそんなに広くはないのですが,それでもケージではなく,オープンな感じのところなので,好印象です.エサは200円でそれぞれの動物にあげることができます.ふれあい,というだけあって,ヤギとか割と小型の草食動物が中心です(大型の草食動物はいません).とにかくおちびのヤギたちの仕草が愛くるしい!満足して園を後にした後は,野菜売り場で地元の自慢の野菜を買って帰りました.
竹島水族館(愛知)
(2018)
蒲郡にある日本で一番小さい(かもしれない)水族館です.実際,設備は古い感じがしますし,手狭感は半端ないです.しかし,スタッフの努力がすさまじく,今や全国に名が知れる水族館にまでなりました.この話はなかなか凄いので,NHKや民放(MBSちちんぷいぷい)などでも取り上げられたことがあります.
入り口は1年前に改装しました.今はすごく垢抜けています.中に入るとかなり手狭なのですが,ディスプレイが相当工夫されているので,見飽きません.特に「ポップ」と呼ばれるスタッフ手作りの説明書きがなかなか凝っています(写真は撮っていませんが...).展示も伊勢湾の地元の魚介類が多く,ローカル色は他よりも抜きん出て強いです.それもそのはず,地元の漁師さんが強力にバックアップしているそうですから.写真にはフグが写っていますが,このフグ,結構希少種だそうです.カピバラさんもいます.
ここの名物の一つが,オットセイのショーなのですが,このオットセイ,なかなかのくせ者で,飼育員さんを屋内に「拉致」してしまったこともあるそうです.ちなみにこのショー,非常に狭いところでやっているので,いい意味で臨場感たっぷり,です.また,この飼育員さん,「オオグソクムシ」など『変わった』魚介類の試食マンとしても有名だそうです...(館内に展示複数あり).とにかく狭いのに工夫満載で,ふれあい施設もあるなど,たっぷり2時間は楽しめます.
(2021)
コロナがかなり収まった時期を見計らって久々に訪れました.
ここが凄いのは手書きのポップが充実していることです.本当によく書けていて,これを見るのが毎回楽しみです(お魚の評価に「美味」と書いてある水族館も珍しい...).入替も結構されているようで,さすが「日本で2番目に小さいけど日本一注目される水族館」だけあります.
深海の様子も再現してあったりしますし,この日はなぜかバックヤードのところを見ることができました.出口ではアカウミガメ君が見送ってくれます.さすが,タケスイ,抜かりはありません.
番外編 (滋賀)
滋賀には厳密には動物園はありません(琵琶湖博物館などはありますが).ですが,野生動物を(ほぼ)日常的に見ることができます.ある意味天然の動物園です.ちなみに居るのは白鳥やカモなど鳥類だけではありません.
この写真は滋賀のとある空き地での風景です.ご覧の通り,キツネさんです.この子たちは子供で近くに母親がいました.どうも鳥(ムクドリと思われます)を捕食したようで,子供なりにかなり大きくはなっています.が,本当に愛らしい!まさかこんなところで,というところでした.人慣れしているのか,じっと見つめられました.本当に,「心わしづかみ」とはこのことです!
京都市動物園(京都)
(2020年)
京都市民にとっては心のオアシスとなっている岡崎(平安神宮近く)にある老舗の動物園です.
まず,地下鉄蹴上で降りると,地下道にこういうタイル飾りがあり,気分を盛り上げてくれます.やはり,京都市動物園といえばゾウさんです.ゾウさん関係ではいろいろと頑張っています.ちなみにラオスから数年前に新入りさんがやってきました.いろんな意味で元気な皆さんです.また,象舎の上にはタイル製のモニュメントがあり,威厳すら感じさせます.
京都市動物園のスターはゾウさんだけではありません.シルバーバック(ゴリラ)や超レア動物のヤブイヌ,ナウシカファンならおなじみのフェレック,定番のキリンとシマウマもいます.超高齢でも元気なアカゲザルのおばあちゃんもご健在です.かなり面積的には狭いはずなのですが,それを感じさせない工夫にあふれたレイアウトになっています.
それで,来園されたら是非とも会っていただきたいのがオウム(厳密にはオオバタンという種類だそうです)のオージロー君です.齢は50歳を超えているそうです!毎日開園前に園内を散歩するのが日課だそうな.動物園のアイコン的存在です.ちなみに京都市動物園にはトラやクロヒョウはいますが,ライオンはいません.今年1月に長年活躍していたナイルがなくなったのですが,いろいろあってか後任は迎えない,という方針なのだそうです.野生動物の取引制限は非常に厳しいですし,これも動物園の今日的な姿かと思います.ちなみに未だにトロフィーハンティングが行われているようですが,そのような行為は許しがたく,私は断固反対です!いろんなことを考えさせてくれますし,また感動を与えてくれる京都市動物園に今日も感謝で帰途につきました.
マリンピア日本海(新潟)
(2020年)
新潟市の海浜風致地区内にある歴史ある水族館です.新潟には何度も来ていたのですが,なぜか機会に恵まれず,前から一度は行きたいと思っていた場所です.
新潟市内(古町)から歩いて行くことができます.多少時間はかかりますが...(お急ぎの場合はバスがお勧め.一筋手前の道がバス通りです.)今年で30周年だそうです.館内は熱帯の魚から地元新潟の魚までかなり幅広な展示です.館内展示の目玉は海のトンネルです.今ではいろんなところでお目にかかりますが,この水族館はかなり昔からこのトンネルを導入しているそうです.あと,やはり大水槽はなかなか見応えがあります.デジタル化されている部分も多く,水槽内の魚の説明はデジタルで表示されます.
珍しい深海魚の剥製(写真一番上はリュウグウノツカイ)もあり,相当勉強になります.それで,毎度のことながらですが,水族館といえばイルカショーです.ここも相当訓練されていて,カマイルカとバンドウイルカとが一生懸命演技してくれます.背景とも相まって,フォトジェニックな感じに仕上がりました(!).平日の夕方ですが家族連れも結構来ています.さて,屋外施設には海獣たちがいるのですが,このアザラシ(ゴマフアザラシです),水中で直立不動です.ちなみにこの子だけではなく,集団で直立です.なごみます.最後になってわかるのですが,ここは水族館だけではなく,庭園や周りの松林も一緒に楽しめるところです.癒やされたい方にお勧めです.
富山市ファミリーパーク(富山)
富山市の郊外にある家族向けの公園+動物園です.バスが1時間に1本しか出ていないので,かなり時間にシビアになりながらの訪問となりました.
まずは入口から.何カ所かありますが,バス停から一番近いところはこんな感じです.かなりモダンな感じです.入るとすぐにキリンが迎えてくれます.タマリンの仲間でしょうか?結構こぢんまりとした施設かな?と思ったら大間違い.非常に中は広いです.上記の写真の場所はほんの入口の部分だけ,というのがあとでわかりました.ちなみに郷土動物館(森に入ろう,と書いてある)にはアカショウビンなど結構珍しい鳥などがいます.定番のトラもいます.
で,少々歩いて行くと森への小道に出ますが,少し行くと地図がありまして,これがまた広い!端まで行くのに軽く15分はかかります.少し行くと猿山が迎えてくれます.さらに行くと(結構登る)ライチョウの館があります.間近でライチョウを見るのは初めてで,結構興奮しました.これは日本ライチョウ(冬仕様)ですが,別の場所で北欧のライチョウも見ることができます.ちょっとわかりにくいですが,オオカミも放し飼い(!)になっている区画があります(無論人間は入ることはできないです).
地味にレッサーパンダもいます(繁殖成功だそうです).で,最後にノルウェーのライチョウです.スバールバル諸島というところにいるそうです.この動物園は北欧とライチョウの共同研究をしているとのこと.展示も凝っていますが,研究も熱心です.駆け足で回って1時間弱.レッサーパンダのところでスタンプを押してもらうと,入口のところにあるソフトクリームスタンドで割引でソフトクリームを食べることができます!バスさえもう少しあればなあ,と思うことしばし.今度は自家用車だな.
霧島アート牧場(鹿児島)
(2018)
引退馬の繋養などを行っているNPOホーストラストが運営する牧場兼乗馬場です.鹿児島空港から車で40分くらいでしょうか.鹿児島県の北部,霧島温泉からそれほど遠くない山中(湧水町の霧島アートの森の近く)にあります.非常に敷地は広いので,何区画にも分かれているのですが,その中の一角が自由に見学できるエリアになっています.
結構な高齢の馬もいるのですが,みな毛並みもよく,元気そうです.ちなみに競走馬だけではなく,半血種や,ポニー,岬馬なども預かっているとのことです.昼夜放牧という,一日中屋外での生活とのことです.もちろん,毛並みからわかるように,毎日の健康管理は行き届いているようでした.
今回の訪問の最大の目的は,Garopで話題にもなったオースミグラスワンに会いに行くことでした.滋賀の施設で暮らしていたのですが,縁あってこちらに移ってきたそうです.最初はパドックの端っこにいたのですが,僕に気づいて近づいてきてくれました(!).で,しばらくするとまた食事.何はともあれ,元気そうです.
そうしているうちに,ボス格(かもしれない)のポニーさんがやってきて,柵にマーキング.なかなか自己主張が強いお方のようで.最後に放牧場で記念撮影.また会いに行きます!
(2019)
縁あって冬場ですが,再びホーストラストを訪問しました.
冬場ですが,昼夜放牧で皆さん元気です.今回もオースミグラスワンにあってきました.しっかり,冬の様相でした.また爪の調子がよくなくて靴を履いていました(今はよくなっているそうです).他のお馬さんたちも元気いっぱいです.ここは原野を切り開いていますが,植生などはかなり意識的に残されているそうです.何カ所も放牧地があり,200頭くらい面倒を見られているとのことです.
それで,今回のもう一つの目的は,去年からここでお世話になっている「ソンゴクウ」に会いに行くことでした.ソンゴクウのお世話に僕も少しだけ協力しているので,会いたかったのです.にんじんを持って行くと,とても喜んでくれました...というか,アイドル並みに取り囲まれました(馬たちにですが...笑).仲良しのリッカシェクル君(佐賀競馬で活躍したそうです)といつも一緒.明るい環境で,ゆっくり時間が流れている感じで,本当にいいところです.
(2019夏)
今年2回目の霧島です.行くときはいつもわくわくです.
相変わらず,ソンゴクウ君は元気です.夏バテもせず,お年なのに元気いっぱいです.持って行ったにんじんは争奪戦でした.写真にもあるように,広い空間でゆったりと暮らしているので,ストレスが少ないのかもしれません.グラスワン君はちょっと前足の調子が悪く,パドック生活でした.前足に靴を履いたり,いろいろ大変だと思います.担当の方,ご苦労様です.
高知市 わんぱーくこうちアニマルランド(2019)
高知市の海浜部に立地する無料の動物園+アミューズメント施設です.旧高知競馬場跡地に設置されたとのことです.小さいと聞いていたのですが,意外と駐車場は広いです.
あいにくの雨でしたが,強行で行きました.園内は細長い感じで,小さい割にはいろんな動物を見ることができます.タヌキ(箱の中にいるのは子供),カモシカといった在来種もいればジャガーもいたりします.
何かにご執心名ヤマアラシとか,屋内施設にはワニの子供(ニシアフリカコガタワニなので大人かも)がいたり,果てはチンパンジーや希少種のアカショウビンまで見ることができます.かなり動物の種類は面積の割に多いです.市営の無料の施設なのに,かなり頑張っている感が感じられて,すごく満足度が高いです.
高知 むろと廃校水族館(2019)
室戸岬にある元小学校の施設を利用した,ユニーク極まりない水族館です.
まずは入り口ですが,国道沿いに看板が立っているものの見逃してしまいそうなくらい地味です.建物は塗装を直したりはしているものの,まんま「小学校」です.中に入ると,「全館理科室状態」です.そこかしこに水槽があり,高知の海にいる(というか地元で取れる)魚を間近でいろんな角度から見ることができます.2階にある巨大な円形水槽にはエイの仲間が悠々と泳いでいたりします.カニをおちょくっているとしか見えないメバルもいたりします.
ここの最大の呼び物は屋外にある25mプールです.人間用のプールが水槽になっています.アカウミガメが数え切れないくらい泳いでいるのは圧巻です.近くにも寄ってきます!小さめの水槽にもアカウミガメが一杯います.25mプールにはこの他サバやフグなど地元の魚が一杯泳いでいて,眺めているだけで幸せな気分です.
和歌山県白浜町 南紀白浜アドベンチャーワールド
(2003)
ここもリピート率が高いです.言わずと知れた西日本のパンダ王国です.写真はメイメイがユウヒン,シュウヒンを産んだ2003年暮れのものです.写りが小さいですが,珍しい授乳の姿です.スターはパンダだけではなく,白サイやチーターなどたくさんいます.ゾウさんなど,動物とも触れあえて満足度大です.いつ行っても楽しめますが,お勧めは冬です(夏に比べて空いているので,おやつをあげたとき草食動物に取り囲まれ,悦に入れます!).ちなみにもう一方の大スターのイルカのショーは家族連れで一杯です.丸一日楽しめます.
(2019)
16年ぶりのアドベンチャーワールド.当然,お目当ては赤ちゃんパンダ,彩浜(さいひん)です.
まずはだだゴミのパンダ舎前へ.親子のお披露目タイムに間に合いました.もう,ほぼぬいぐるみです!どこまでも愛らしい!おかげで人が全然減らないです...(自分も動きませんが)
場所を移して室内展示へ.さいひん親子の愛くるしさは変わらないため,やはり長蛇の列!また別棟にはさいひんのお姉さん方もいらっしゃいますが,いかんせん食べるのに必死で...
ちなみにスターはパンダばかりでは当然無いです.意外にかわいいヒグマや,最近頭数が増えたシロサイ,餌やりが楽しいラクダ,食い意地の張ったエミューなど,たくさんいます.
で,アドベンチャーワールドといえばイルカショーです.他所でも見ることができるイルカショーですが,ここは老舗中の老舗です.トレーナーのトレーニング施設もあり,本当に力を入れています.ショーとしても最高級ではないでしょうか.訓練されたプロ中のプロの技が楽しめます.新しい動物ショー「アニマルアクション」も見ものです.オットセイ,オウムその他たくさんの動物が登場して楽しませてくれます.最後はアドベンチャーワールドの象徴,ゾウさん.お見送りもゾウさん舎から.また必ず来ます!
いお鹿児島水族館(鹿児島)
(2019)
鹿児島港(桜島フェリー乗り場横)にある鹿児島の新しい名所です.
ここは3階建てになっていて(ちなみに地下もあり),とにかく広いです.呼び物の一つは大水槽でジンベイザメやマンタが悠々と泳いでいます.癒やされます.また,錦江湾の深海を再現しているコーナーもあり,他では見ることが出来ない生態を間近で見ることが出来ます.
ここで是非とも見ていただきたいのが,イルカショーです.じつは錦江湾には多数イルカが住み着いていて,カマイルカやバンドウイルカといった有名どころがいます.自然でも観察できるそうですが,ここでは訓練されたスターたちの技を見ることが出来ます.ちなみに,このイルカのジャンプは外の水路でも見ることが出来ます.時間は限られるのですが,うまくタイミングが合えば,ごらんのようなすごい迫力のジャンプを見ることが出来ます.この日,イルカのご機嫌がよかったのか,観客の間際まで来てジャンプをしてくれて,そのおかげで『歓喜のスプラッシュ(!)』を浴びることができました(ずぶ濡れになりましたが)!この他にも非常に盛りだくさんな内容で,全く飽きさせないすごい施設です.さすが鹿児島!
愛知県 岡崎市東公園動物公園
(2018)
岡崎市の東公園というところにある市立の動物園です.他にはない細長い作りです.定番のニホンザルやニホンジカ(斜面にいます),最近多いミーアキャットが迎えてくれます.
この動物園の最大の見所はゾウさんのふじ子さんです.開園以来のスターなのです,ずいぶんなお年なのですが,未だ元気なご様子.時間帯によっては餌をあげることができるのですが,この日は時間に間に合わずです.ちなみにずーっと柵のところにいるのは,仲良しの飼育員さんがいるからです(こちらが嫌われているわけではない).また,ポニーも結構頭数がいて,仲良くじゃれ合っている姿も見ることができます.和みます.
高速の上を通っている橋を渡ると,小動物エリア(ふれあいゾーン)に行くことができます.最後に,元のゾーンに戻るとラマがじーっとこっちを見てました.
三重県 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス(通称,伊勢シーパラダイス,伊勢シーパラ)
(2010)
修学旅行の聖地,伊勢の二見浦にある水族館です.(この当時は二見シーパラダイスという名前でした).リピート率,高いです.ここのスターはなんといっても「ポポちゃん」を筆頭とするセイウチ3姉妹です(写真はアルミのボウルで遊んでいるものです.この他,島○譲○も真っ青の灰皿芸も見ることができます:一番下の娘が亡くなってしまい,今は2頭です).とにかく笑えます.彼女たちの芸を見ていると水槽の前で30分は軽く過ごせます.館内の広場でショーもこなします.とにかく芸達者です.
(2017)
以下,2017年クリスマスシーズンのものです.伊勢シーパラになって,特段何か変わったのか,と訊かれても,古くからのファンは「あまり変わってない」というかもしれません.そうです,経営が変わっただけで動物たちの愛くるしさやスタッフのサービス精神は何ら変わっていません!
まずは,入り口のところにいる「トド」の一家.日に数回ある「お披露目会」です.芸達者ですが,食欲も旺盛です.入り口を入ると赤い魚のライトアップが目に飛び込みます.写真を撮りますが,・・・です.ちなみに,スタッフさんが着ているバックプリントウィンドブレーカーですが,これプリント部だけステッカーにして欲しいです(かわいい!).
クリスマスシーズンということもあり,人気者たちが代わる代わるパレードでお目見えです.ポーズも決めたりして.
屋外のプールには2頭のハンドウイルカがいるのですが,この2頭が凄く頭がいいのです.バスケットボールで観客とキャッチボールをするのですが,観客がノーコンだと無視して自分で「壁打ち」で遊びだします.その上手なこと(ちなみにうまいとちゃんと遊んでくれます).
で,最後は「真打ち」の登場です.セイウチ姉妹のショータイム.大人気です.いろいろやって笑わせてくれます.ちなみにヒマちゃん(牙がある方です:女の子です)の得意技で「闘魂注入」というのがあるのですが(詳細はシーパラHPでどうぞ),この「闘魂注入」が「厄払いにいい」ということで(?)中高年にも人気なのだそうです.ショータイムの後はお食事.こんなにかわいい顔をして食べます(噛むのではなく吸い込む).
愛媛県砥部町 愛媛県立とべ動物園
今や知らない人がいないくらい有名な,四国が誇る動物の聖地です.8年越しの思いが実り,ついにこの春(2012年3月)しろくまピースに会うことができました.ピースがあまりにも有名で当然スター(というよりスーパースター)はピースなのですが,ピース以外にもアフリカ象のヒメちゃんや砥夢(トム)くん,オランウータンのディディ君(空中散歩が見せ場),アジア象の太郎(オリに入っている写真)などスターが目白押しです.ちなみに太郎のインフォメーションは涙なくしては読めません!また,サルのコーナーでは自販機で買ったえさを与えることができますが,これがなかなか芸達者なお猿さんが多いので,時間がいくらあっても足りません.
(2017)
2017年に縁あって再訪できました.休日だったせいで,家族連れでいっぱいでした.
まずは最大のスター,ピース関係です.写真で元気に歩き回っているのは,実はピースのお母さんのバリーバで,ズーラシアから戻ってきています.肝心のピースはお疲れなのかおうちからなかなか現れず,出てきてもダレーっとしていました.ちなみにピースは17歳になっているのでした.早いものです.
最近はいろんな動物園にいるカピバラさんやレッサーパンダ,定番(?)のマレーバク,オープンスペースを闊歩するチンパンジーなど,相変わらず見所が多いです.
それで,個人的にはとべ動物園の一番の見所と思っているのは,アフリカ象の家族です.アフリカ象自体,国内でも相当希少な存在です.それが家族でいます.すごいです.お父さんゾウ(アフさん)は残念ながら亡くなってしまったのですが,お母さん(リカさん),しっかり子供をしつけています.それと,一番感心するのは,次女の砥愛(とあ)ちゃんと飼育員さんとのコミュニケーションです.かれこれ15分くらいは一緒に遊んでいたと思います.もう,ほんとうに家族のようで見とれてしまいます.とべ動物園に行かれたら,是非ともこのコミュニケーションを見てほしいです.ゾウさん家族のブログも作られています(http://www.kaguyahime.org/kazoku.html).読むと涙が出ます.ちなみにこの日の昼食はゾウストリート前の食堂でカレー(お子様用だと思う)を食べました.
和歌山県和歌山市 和歌山公演動物園(2017)
和歌山城の中にある(!),実は非常に由緒正しき動物園(100年の歴史)です.
まず驚くのは意外なほど「狭さを感じない」ことです.お城を仰ぎ見るほど城郭に近いところにバードケージや熊舎や馬房があったりするので,かなり窮屈な感じを受けそうですが,そこは工夫のたまものです.バードケージのあるエリアと熊舎・馬房のエリアとは分けられている,敷地の高さの違いを利用する,といった感じです.ちなみに,熊さんは結構アイドル扱いだそうですが,爪が長すぎて(切れないらしい)ちょっと大変なのだそうです.
100年もの間,色々あったろうに,今も和歌山市民をはじめとして多くの人に親しまれている「お城のどうぶつえん」,皆さん是非一度訪ねてみてください.
静岡県浜松市 浜松市動物園(2017)
浜松にはウナギを食べに行くことが楽しみの主ですが,動物園もなかなかたいしたものです.
入口は至ってシンプル.最初は上り坂でその途中に元気なカンガルーたちがいます.ホッキョクグマ(愛くるしいです)やゾウさん(浜子さん:御年46歳.行ったその日が誕生日でした),トラ(かなり活発に動きます),カピバラさん(ゆったり)など,おなじみの動物たちのほかに,ブタさん(ちょっと珍しいタイプ)やキジの仲間(あまり見かけないタイプ?)などといったちょっとした変わり種もしっかり登場しています.大人同士でのお客さんも多く,ほっこりとできる空間でした.
愛知県碧南市 碧南海浜水族館(2017)
三河安城からほど近い碧南市の港湾地域の一角にひっそりと建っています.かなりこぢんまりとしたところですが,なかなか見応えがあります.
一見すると会議場みたいですが,公共施設の一角が水族館になっています.その他は港関係の資料館のようです.繁殖にかなり実績を持っているようで,8つも受賞されていました.中は春休み中だったためか子供向け教育関係の催しがされていましたが,大人でも十二分に楽しめる水族館です.
北海道 紋別市 オホーツクもんべつとっかりセンター(2015)
流氷で名高い北海道は紋別市にあるアザラシの保護施設です.ここでは漁師網などにかかって保護されたアザラシ(10頭以上いたと思います)を飼育しています.芸達者だった1頭は残念ながら「逃走」してしまったそうですが,現在も頭数が多く,皆芸に励んでいます.中にはのんびり屋さんもいますが.このセンターには観光施設「がりんこタワー」が隣接し,オオカミ魚がいる海底水族館を堪能できますし,近くには流氷観光船の「がりんこ号」も停泊しています(運行は厳冬期のみ).ちなみに,幸運であれば沖合で野生のアザラシを見ることができます.
福岡県 北九州市 到津の森公園(2015)
北九州市中心部からバスで20分くらいいったところにある小倉自慢の動物園です.当日はナイター営業期間でしたので当然ナイターです.といっても入れ替え制ではないので夕方からの入園です.
当日はいろんなアトラクションがありましたが,おもしろかったのはゾウさんへのえさやりサービス(100円)です.固形飼料を竹の先に付けて,ゾウさんに差し出すと,ゾウさんが鼻で受け取ります.が,ゾウさん,意外と強烈に引っ張りますので,竹を持って行かれそうになります.このアトラクション,当然ですが子供に大人気です.お次はキリンの晩ご飯です.午後6時過ぎからのご飯でした.これは下からも見ることができますが,えさ台に階段が設けてあって上から(間近!)も見ることができます.
当園ではレッサーパンダが有名だそうで,つい先日なくなった最長老のレッサーパンダは24歳まで生きたそうです.現在の最長老も20歳を超えています.時間帯が夜に入っていたせいか,寝ている動物も少なからずいました.しかし,活発なのもいて,例えばフラミンゴは夜なのに活性化しています.ヤギもまたしかり,です.途中から雨が激しくなってきたので,頃合いを見て動物園を後にしました.今度は晴れた日の午前中に来たいと思いました.
高知県 土佐清水市 大阪海遊館海洋生物研究所以布利センター(2015)
足摺岬で有名な土佐清水市ですが,その中の小さな漁港(以布利港)に大阪の海遊館の研究センターが設置されています.なんと,土日は一般人も見学できます.何がすごいといって,海遊館に行く前のジンベイザメが「育成」されていると言うことです.
外観はいたって地味です.研究施設なので当然ですが...ちなみに付近の道路には研究所の看板も出ているので,それほど迷わないかも知れません(ただし港内に入ると迷うかも).ジンベイザメ君(オス,推定4歳?)は第2水槽で育成中です.誤解がないように言いますと,太平洋で保護されたジンベイザメは非常にデリケートで,すぐに展示には回すことができないらしく,ここである程度環境に慣れさせる,ということだそうです.
現在は1匹だけです.このジンベイザメ君は非常に頭がよいらしく,すぐにいろんなことを覚えるそうです.ダイバーが朝ご飯(10時前後)をあげに来ると写真のようについて回って(襲われているのではありません),立ち泳ぎ(NHKのバクモン参照)での食事風景を見ることができます.ただし,時間をあわせないと見ることができないので,9時半くらいに行くことをお勧めします.食べ終わると,「もうないね」という感じで素っ気なく去って行きます.見学時間を考えるとやはり足摺岬あたりに一泊するのがよいでしょう.魚は季節を選ばず絶品です.
三重県 大紀町 大内山動物園(2014)
「アルビノのタヌキが入園」という記事を新聞で読んで,年末に行ってみました.紀勢道大内山インターすぐ,という案内にしたがい道を行くと,結構不安になるくらいの山の中に動物園がありました.もともと個人経営の動物園というのだけでも結構珍しいですが,施設もユニークでした.施設はかなりコンパクトなのですが,構造が単純明快なので動物をゆっくり見ることができます.お目当てのアルビノのタヌキは人家に迷い込んだものを保護したそうです.入園後それほど経っていないためか,まだまだ神経質なのだそうです.そのほか珍しいウマグマややたらと人なつっこい山羊たち,かわいいことこの上ないミニチュアホースたちもいます.ちなみに草食動物にはえさを与えることができて,1カップ100円(2014年12月時点)で楽しむことができます.個人的には一番奥にいるミニチュアホースたちに是非会って欲しいです.ツーショット時にはおすましポーズをとってくれます!
ベンガルトラやライオン(ピューマがお友達だそうです),ニホンザルもいます.規模が小さいのに立派なものです.
志摩市 志摩マリンランド(2014)
志摩半島の賢島にある老舗の水族館です.入るとすぐペンギンの屋外グランドなので,最初から和んでしまいます.食事の時間に間に合うと写真のような光景を見ることができます.結構食い意地が張っています.ここの生き物で一番のスターは(見た目は地味ですが),「ドクターフィッシュ」でしょう.写真のように手を入れると皮膚を食べに来ます.微妙な感じですが,体験の価値あり,です.これ以外に最近話題のギンポの仲間や珍しい色のオコゼ,マンボウ(数が多い!)などが楽しめます.2階にはドーナツ状の大水槽があり,回遊魚の乱舞が満喫できます.ちなみに食事時間には写真のように海女さんがえさをあげます.
仙台市 八木山動物公園(2014)
仙台市の中心部からバスで20分程度行ったところにある動物園です.まずロケーションがすごいです.なんと山の上にあります.アップダウンがあるので,エリアごとの移動は体力勝負です(そうそうきつくはないのですが,歩きなれない人にはつらいかも).そのためか,雨天の際は写真のように霧が出ることがあるようです.非常に幻想的(!)な風景です.
ゾウさんはアフリカ象が3頭,仲が良さそうでした.サルも絶滅危惧種のアビシニアコロブスなど数種類いますが,この日は雨のためか結構おとなしめでした.
この動物園ではトラとしては少し小柄のベンガルトラの繁殖に成功しています.近々他の動物園に2頭移動するので,お別れ会がある,という告知がありました.ライオンもいますが,かなり物憂げ(!)な雄ライオンでした.奥さんが強すぎるのかも知れません.またこの動物園の近くには昔日米野球を行った球場があったらしく,来日第1号ホームランを打ったベーブ・ルースの像がゾウさんエリアの横にありました.
絶滅危惧種として指定されている対洲馬(タイシュウバ)も2頭いましたが,お食事中のためなかなかお顔が拝めませんでした.随分と愛想のいいタヌキ親子やご飯に夢中のラマもいます.ちなみにフタコブラクダは写真のように「側対歩(ソクタイホ):右右,左左」で歩くことがわかりました.これは乗り心地良さそうです.
高知県立のいち動物公園(2014)
高知に旅行した際,事前情報なしに立ち寄りました.高知市内から55号線沿いに(渋滞さえなければ)30分くらい車で走ると標識が見えてきます.場所は香南市というところにあります.
ここがすごいのは,それぞれの動物に合った環境を提供しているというところです.例えば,キリンやシマウマの居住スペースはやたら広いのです.キリンが走ってます.写真はそのキリン(4頭います)のお食事タイムのものです.高床(?)のテラスから飼育員さんがえさをあげるのです.これだけ至近距離でキリンをみることは滅多とないと思います.舌,長いです.キリンの横をシマウマが疾走します.
のいち動物公園には残念ながらゾウさんやライオン,トラはいません.そのかわり,といってはなんですが,超珍しい鳥,ハシビロコウ(ドードーのモデルともいわれています)が2羽もいます!ここのハシビロコウは意外と動きがあります.屋外にいるのは「とと君」,屋内は「ささちゃん」です.ささちゃんの立ち姿は腰が微妙にくびれていてちょっとフォトジェニックです.
園内のレイアウトは本当によくできていて,ゆっくり動物を観察するのにはもってこいです.カピバラさん(屋内と屋外1頭ずつ)や,やたらとやんちゃな野間馬(黒鹿毛)とミゼットポニー(芦毛),妙に気が引かれるモルモット軍団も人気です.忘れてはいけないのが,意外なアイドル,ブチハイエナの家族です.おちびの2頭の仕草がかわいい!ハイエナで和める希有な動物園です.園内には珍しいアナホリフクロウの親子もいますし,マニアにはたまらない空間です.
大阪市立天王寺動物園 (2013)
関西の人間であれば誰もが一度は行った(少なくともテレビでは見た)ことがある,といっても過言ではない超有名な動物園です.昔はチンパンジーのイメージが強かったのですが,今行くと結構バラエティに富んだ動物園だと感じます.大スターはコアラ,といってもいいですが,ここはやはり「日ロ友好親善大使」といってもいいシロクマのゴーゴでしょう.相当に暑そうで,放水がなされていました.ゾウさんも当然スターです.水浴び芸が楽しいです.この他,コウノトリも巨大なケージ内で放し飼いにされていたり,意外とのんびりしたシベリアオオカミがいたり,と見どころてんこ盛りです.園内から通天閣が見えるスポットもあり,ディープ・サウス大阪の雰囲気も堪能できます.
豊橋市立豊橋総合動植物公園(のんほいパーク) (2013)
知る人ぞ知る,というかマニアの間では昔から有名な動物園だそうです.園内は熱帯植物園,博物館,遊園地,動物園の4ゾーン構成になっていて,整備のレベルもかなりハイレベルです.園内には確かにマニア受けしそうな動物で一杯です.中でも夜行性動物を集めた館ではツチブタ(実はアリクイの仲間)やガラコ(小さなサル)などの,普段あまり見ることができない活発な姿を見ることができます.国内最高齢のラッコ(ヤヨイ:19歳!)やちょっと内気なオランウータンのウランちゃん(女の子:お母さんを亡くして一人ぼっち)など,その場を立ち去りがたい気持ちにさせられます.この他,風呂が大好きなヒグマや地元代表の木曽馬など,かなり盛りだくさんです.この日はおちびのゾウさんは怪我のため登場せず,お母さんのみでした.
北海道苫小牧市 ノーザンホースパーク (2012)
苫小牧にある,というよりも新千歳空港から無料送迎バスで20分の距離にある,といった方がわかりやすい,馬好きの聖地です.あの社台グループが運営する馬のテーマパークです.園内には社台G創業者の吉田善哉氏の銅像があり,競馬が好きな人も馬が好きな人も,あるいは広く動物好きな人も楽しめる場所です.冬期は入場料無料になるそうです.馬はサラブレッドだけでなく,乗馬用に繁殖された馬や,ポニー,ミニチュアホースなどいろんな種類がいて楽しめます.個人的にはデルタブルース号(2004年菊花賞,2006年メルボルンC優勝馬)が馬房にいたのがすごくうれしかったです.場内を馬車で廻ることもできます.ちなみに休憩所前で売られているソフトクリームはハスカップとミルクのハーフがむちゃくちゃおいしいです.
横浜市 よこはま動物園ズーラシア (2012)
尊敬する故 増井光子さんが園長をされていた横浜の名所的動物園です.園内は自然を生かした雰囲気のオープンスペースで構成されていますが,レイアウトは相当凝っています.エントランスからすぐの所にゾウさんスポット(芸達者です!)があり,いきなり最初からテンション上がりっぱなしです.ズーラシアには他では見られない珍しい動物が多く,インドライオン,キノボリカンガルー(居眠りをしている茶色の動物です),などをすぐ間近で見ることができます.そして大スターは「おしり」自慢のオカピです.また,とべ動物園のしろくま「ピース」のお母さんの「バリーバ」は今はここで暮らしています.
高知県土佐清水市 足摺海洋館
高知県の西の端,足摺岬にほど近い所にあるこぢんまりとした水族館です.が,中央の大水槽(2階からも観察できます)や珍しいマンボウの展示などなかなかマニア心をくすぐる施設です.マンボウは相当気を遣って飼育されているそうです.ちなみに入り口すぐの所にはアザラシとウミガメの展示施設があり,アザラシの愛らしい仕草を楽しむことができます.
長崎県佐世保市 九十九島動植物園
佐世保の郊外にある動物園です.前は佐世保市亜熱帯動植物園という名称だったところです.地味なエントランスとは裏腹に(!)中身はかなり濃いです.スターは超珍しい「ツシマヤマネコ」と「アムールヤマネコ(残念ながら2012年2月に亡くなってしまいました:後日記す)」ですが,この日はご機嫌が麗しくなく,いいショットは取ることができませんでした.ちなみに,ここのアライグマは,観客が近寄ると壁に向かってジャンプし始めます.その仕草が妙におかしいので,かなり見入ってしまいます.そのほかモグラのトンネルの展示(真ん中下の写真)など,生物の授業に使えそうな施設がいくつもあります.なお,クモザルの相手をしているのは飼育員さんで,サルには触れられませんので,念のため.
長崎県西彼町 長崎バイオパーク
長崎市からまっすぐ北上した西彼町にあります.今や全国区になったカピバラさんの聖地です.なごみ系の動物が多いので,その出来では「ふれあい系の動物園」ではトップクラスではないかと思います.当然のことながらスターはカピバラさんです.結構序列がはっきりしていて,女将(おかみ)さんが強いです.行ったときが冬至でしたので,柑橘(ざぼん)風呂に入っています.この他,フラミンゴやペンギンなど,鳥類にもふれあうことができます.あと,マニア的にはとんでもなく食い意地の張ったアライグマ軍団は見ものです.
名古屋市 東山動物園
何度行っても飽きない,名古屋の宝です.シロクマ,マレーグマなどリアクションに優れた愛らしい動物の宝庫です.お勧めは写真のシロクマ君です.愛らしいことこの上ない!年中楽しめます.交通至便ですが,地下鉄で行くのがお勧め.地下道から動物写真で盛り上げてくれます.
番外編:
大山乗馬センター (2017)
鳥取県西部の大山山麓にある乗馬クラブです.初心者向けの体験乗馬を経験するためはるばる行きました.
乗馬が始まる直前まで大雨で,乗れるのかどうか不安でしたが,幸い完全に上がってくれました.クラブにはこの日は8頭ほど乗馬用の馬が用意されていました.ちなみにこのクラブの乗馬馬はサラブレッドだけではなく,アラブ半血(昔は競馬にも参加.今は乗馬専門),ハフリンガー(馬車馬として有名)など種類が結構あります.ちなみに写真真ん中がハフリンガーの福君です.車でいうと「高級車(キャデラック?)」だそうです.で,僕は体重があるので,力持ちで通っているアラブ半血種の「パウダースノー」君がお相手です.最初は馬場で軽く練習し,その後「森の散歩」という1時間のコースです.ちなみにパウダースノー君はとんでもないくらいの食いしん坊で,油断するとすぐ「道草を食う(語源はまさに馬の道草だそう)」のです.ちなみに家内はサラブレッドのディアマーベル君でした.
森の入り口からすでに緊張!すかさずパウダースノー君は道草を食います.インストラクターの方が「諦めさせて!」と絶叫気味(!)に指導.おかげで以降はうまく「諦めさせる」ことに成功しました.途中舗装路(一般道)にも出るので,結構緊張が続きますが,パウダースノー君は慣れたもの.こちらがお世話になりっぱなしです.森に入ってアップダウンが続き,雨後の悪路にもめげず,ひたすらパウダースノー君に「連れ」られて進みます.結構深い茂みにも入っていきます.でも快適!学生時代,モトクロスをしていましたが,オフロードは馬の方が断然楽しいです.
最後の難関は細い道.左右から好物の草が生い茂っていますが,ここもなんとかしのいで,センターに到着.最後は居並ぶ馬たちに感謝を込めてご飯をあげました.この乗馬クラブは結構歴史がある有名なところだそうです(全く知らずに行ってました).ちなみにJRAの重賞馬も複数います(小倉記念のエクスペディション!ダイヤモンドSのナムラサンクス!).インストラクターの方々も親切で本当に楽しかったです.また乗りたいです!
大分県別府温泉 地獄巡り(2016)
別府温泉の地獄巡りは超有名ですが,地獄の中には動物園(!)も兼ねている場所がありました.
地獄巡りの道順通りに行くと,なんとカバ,ミニチュアホースなどがいるエリアに出てきました.カピバラさんもいらっしゃいます.どうも温泉を利用して暖かい環境を作り出していて,そこで育てているようです.僕個人としては,温泉以上に和みます.
ちなみにここの自慢は相当な数のワニ(クロコダイルなど)を飼育しているということのようでした.確かに半端な数ではありません.長寿日本一の飼育記録も持っているそうです.さすがに環境がよいのでしょう.皆さん,のーんびりしています.
鹿児島県伊仙町(徳之島)闘牛場(2015)
徳之島は全島で闘牛が盛んだそうです.特にこの伊仙町は立派な闘牛場を設置しているように非常に熱心に取り組んでいます.中を見せてもらった際,牛を1頭見せていただきました.意外にもおとなしかったのが印象的でした.気は優しくて...を地で行く闘牛さんでした.
宮古島 宮古馬
在来固有種の馬です.結構小さくて,ポニーより一回り大きいくらいです.池間島に行く途中に見つけて立ち寄りました.
宮崎県 都井岬
鹿児島から志布志経由で入りました.知る人ぞ知る,在来種の馬の繁殖地です.ここはほぼ放し飼いといっていい環境で,のんびりと馬が過ごしています.真ん中の写真はホテルの前の広場です.全く自然に馬がいます.驚きの空間です.
島根県 隠岐西ノ島
隠岐諸島の中で文字通り西に位置する島ですが,ここは断崖に草原が広がり,馬が自然の姿で暮らしています.本当に間近で見ることができます.ここはおすすめのスポットですが,かなりの高低差を歩くことになるので,歩きやすい格好での散策をお勧めします.ちなみに牛もいます.断崖を降りると,奇岩の景勝が広がります.