ヨーロッパの動物園


ヨーロッパの動物園に行くのは結構まれです.何カ所か行っていますが,写真を撮るようになったのは最近です.

ポルトガル
リスボン動物園(2024)
旧市街からは離れていますが,そこそこ交通の便利のいいところに立地している動物園です.当日は32度の気温の中の見学でした.

まずは入口.今までいった中で一番大仰(!)な作りです.ほぼ城壁です.入ると木立の中を抜けていくのですが,それ以降はほぼ木陰なし!日傘要ります.クロサイからトカゲの変わったのまでいろいろいます.

キリンやゾウさん一家もあまりの暑さに,日陰を探して避難しています.本当に暑かったので,水を2Lは飲みました.ちなみに園内では自販機はあってもほぼ使い物にならないので,数少ないカウンター式のスタンドで購入しないといけません.事前に用意されることをお勧めします.


オランウータンやレッサーパンダも暑い中頑張ってました.なお,園内を一周できるゴンドラが設置されており,空中散歩ができます.暑い中,これはお助けでした.

ベルギー
アントワープ動物園(2022)
縁あって5年ぶりの来園です.

オカピやゴリラといったアフリカ系有名どころはさすがの押さえ方です.左端のライオンタマリンみたいなサルは種類はよくわからなかったですが,人気でした.


で,ゾウさんです.こだわりのお食事中だったので,同じようなショットしか取ることができません...キリンもお食事中.ミーアキャットは満腹なのか何なのか.


シマウマやシロサイ,魚たちだって元気です.ちなみに町中はマスクなんて誰もせず...とにかく元気なアントワープでした.

アントワープ動物園(2017)
アントワープは大航海時代に港湾都市として栄え,その後もヨーロッパ有数の港湾として有名です.動物園の歴史もまた相当に古いです.

 
実はアントワープ動物園はアントワープ駅に隣接しています.町の真ん中にあるようなものです.HPもしっかりと整備されており,情報は十分です.料金は日本の水族館並みでしょうか(普通の動物園の感覚なら少し高め?).ゾウさんやキリン,ライオンなど,メジャーどころはしっかりと押さえられています.


少々変わった趣向としては,キリン舎の中でキリンと触れあえる(餌は備え付けのものだと思います)こともできる,という点です.この趣向は他ではほとんど見たことはないです.同じ建物内にあるシマウマにも触れあえる,かも(シマウマは気が荒いですが).海の動物(ゴマフアザラシなど)もいますし,鷹狩り(あるいはフクロウ狩り)のアトラクションなどもそろえています.


珍獣オカピも意外とたくさんいます.アフリカとの距離感が日本よりずっと近い感じです.また,ゾウ舎の前にはオブジェがあったり,と日本やアジアの動物園とは趣の違い(アート?)を実感できます.

オランダ

アムステルダム動物園(ARTIS)(2019)
アムステルダムは大航海時代に港湾都市として大繁栄した町で,現在でも遊覧船をはじめとして海運が盛んです.その町が誇る歴史的動物園に行ってきました.

ARTISは海運博物館から南に2ブロックほど下がったところにあります.門構えはさすが王立です.

入るとすぐ目に入るのがニホンザルコーナーです.海外でニホンザルを見るのは初めてでしたが,人気があるようでした.温室のような中にはピグミーマーモセットなどが放し飼いにされていました.

当然お目当てはゾウさんですが,意外にゾウさんエリアは地味でした.子象もいるのに...隣接のところにはアンニュイな感じのキリンの家族(?)がいたりします.岩山に微妙な位置でアルペンヤギがいたり,突然ペンギンコミュニティが現れたり(少々攻撃的?),となかなか飽きさせません.


ここの最大の呼び物は歴史的建造物を使った水族館です.その使い方が半端じゃないです.建物の構造をそのまま水槽に利用してしまう,というちょっとお目にかかれないディスプレイ方法です.アマゾンの魚などいろんなところの魚を見ることができるのですが,圧巻は「金魚(!)」です.水族館で金魚を見るのはかなり希だと思いますが,ここでは結構な人気のブースのようです.様々な展示を工夫して見せてくれるARTISは,噂に違わぬ「大人のワンダーランド」でした.