担当講義一覧 授業科目:制御工学T(工学部 電気電子工学科) 担当:大森 敏明(工学部 電気電子工学科) 開講学期:平成30年度(2018年度)第3クォーター(講義2単位) 制御工学は,「モノ」や「コト」を望み通りに操るための工学であり,電気系のみならず,機械系,生体系など,広範なシステムに多用される現代工学の有力な方法論である.本講義では,制御理論の要であり,現在でも広く用いられている連続時間の古典制御理論を詳述する. 評価方法:定期試験(70%),小テスト・レポート(30%) 再試験の実施について 日時:2019年2月15日(金) 2限,11:00-12:00 (60分) 場所:C2-201 ・講義で扱った例題,演習問題,レポート課題をよく復習しておくこと ・有資格者のリストは,電気電子工学事務室前の掲示板で確認すること (有資格者の情報に関して,メール・電話等による問い合わせには応じられないので注意すること). 補講 日時:2018年11月22日(木)3限 場所:LR-501 定期試験 日時:2018年11月30日(金)3限 場所:LR-501 (講義で扱った例題,演習問題をよく復習しておくこと) 授業計画: 1.自動制御とは 2.ラプラス変換と微分方程式 3.逆ラプラス変換の計算法とラプラス変換の性質 4.伝達関数の定義 5.過渡応答と基本的な伝達関数 6.ブロック線図とフィードバック制御系 7.定常偏差と制御系の自由度 8.システムの応答の一般式 9.システムの極・零点,ステップ応答とラウスの安定判別法 10.周波数応答とベクトル線図 11.ナイキストの安定判別法 12.ボード線図による安定性判別 到達目標: (1)システムを数理モデル(伝達関数)で表し,(2)システムの応答特性や安定性を解析するとともに,(3)所望の動作が実現されるようにシステム設計を行う,という古典制御理論の基礎的な考え方を理解する.システムの伝達関数,ブロック線図,周波数応答,過渡特性などの古典制御理論の数理を習得するとともに,システムの安定性の判別方法や制御系の設計法を身につけることを通して,自動制御の概念を理解する. |