授業科目:現代制御工学特論(大学院工学研究科 電気電子工学専攻) 担当:大森 敏明(大学院工学研究科 電気電子工学専攻) 平成26年度(2014年度)後期(講義2単位) 概要 : 制御工学は,「モノ」や「コト」を望み通りに操るための工学であり,電気系のみならず,機械系,生体系など,広範なシステムに多用される現代工学の有力な方法論である.本講義では,古典制御理論と共に多用されている現代制御理論を詳述する. 授業計画: 1.動的システムの数理モデル 2.状態方程式の導出 3.状態方程式の解法 4.可制御性と可観測性 5.極配置法 6.オブザーバの設計 7.最適レギュレータ 8.制御工学への計算機応用,制御理論の新展開 到達目標: (1)動的システムを状態方程式で表し,(2)システムの応答特性や安定性を解析するとともに,(3)所望の動作が実現されるようにシステム設計を行う,という現代制御理論の基礎的な考え方を理解する.状態方程式,可制御性,可観測性,極配置法,最適レギュレータなどの現代制御理論の数理を習得するとともに,システムの安定性の判別方法や制御系の設計法を身につけることを通して,自動制御の概念を理解する. 担当講義一覧 |