直線上に配置
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イチゴ

(学名:Fragaria × ananassa Duch. 英名:strawberry バラ科)

イチゴはほかの果菜類ちは違って栄養繁殖する多年生植物である。自然条件のもとでは秋の低温・短日期に花芽分化するが、その後休眠にはいって越冬し、春の高温・長日期になって開花・結実する。

(畑の準備)日当たり、排水の良い畑を選びます。9月末頃に、1u当たり苦土石灰100g、堆肥2〜3kg、緩効性化学肥料100gを全面施肥し、畝幅1mの畝を作ります。

(植え付け)苗の植え付けは10月20日頃に行います。株間は30cmで2条植えとします。株元についているランナー片を畝の内側に向けて植えると花が外側に咲くので管理がしやすくなります。また、植え付けはクラウンの下が少し隠れる程度で深植えは避けます。植え付け後は発根を促すためこまめに灌水します。植えつけた後は苗のスムーズな生育を促すため、こまめに水やりをします。気温の低い11月〜2月まではたまに水を与える程度でよいでしょう。生育を再開する3月中旬頃からは土が乾き過ぎないように注意します。また、この頃からは黄色くなった古い葉を順次取り去ります。 

(追肥とマルチ)
2月下旬〜3月上旬までには追肥を行い、2月下旬〜3月上旬までには追肥を行い、2月下旬に雑草防止と果実の汚れ防止のために黒色のマルチをします。追肥の量は1uあたり化成肥料20gとします。肥料は畝の表面にまくよりも、イチゴの株と株の間に穴をあけて施したり、畝の中央部に条をつけて肥料を施し軽く土をかぶせたりしたほうが、根からの肥料分の吸い上げが容易になります。

(収穫)収穫が始まる頃になると日中の気温が高くなりますので、果実の温度が低い午前中に、十分着色したものから収穫します。

(病害虫)
いおう病イチゴを枯らしてしまう病気で、土壌中の病原菌が根から侵入することによって発生します。この病気にかかると新葉がきれいに展開しません。この病原菌は長く土に残りますので、一度発生した畑では5年以上はイチゴを作らないようにします。
灰色カビ病イチゴの花や実を腐らせる病気です。発見したら取り去り、畑の外に持ち出します。そのままにすると株の中心部まで発展し枯れてしまう場合があります。

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