モルジブのビーチから海に泳ぎ出すとすぐに海底にはこのような模様が見えはじめます。この波の模様はさざなみのあとという意味でリップル(漣痕)と呼ばれています。潮の満ち引きによる波の営力でできるリップルなのでウェーブリップルと呼ばれています。ウェーブリップルとは異なるものにカレントリップルと呼ばれるものもあります。ウェーブリップルは波の作用でできるので岸に垂直方向で断面を切るとリップルの表面の形が対称型をしています。カレントリップルは川の流れのように上流から下流への一方向の流れでできる模様で、非対称な形をしています。堆積岩にこのような模様が見えていたら過去の海のさざなみや川の流れを時を越えて見ているんだと思ってください。