概要:里山は、何百年も「伐って使い、再生」させてきた資源循環の場所でしたが、半世紀以上の放置で荒廃が進んでいま す。 グリーン成長の観点では、輸入木材への全面依存ではなく自国資源の循環利用が重要で、景観的整備だけでは森林は持続しま せん。「資源の見える化」による家具・内装企業への流通経路作りを進めています。詳細は下記URLからご覧ください。参加には事前申し込みが必要です。
コナラやクヌギ、カシ類などが集団で枯死する「ナラ枯れ」が、従来の被害地に加えて関東地方でも増加していま す。これは菌 類による伝染病で、病原菌をカシノナガ キクイムシ(養菌性キクイムシ)が媒介し ます。被害で枯れる樹種 はブナ科の中のブナ属以外の樹種 (ドングリのなる木)で、ブナは枯れません。サク ラ類も加害されることがあります が、枯死 の報告はありません。防除手 法は開発されていますが(枯死木 伐倒および薬剤燻 蒸)、 被害が増えると効果が見込めません。本HPの情 報(ナ ラ枯れ)を確認 し、詳細はご相談ください。 防除 法、被害拡大の特徴について、間違った情報が多 数 出ています。★コーヒー栽培につい て沖縄で研究を始めました。ここをクリック
森林と樹木の健康・病気について、畑作物(草本植物)とどう違うの か,また単 木の病気だけでなく,森林生態系の中での病気の伝搬や被害拡大を念頭に,解説 しました。農学部の学生(森林科学系)・大学院生,樹木医,樹木医を目指す 方々を対象としています。→ 掲載情報 最近の研究テーマと報告
★ マツ枯れ防除:樹幹注入剤の継続使用で枯死木が増加→こ こをクリック
★沖縄県花デイゴ の枯死原因は Fusarium属 菌の 感染であるこ とを報告
新しい論文がPlant Diseaseに掲載されました(2020年2月)。
★巨 樹巨木の倒壊原因に関する研究報告→ 新着情報へ
★つ る植物フジとサルナシの生存戦略の違い
・・・フジが乾燥に耐えられるのはなぜ → 新着情報へ
★ク スノキの水分通導の特性から生存戦略について考 える→ 新着情報へ
新しいページ を追加しました(目次も参照)ドラム缶炭焼き窯とナラ類の炭
神戸市キーナの森でバイオマス利用を考える 2015/10/17
タカサゴキララマダニ兵庫県丹波篠山市, 2013,7月里山では、ニホンジカやイノシシの増加に伴い、ダニやヒルが増加しています。防 虫スプレーで対策をして下さい。ダニが皮膚に付着したら引きちぎらないこと。頭が 皮膚に残ると化膿することがあります。ワセ リンをダニの体全体に盛り上げて窒息させる と落ちるそうです。病気を媒介することがあるので、心配なときは医者に相談を。
- 都市近郊の「木材資源」の利用 →ここをクリック
- 無形の里山資源「エコツーリズム」→ここをクリック
- 里山保全のための「野生獣類の管理」→ここをクリック
- 大木・老齢木の危険性「倒木事故」の認識 →ここをクリック
★マニュアル類
(新着ではありませんが,よく質問されることをまとめ ています。)
- 1. 「里山管 理を始めよう~持続 的な 利用のための手帳 ~」
- 大 住克博・奥敬一・黒田慶 子編著,森林総合研究所発行
- pdfダウン ロード
3.「ナ ラ枯れの被害をどう減らすか」,黒田慶子・大 住克博・奥敬一編著,森林総合研究所発行,
- 2.「ナラ枯れと里山の健康」 黒 田慶子編著
- 全国林業改良普及協会発行(外部サイト)
2012年改 訂版 pdfダウンロー ド
4.「里山に 入 る前に考えること」 森林総合研 究所発 行,2010年 pdf ダウンロード