Laboratory for Applied Human Physiology (LaHp)
人に関する応用生理学
Graduate School of Human Development and Environment
Kobe University, Japan
神戸大学・大学院人間発達環境学研究科・発達科学部
2003
2月5日 Dr. DS O'Leary先生(Wayne State University School of Medicine)
ついにO'Leary先生来日.本当に楽しみにしていました.今回の来日でもすばらしい人間味を見せてもらいました(様子).
講演
日時:12月5日(金)
タイトル:Altered muscle metaboreflex cardiovascular control during exercise in heart failure
第42回日本生気象学会(神戸)で桑原智子さん,若手奨励賞を受賞(10月18日〜19日)
常温環境下での中程度運動時における若年女性の熱放散特性:女性ホルモンおよび体力レベルの影響(桑原智子,近藤徳彦,井上芳光)
左から近藤徳彦,小川徳雄先生,井上芳光先生,桑原智子(懇親会)
9月25日 Dr. Casey A. Kindig先生(Department pf Medicine, University of California-San Diego),来日
講演
日時:9月25日(木)
タイトル:Single muscle cell response to contractions : Influences for whole body metabolic control
Kindig先生は,単一筋細胞での代謝が収縮時のどのように調節されているのかの研究をされており,33歳の若さですが論文数に圧倒されました.気さくな先生でした(様子)
9月19-21日 第58日本体力医学会(静岡)で研究成果を発表
運動と体温の会(桑原さん,優秀賞を受賞)
桑原 智子 性周期および運動トレーニングが常温環境下での動的運動時の熱放散反応に及ぼす影響
近藤徳彦(講演) 運動時における熱放散反応とその調節
学会
運動トレーニングが若年女性の運動強度と汗腺活動の関係に及ぼす影響 (桑原智子,内山朋子,近藤徳彦,井上芳光)
運動時の発汗反応に貢献するセントラルコマンドと代謝性の筋からの求心性入力 (芝崎 学,近藤徳彦)
起立性ストレス下での筋交感神経活動と心拍調節の関係 (一之瀬真志,斉藤 満,林 恵嗣,和田浩幸,近藤徳彦,西保 岳)
異なる2種類の陽圧呼吸法が循環系に及ぼす影響 (和田浩幸,斉藤 満,一之瀬真志,近藤徳彦,西保 岳)
深部体温と皮膚温が筋交感神経活動に及ぼす影響 (林 恵嗣,斉藤 満,小川剛司,一之瀬真志,近藤徳彦,西保 岳)
12月初旬にDr. O'Leary先生,再び神戸へ
Dr. O'Leary先生が5年ぶりに来日決定.筑波の西保先生の提案で1997年から実施している海外の研究者との交流会で二度目の来日となる.現在は,Wayne State University School of Medicine(USA)の生理学部門ディレクターである.大変,楽しみである.
8月2-3日 第11回日本運動生理学会(名古屋)でシンポジウムを主催
古賀俊策先生と近藤徳彦がこの学会でシンポジウムの座長として参加
運動と酸素摂取動態(古賀先生)
運動と体温(近藤)
5月28日-6月1日 第50回アメリカスポーツ医学会(サンフランシスコ)で研究成果を発表
これまで神戸で講演いただいた海外の研究者と交流が持て,有意義な学会であった.Johnson先生主催のシンポジウムであのRowell先生と再び会うことができ,何とも言えない気持ちたった.このシンポジウムでは卒業生の青木先生(東京都立大学)がシンポジストとして発表した.
Changes in sweat rate and sweat conductivity during passive heating in humans (Shamsuddin AKM, Yanagimoto S, Kuwahara T, Zhang Y, Nomura C and Kondo N)
Changes in skin sympathetic nerve activity and heat loss responses to passive heating in humans (Kondo N, Nishiyasu T and Saito M)
4月5日 今年度の桜
2003年 講演会その2
3月19日(水)
講演者:Dr. Barry W. Scheuermann(Texas Tech University)
演題:Integrating metabolic responses with muscle recruitment patterns during moderate and heavy intensity exercise 「運動時の筋動員パターンと代謝反応の調節」
日時:2003年3月19日(金) 17:00〜18:00
場所:神戸大学発達科学部中会議室C
Scheuermann博士は,運動時における筋線維動員の仕方が代謝反応とどのように関わっているのかを,特に,中程度から高強度の運動時に焦点を当てて研究を実施されています.カナダのThe University of Western Ontarioで学位を取得され,現在はTexas Tech Universityの助手.古賀俊策先生(神戸芸術工科大学)代表の企画調査で招待され,神戸大学発達科学部でご講演いただいた(写真).
3月14日(金)
講演者:永島 計 先生(大阪大学医学部保健学科講師)
演題:行動性体温調節−方法論と新しい知見と将来−
日時:2003年3月14日(金) 16:00〜17:00
場所:神戸大学発達科学部大会議室
永島 計先生は,運動トレーニングによる体液増加がどのように起こるのかを中心に,様々な研究をされ,最近では女性の冷え性に関する論文も出されています.ヒトの実験から動物の実験までこなされ,生理学を行う上で理想的な研究者の一人ではないかと,ひそかに思っています.講演会では,行動性体温調節の新しい視点を紹介していただき,また,この調節のおもしろさを教えていただきました(写真).
2003年 講演会その1
2月21日(金)
講演者:松川寛二 先生(広島大学医学部保健学科教授)
演題:運動時の循環調節
日時:2003年2月21日(金) 16:00〜17:00
場所:神戸大学発達科学部中会議室C
松川寛二先生は,運動時の循環調節がどのように行われているのかを動物実験(ネコ)より検討されておられ,世界的にも著名な生理学者です.温厚な先生で,分からないことは分からない,とはっきり言われるところなど,研究者としていつも敬服いたしております.講演会では,1)運動時の循環調節に関係する交感神経活動の再検討,2)交感神経活動の地域性,3)セントラルコマンドと血圧反射の相互作用,4)セントラルコマンドの発現場所の内容を紹介していただき,運動開始時には交感神経活動も素早く活動するという,従来の定説とは全く異なる結果をお示しいただいた(写真).
2月13日(木)
講演者:Harry B. Rossiter 博士(カリフォルニア大学・医学部)
演題:Insights into the control of muscle O2 consumption during exercise from simultaneous determination of [PCr] and VO2 kinetics
「運動時の酸素摂取動態調節:骨格筋エナジェティクスからの考察」
日時:2月13日(木)16:00〜17:00
場所:神戸大学発達科学部中会議室C
Rossiter 博士は,現在カルフォルニア大学医学部のポスドクで,肺の酸素と筋肉での代謝過程との関連についての研究を精力的に行っておられます.イギリス出身の29 歳になったばかりの方で,気さくな人のようです.また,スポーツとしてボート(rowing)でも活躍しておられたようで,最近はコーチも兼任されているようです.すがに,若いという感じで,これからどのような活躍をされるのかが楽しみです.古賀俊策先生(神戸芸術工科大学)代表の企画調査で招待され,神戸大学発達科学部でご講演いただいた(写真).
1月9日
今年も研究室にとって素晴らしいことが多くありますように.