DEC DE-500BA(21143-PC)チップのネットワークボードを Linuxで使うには:tulipドライバの使い方 98/12/?? ●参考文献 ・Linux Japan 1998年 11月号の「いまどきのLinux生活ガイド」p.122〜 ●購入したネットワークボード  上記の参考文献に推奨のDECのチップ名が載っていたのでメディック横田さんに相談し たら, ロジテック DE500BA というのが DECのDE-500BA(21143-PC)チップ を積んでいるとのこと(確かにそのまんまの名前,おそらくチップだけでなくボード全体 かDECのんでないかなあ)。なのでこれを3つ買った。sc208,sc209,sc210の3台のDELL マシン用。  このネットワークボードはPCIスロットに差し込みます。 ●最新のtulipドライバをとってきてカーネルを再構築する。  このネットワークボードを使うにはtulipドライバというDECのチップを積んだネットワ ークボード用のドライバを使用する。/usr/src/linux/drivers/netの下にあるtulip.cと いうのがそのソース。でもできるだけ最新のを使おう。最新のを使って却ってトラブるこ ともあるらしいが,基本的には新しい方がよいらしい。ありかは(ドライバのソースの頭 に書いてあるけど) http://cesdis.gsfc.nasa.gov/linux/drivers/tulip.html である。でこの時とってきたのはver.0.90やった。ちなみに元々RedHat4.2に入っていた のはver.0.79。とってきたtulip.cは/usr/src/linux/drivers/netに置きましょう。で, そうしておいてkernelの再構築を行うわけですわ。このドライバはmoduleとして組み込む のでkernelの最構築時に「Network Device Support」の「DECchip Tulip (dc21x4x) PCI support」で「M」(モジュール)を選んでおく。 ●設定ファイルをいじる  上記参考文献に従って/etc/conf.modulesに   alias eth0 tulip   options tulip options=0 と書き込む。このoptions=0は上記参考文献に書いてあるけど,「10base-Tで使用する」 の意。もし,100base-Tで使用するならoptions=3となるそうな。(この時の)神戸大の LANは10base-Tなのでoptions=0なわです。一応options=3も試してみたけど(笑)あかん かった。  で,RedHatの場合/etc/conf.modulesは黙っていても起動時に読み込まれるらしく,こ れでマシンをリブートすれば無事ネットワークボードが認識された。 ※このメモは1年後の99/12/28に書いたもんですわ。