工業利用を目指した環状ケトンのBaeyer Villiger酸化によるラクトン合成

環状ケトンからラクトンへの合成反応であるBaeyer Villiger酸化は、有機合成において重要な反応の一つである。Baeyer Villiger酸化では、これまでケトンに酸化剤として過酸を使用していたが、副生成物のカルボン酸の中和が必要となるなどの問題があった。当研究室では過酸化水素を用いることで、複製生物であるカルボン酸の生成を防ぎ、効率よくラクトンを生成する触媒の開発を行っている。


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