開 催 日 : 8月8日 (水)
時 間 :
13:30 〜 13:50 応用化学科の説明とそれぞれのテーマ紹介
14:00 〜 14:40 第1回目の実験
14:50 〜 15:30 第2回目の実験
15:40 〜 16:20 第3回目の実験
テ ー マ : 超低温状態では物質はどうなるか体験しよう
内 容 :
テレビ番組などで一度は、液体窒素という物質を見かけたり、耳にされたりしたことがあるのではないでしょうか。それは-200℃という超低温状態を作り出す物質なのですが、この超低温状態とはどのような状態かご存じでしょうか? 超低温の世界では、物質は科学的にどのような状態になり、どのような現象・効果が見られるのでしょうか? 我々の身近にある物で様々な実験をして、超低温状態を実際に体験してみましょう!
1.植物や果物を凍らせてみよう
液体窒素で植物・果物などを凍らせると!? また、常温に戻すと!?
・ 花 → 触ったり、握ったりしてみると...
・ バナナ → 凍らせたバナナでクギが打てるか...
・ ゴムボール → 形や硬さはどうなるか!? 力を加えると...
2.電球を作ってみよう
液体窒素の中に入れたシャープペンの芯に電流を流すと!?
シャープペンの芯はおもに炭素で出来ています。これに電流を流すと、炭素原子が強く熱されて発光する効果があるはずです。(エジソンが発明した電球の原理です。)しかし、空気中だと酸素と反応したり、蒸発したりしてすぐ燃え尽きてしまいます。そこで、酸素の存在しない液体窒素中で、シャープペンの芯に電流を流すと...
3.液体酸素を作ろう
液体酸素を作り、気体との性質の違いを観察してみよう!
ゴム風船に入った酸素を冷やすと...
液体酸素の色はどんな色...
液体酸素に強力な磁石を近づけると...
4.超伝導体を冷却してみよう
液体窒素温度で超伝導状態になる物質の性質を観察してみよう!
常温では全く相互作用しなかった超伝導体と磁石が、超伝導体を液体窒素温度で冷却すると、磁石と反発し合うようになります。これは反磁性を持つ超伝導体のマイスナー効果(磁束が進入出来なくなること)によるものです。