主要研究業績


<著書・訳書>

●宮下 一博・谷 冬彦・大倉 得史(編) (2014). アイデンティティ研究ハンドブック ナカニシヤ出版

編集するとともに,尺度に関する研究について,谷が執筆している。

●後藤 宗理ら(編) (2014). 新・青年心理学ハンドブック 福村出版

第10章「自我・アイデンティティの発達」を,谷が執筆している。

●北山 修・山下 達久(編) (2009). 罪の日本語臨床 創元社

第U部4章「罪悪感の自覚に関する一考察−自虐的世話役と加虐的被世話役」を,谷が執筆している。
本書のまえがきに書いてあるように,土居理論と北山理論を発展させた独創的な論を展開している。

●谷 冬彦 (2008). 自我同一性の人格発達心理学 ナカニシヤ出版

博士論文に大幅な加筆・修正を加え,著者の自我同一性研究のパースペクティヴをまとめた著作である。
Eriksonの漸成発達理論を忠実に踏襲しながらも,部分的には理論的再構成を行い,
自我同一性の漸成発達の構造を理論的にも実証的にも明らかにすることによって,
精神分析学と発達心理学の統合を行っている。
また,自我同一性研究の方法論的問題についても詳細に論述している。
現代の自我同一性研究の全貌がわかる一冊。2008年11月,ついに発刊!!

●岡田 努・榎本 博明(編) (2008). 自己心理学〈5〉パーソナリティ心理学へのアプローチ 金子書房

第1章「アイデンティティのとらえ方」を,谷が執筆している。
新たな分析結果やアイデンティティ概念の層的構造を示すなど,
「自我同一性の人格発達心理学」と併せてアイデンティティ研究者必読!!

●林 邦雄(編) (2006). 保育用語辞典 一藝社

「アイデンティティ」,「危機」,「自我同一性」,「人格」,「青年期」などについて,谷が執筆している。

●白井 利明(編) (2006). よくわかる青年心理学 ミネルヴァ書房

「青年期の自我と自己」,「理想自己と現実自己」,「自己受容」,「自己愛」,
「アイデンティティ」,「甘え」,「青年期の自己形成支援のポイント」など について,谷が執筆している。

●梶田 叡一(編) (2005). 自己意識研究の現在2 ナカニシヤ出版

第7章「自我同一性研究の新たなる展望」について谷が執筆している。

●谷 冬彦・宮下 一博(編著) (2004). さまよえる青少年の心 アイデンティティの病理−発達臨床心理学的考察− 北大路書房

「アイデンティティの定義」,「時間的展望の拡散」,「選択の回避」などについて谷が執筆し,全体の編集をしている。
北山修先生との鼎談も所収。

●Andrew M.Colman 藤永 保・仲 真紀子(監訳) (2004). 心理学辞典 丸善

人格・臨床に関する83項目について,谷が訳している。

●播磨 俊子・佐藤 眞子・澤田 瑞也(共編) (2003). カウンセリングを学ぶ人のために 世界思想社

第12章「カウンセラーと心理学的研究」について,谷が担当。

●鑪 幹八郎・宮下 一博・岡本 祐子(共編) (2002). アイデンティティ研究の展望Y ナカニシヤ出版

「アイデンティティ・スタイルに関する研究」について,谷が担当。

●宮下 一博・大野 久(編著) (2002). キレる青少年の心−発達臨床心理学的考察− 北大路書房

コラム19「愛知・豊川の高校生による64歳主婦殺人事件」について,谷が担当。

●久世 敏雄・齋藤 耕二(監修) (2000). 青年心理学事典 福村出版

「否定的・対抗同一性」について,谷が担当。

●恩田 彰・伊藤 隆二(編) (1999). 臨床心理学辞典 八千代出版

「アクション・リサーチ」,「一般化された他者」,「エスノメソドロジー」,「クライン」,「クライン学派」,
「交差型のやりとり」,「コノテーション」,「少年ハンス」,「ソーン・スナイダー論争」,「対抗同一性」,
「パーソナル・スペース 」,「ピクノレプシー」,「否認」,「不安階層表」,「フィールド・ワーク」,「不条理」,
「論理実証主義」の17項目について,谷が担当。


<論文>

谷 冬彦(2024). 絶望感尺度の構造に関する研究 (U) ―CTCMによる再検討―  神戸大学発達・臨床心理学研究,23,1-5.[new]
谷 冬彦(2023). 自尊感情の構造に関する研究−Self-Esteem Scaleおける3因子構造の検証− 神戸大学発達・臨床心理学研究,22,26-31.
ガンデル・谷 冬彦(2022). 進路選択による自己明確化尺度の作成 神戸大学発達・臨床心理学研究,21,17-21.
谷 冬彦(2021). 特性羞恥感情尺度の作成 神戸大学発達・臨床心理学研究,20,41-45.
谷 冬彦(2016). 「甘え」の多義性−小林・加藤論文へのコメント 青年心理学研究,27,146-150.
谷 冬彦(2013), 青年期における自己形成とアイデンティティ形成:溝上論文への意見論文 青年心理学研究,24,207-210.
谷 冬彦(2012). 青年と自我同一性 青年期精神療法,9,21-26.
谷 冬彦・原田 新(2011). 新たな親密性尺度の作成 神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要,5,1-7.
古屋肇子・谷 冬彦(2008). 看護師のバーンアウト生起から離職願望に至るプロセスモデルの検討  日本看護科学会誌,28,55-61.
谷 冬彦(2008). アイデンティティ形成と性同一性 臨床心理学,8,330-335.
谷 冬彦(2007b). 人格心理学領域における研究動向と展望 教育心理学年報,46,72-80.
谷 冬彦(2007a). ポピュラー音楽と男性アイデンティティ 現代のエスプリ別冊 セルフ・アイデンティティ,147-156.
谷 冬彦(2002). 絶望感尺度の構造に関する研究 神戸大学発達科学部研究紀要,9,331-341.
谷 冬彦(2001d), アイデンティティ・ステイタス・パラダイムに対する批判的検討(T)−基本的問題−
  神戸大学発達科学部研究紀要,9,31-39.
谷 冬彦(2001c). 青年期における同一性の感覚の構造−多次元自我同一性尺度(MEIS)の作成−
  教育心理学研究,49,265-273.
谷 冬彦(2001b). 日本語における時間表現と過去展望 神戸大学発達科学部研究紀要,8,333-344.
谷 冬彦(2001a). 青年期における自己嫌悪感の感情状態の構造−佐藤論文におけるデータの再分析を通して−
  青年心理学研究,12,57-62.
谷 冬彦(2000). 青年期における「甘え」の構造 相模女子大学紀要,63A,1-8.
谷 冬彦(1998). 青年期における基本的信頼感と時間的展望 発達心理学研究,9,35-44.
谷 冬彦(1997b). 青年期における自我同一性と対人恐怖的心性 教育心理学研究,45,254-262.
谷 冬彦(1997a). 青年期における自我同一性の漸成発達の構造に関する研究 新潟大学大学院
  現代社会文化研究科 博士論文(未公刊)
谷 冬彦(1996). アイデンティティの文化的差異に関する一考察 −日本文化とアイデンティティ−
  現代社会文化研究,4,181-201.



<その他>

谷 冬彦(2009). 思春期のうそと秘密−自立の始まり 児童心理,63,1051-1055.
谷 冬彦(2001). 青年という物語−少年から大人へ− 青少年問題,48,13-17.
谷 冬彦・石郷岡泰(1996). 友だちとうまくいかない子の悩み 児童心理,50,791-795.




<所属学会>

SRA(Society for Research on Adolescence )
日本心理学会
日本教育心理学会(「教育心理学研究」常任編集委員 2004年1月〜2006年12月,2005年度城戸奨励賞選考委員)
日本発達心理学会(「発達心理学研究」編集委員 2003年1月〜2003年12月,2011年1月〜2012年12月)
日本精神分析学会
日本ポピュラー音楽学会
日本青年心理学会(2021年3月退会)



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